まそほ繁盛記 | 梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき

まそほ繁盛記

女将Bは焦っていた。
ご飯が炊けていないのに、客が来たのだ。
しかも、Gはまだ来ていなかった。
『ああ、どないしょう、ご飯まだですがな、15分はかかるし…いつもの注文しはったら大盛やろし…とりあえず、Gはんにメールしとこ』
Bは、客に少し待って貰えるように頼んでみた。
いつも来てくれている人達なので、こころよく了承してくれたのだが、気が気でないBは、厨房でうろうろしていた。
「おはようさんだす。なんやびっくりしましたわ。
いつもより早いですなあ、来はるの。」
「ああ~Gはん。焦ってましたんや。炊飯器がうちにいやがらせをして、ご飯がなかなか炊けまへんのだすっ!」
「スイッチ入れんの遅かったんと違いますか?
そら炊けまへんわな。」
「いつもやったら、ぼうっとしとったら、すぐに炊けるのに、なんでですのん?いまいましい炊飯器ですわ。」
「いつも、ぼうっとしてる時間が、そんだけ長いっちゅう事ですわ。あっ、炊けましたでっ!」
「炊飯器はん、いつもご苦労様ですなあ。今から頭開けさしてもらいまっせえ。パカっと」
「あほや」
つつき