露天風呂と称するベランダで
裸で椅子に座らされ縄で固定されていきます。
萎えた自分のチンポを見つめながら情けなさに呆然としておりました。
次第に段々と寒さに身体が震え出し止まらなくなり始めます。
するとエリ様が縛り終わるまででしょう
肩にバスタオルを掛けて頭を抱いて
「頑張るんだよ!」と声を掛けてくれました。
「はい!」
その励ましがうれしくて、全く意気消沈していたのですが
少し元気が出てきました。
考えてみればお二人ともこの寒い中
コートもブーツも脱いだ薄着で
一生懸命に可愛がってくれているのです。
頑張ろうと思いました。
顔もタオルで覆われテープで巻かれ目隠し状態になります
頭を抱えてくれているエリ様の腕の温もりと
咲様の縄捌きの様子だけが感じられます。
ようやく縛りが終了しタオルもはずされ放置されたのですが
何故か急に耳の中が痒くなり始め我慢できなくなり
もがき始めたのですが今回は緩みがなく手が全く動かないと思った途端
何故か急に猛烈な恐怖心に襲われ!
パニックなる自分を制御出来なくなりそうで
暴れたら余計に大変なことになる
身体の震えは寒さなのかパニックってのか判断できず
これはマズイ!と思い
出来るだけ冷静に
「ギヴアップです。助けて下さい」とお願いしました。
大きな声を出すとそのままパニクって暴れる自分が想像できます
「ごめんなさい、許して下さい」
声が震えています。
ダメです訳の分からない恐怖心が頭を支配しています。
さすがに直ぐに異変を感じた咲良様は
僕の頭を優しく抱き抱え
「大丈夫!大丈夫よ。今助けてあげるから、深呼吸しなさい」「はい」
「私は誰?」「咲様です」「うん、大丈夫よ」「はい」
震えながらも一生懸命深呼吸を繰り返す僕。
「大丈夫だからね」とゆっくりとテープを外していく咲様に
幼い子供に戻って母親に甘えるような感覚を覚えました。
何十年ぶりの感覚でしょう?とっくの昔に忘れていた感覚。
幼き頃、男の子としての自覚を持って以来、封印してきた甘えの感覚。
目隠しの暗闇の中、私の親不孝のまま死んだ母親の温もりを思い出しました。
そういえば、エリ様にはどこか僕の母親の面影が・・・
そんなことも重なったのでしょうか?
一生懸命縄を解いてくれている咲様
とても永い時間に感じましたが
縄が解けても震えが止まらない僕
完全に脱力してしまいお部屋に戻ったら
エリ様が何も聞かずに「お風呂にお湯張ってあるよ」と言ってくれた。
うれしかった。
冷え切った身体をバスタブに沈め落ち着きを取り戻し始めたら
何故か涙が出ました。
悔しかったのか?うれしかったのか?懐かしかったのか?
人に甘えることを良しとせず生きてきた人生
でもその強がりは咲良様の前では
開放してもいいのかなぁ~?そして
もっと身を任せてもいいのかなぁ~と思いました。
先ほど首締めを受けた時に
身体に力を入れ抵抗していたら
「受け入れなさい!」と叱られ
身体の力を抜いて落ちてもいいやと思ったら
とても楽になり気持ちよくなりました。
そうです私自身に咲様に対する信頼感がないのですね
どこまで出来るかわかりませんが
これからは咲様を信頼して任せて受け入れてみようと思います。
多分今後も大事に至るとこはないと思いました。
今は咲様に出会えた幸せを感じています。
エリ様にも感謝です。
つづく