まそほ繁盛記
「こうてきましたで!こうてきましたで!」
Bは、Gの顔をみるなり、一冊の本を差し出した。
「Bはん、これBOOKOFFでかいましたんか?」
「違いまっせ。普通の本屋でこうたんだす。第6版やて。」
「楽しみですなあ。他のんと比べたり、色々遊べますわな。」
二人が、うきうきと眺めているのは、国語辞典だった。
先日、赤瀬川源平の「新解さんの謎」という本を読んだ二人は、いたく興味をそそられたのだ。
その本は、新明解国語辞典が、いかに面白い辞典であ るか、という事が、掲載されている語句を引用しつつ、洒脱な文章で書かれていた。
「昨日、うちな、少し読んだんですけど、おもた通りでしたわ。例えば、売り払う、いう言葉な、『本来、売ったらいけない物を、やけになって売る』やて。」「すごいですなあ、あっ、うちらも新解さんてよびまひょか。」
「新解さん、ただものやおまへんなあ。」
つつく
Bは、Gの顔をみるなり、一冊の本を差し出した。
「Bはん、これBOOKOFFでかいましたんか?」
「違いまっせ。普通の本屋でこうたんだす。第6版やて。」
「楽しみですなあ。他のんと比べたり、色々遊べますわな。」
二人が、うきうきと眺めているのは、国語辞典だった。
先日、赤瀬川源平の「新解さんの謎」という本を読んだ二人は、いたく興味をそそられたのだ。
その本は、新明解国語辞典が、いかに面白い辞典であ るか、という事が、掲載されている語句を引用しつつ、洒脱な文章で書かれていた。
「昨日、うちな、少し読んだんですけど、おもた通りでしたわ。例えば、売り払う、いう言葉な、『本来、売ったらいけない物を、やけになって売る』やて。」「すごいですなあ、あっ、うちらも新解さんてよびまひょか。」
「新解さん、ただものやおまへんなあ。」
つつく