まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

そいつは、銀色みを 帯びた身体を 横たえていた。
「おはようさん!あっ、まとう鯛やおまへんか。」
「新鮮やったさかい、こうて来たんですわ。Gはん、きはったら、おろしてもらお思いましてな。」
「まあ、一息いれさしとくれやす。お茶でも、飲まんと…」
「はよ、はよ、飲んで、これみとくれやす!お腹ん中に、何か入ってますのや。不自然な形に膨れてますやろ?気色わるうて、はよ見たいんやけど、自分でさばくのいややから、待ってましたんや。」
「相変わらずの自分勝手ぶりですな。ほな、さばきまひょか。うわっ!なんだす、この魚!何が入ってますのや…なんや固いでっせえ。とりあえず…お腹だそかいな。」
Gは、慣れた手つきで、魚の内臓を取出した。
「ひぇ~!胃袋、でっかいですなあ~。こんなかに、謎の物体Xが入ってますのやな!うち、ブラックジャックになった気分ですわ!メス!やのうて、包丁!」「へえっ!」
「汗!やのうて、汁!」
「汁て、なんでっか?」
「風邪で、鼻水が…」
「汚いですやんかっ。うちが拭くんでっかあ?」
「……わわっ!みなはれ!れんこ鯛が、丸々入ってましたでっ!20センチくらいありますな!しかも釣り針付きで!」
「まとう鯛の中の、れんこ鯛!鯛の鯛ですな!」
「煮て食べよ、とか思いなはんなや!一匹、得した、とか言うて!」
「えっ!そ、そんなん、当たり前やおまへんかっ!」つうく