まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

「あかん、このローラー隅っこまで塗れまへんでっ。それに、下地がみえまっせ。」
「自分の顔塗るみたいに、丁寧に二度塗りしたらよろしいんや。」
女将達は、せっせと店内の棚を塗っていた。
作品が映えるように白く塗る事にしたのだ。
「Gはん、うち、こんなん向いてまへんわ。綺麗に塗れまへんで。」
「あんさん、ただ飽きただけですやろ。ほんまに、すぐあきますなあ。インゲンの筋取るのんかて、5本で飽きたし」
「10本とりましたでっ!それに、蟻の巣やら蟻地獄見てんの、飽きまへんで。だから飽き性違いまっせ。なっ」
「何が、なっ、や。とにかく、今日中に仕上げまっせ。昨日から、塗りはじめたらお客さん来ますんやから。普段、けえへんくせに!こうなったら、ずうーと、塗りたくろか!
みんなが、うちの邪魔するんですわっ!
何かしよと思たら邪魔しよるんですわっ!
けどな、邪魔がはいるっちゅう事は、頑張りなさい、ゆう事やて、言うてはりましたで。」
「誰がですか?」
「なんや、ほら、焼き肉のタレみたいな名前の人ですわ。」
「ああ、あの人でっか!あの人テレビで時々見ますなあ。
それはそうと、暑いし、飽きたし…なんか壊してもええですやろか?」
「人間関係壊す覚悟あるんやったら、好きなもん壊しなはれっ!」
つるく