まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

「あ~あ、又雨ですなあ。梅雨明け、いったいいつですやろか。」
Bは、Gの顔を見るなり、こぼしはじめた。
「梅雨はええですけど、大雨はやめてほしいですな。足濡れんの、気色悪い。」「昔…雨の夜にな…」
「な、なんだす?怖い話やないやろな?」
「違いますがな。雨の夜に犬のうんこ、手で掴んでしもたことがありますのや。」
「はあ?犬のうんこですか?又、なんで?」
「ほら、うち昔、犬こうてましたやろ。でっかい秋田犬。」
「はなちゃんでしたな。名前。」
「その日、台風がきてましたんですわ。外、真っ暗で見えへんかったんやけど、飛んだら危ないから、植木鉢やら、しもてましたんや。ふと、芝生の上見たら、大きな石がありましてなあ…」
「掴んだんですな?」
「へえ、そらもう思いきり。まさか、うんこや思いまへんから、ぐっと握りましたんや。素手で。」
「軍手ぐらいしなはれ。」「こんもりと、しとりましたがな。あの犬。」
「ばば掴んだ、っちゅうわけですな。あの頃のあんさんみたいに…」
「うん、を掴んだんですわっ!」
つじく