平成最後の家族観戦!! | 団塊Jrのプロレスファン列伝

平成最後の家族観戦!!

どうも!!流星仮面二世です!!

さあ今回はですね、4月13日に茨城県のつくばカピオアリーナで行われました

「Road to レスリングどんたく 2019 開幕戦」

行ってきましたので、その模様をお送りいたします。

さて、今年は中学3年になる三世。いよいよ受験生ということもあり、本年度はG1と東京ドーム以外は、プロレス観戦をセーブするようにと冬休み早々の段階で発令がありました。本人も、これは仕方ないと納得していたのですが・・・

「SAKURA GENESISはいいよね?ギリギリ2年生だし・・・」

と・・・そういや、あれは進級前。だいたい春休み最終日とかだったな。まさにレフリーのブラインドをつくかのような三世のインサイドワークだったが、しかしながらSAKURA GENESISだけに、明日ありと思う心の仇桜ということか・・・それが1.4でのあの発表でした。

「も~!!なんで今年に限って両国じゃなくMSGなんだよ~!!」

本当だ・・・まさかニューヨークのMSGで新日本がやるとは・・・これは予想できなかったなぁ・・・

「ねぇお父さん、ニューヨークに行きたくない?」

な、なんだ突然、そのアメリカ横断ウルトラクイズみたいなセリフはぁ!?しかし、まあ世界の檜舞台・・・かつてWWWF、WWFの本拠地だったニューヨークはプロレスファンなら憧れの地だし、おれなんかは71年にアリvsフレージャーの歴史的戦いが行われた場所としてMSGは行ってみたいところだよ。でも、ちょっとファミマにファミチキ買いに行くようなわけにはいかないしなぁ~。残念ながら生観戦、次はG1までお預けだな・・・すっかり意気消沈する三世でした。

しかし、それは1月末のことでした。

「うぉーレスリングどんたく!!うぉっー!!」

おいおい、ニューヨークは遠いけど福岡県は近いってかぁ?ここは茨城だぜぇ~?なんて思っていると・・・


な!?レスリングどんたくの開幕戦が、茨城!?

これまでプロレス観戦で数々の奇跡を見せてきた三世だが、それにしても、両国のSAKURA GENESISがないなら、レスリングどんたく開幕戦が茨城とは・・・

そりゃ偶然かもしれないが、昨年の水戸のオカダのサイン会に今回とくれば、こいつはやっぱり引きの強さを持っているとしか思えない。まあ中学3年にはなってしまったが、今回はなったばかりということで・・・

こうしてボク、三世、そしてここに前回の2018年3月4日から1年1ヶ月ぶりとなる茨城の最終兵器、しゃべる木星大赤斑、肉体磁気嵐とも言われるウチの嫁、マスクド・スーパーマザーを加え、平成最後の親子観戦に出陣です。

三世の観戦の真はもちろんオカダ。嫁は・・・実は最近の嫁の新日本プロレスにおけるステータスはレスラーよりリングアナの阿部誠さんなんです。元々、声が好きと言っていたのですが、1年前のこのつくばで嫁は大会終了後に話しかけ、すごく優しく対応していただいて、それから阿部さんのファンなんだそうな。昨年の水戸では嫁は行けませんでしたが、大会終了後に嫁がファンなんでお写真撮らせてもらってもいいですか?というと、超優しく対応していただき・・・


これは水戸のときの画像です

今回、嫁は阿部さんとの夢のツーショットが目標なんたそうですよ~。

そんな我が家に対し、この日、40年来の幼馴染の流星仮面2号を名伯楽に「ジャイアント馬場 20thメモリアル ~ジャイアント馬場展~(受け継がれし王者の魂)」で小学2年生ながら大人顔負けの昭和プロレスの知識を披露した2号の双子のご子息、殺戮のスーパーライブサウンドシステム、動くふたご座流星群と言われるM・Tマシーンズが地方初観戦。同会場にいながらもドームではできなかったボクと幼馴染との双方親子がプロレス会場で・・・という夢が、この日、実現です。

いやぁ~しかし、あれだねぇ~。小学生の低学年から時間あればプロレスと釣りの話ばかりしてたおれらが、お互い子供連れて釣りも行くし、こうしてプロレス会場にも一緒に来るようになるなんてねぇ・・・うれしいよ。なんて心地よさもつかの間。マシーンズはボクがおみやげに持ってきた80年代のプロレス雑誌を争奪戦です。そして開場入りの待ち時間では、ちょっと飽きてしまったのか?2号にアームロックをかけ出す始末。それなら・・・そこでボクからクイズです。その技で猪木さんに腕を折られたのは、だ~れだ?フフフ、さすがにわかんないだろ~。

マシーンズ「ペールワンっ!!」

わ、わかんのか・・・

というか、問題出しておきながらなんだけど、即答ももちろん、平成も末期にして、現在の新日本プロレスの会場の前で小学3年生がペールワンをハモるとは、なんて末恐ろしい・・・

よーし、じゃあもう一問だ!次は難しいぞ~。力道山、木村政彦vsシャープ兄弟の試合が行われたのはズバリい~つだ~?

マシーンズ「えっと・・・2月16日?」

2号「おしいなぁ~。それはシャープ兄弟が来日した日だよ~」

マシーンズ「ああそうかぁ~」

なんだー!!ある意味、正解よりすごいこと話てるじゃないか!!というか、これは本当に昭和47年生まれの人と平成22年生まれの人の会話なのか!?

そしてこのやり取りを聞いていた三世。

「ダメだおれ、ぜんぜんついていけない・・・」

いや、むしろそれが正常だ。おそらく今日ここにいる人、みんなついていけないだろう。すごすぎるのよ、あなたたち!!

その後も復活のインターナショナル選手権のトーナメントの話からドリーとテリーの兄弟対決の話、猪木vs大木戦、藤波vs前田戦などなど、まぁ~出てくるわ出てくるわ・・・ここで2号がボソッと一言放ちます。

「いやぁ~、このプロレス話を受け止められる人が周りにいなくてねぇ~」

そ、そうか・・・おじちゃんのプロレス仲間はみんなハイスペックだから、話したいときはいつでもおいで・・・

というわけで試合です。

第1試合 15分1本勝負
辻陽太 vs上村優也

この試合、よかったですね~。何がって上村のステップオーバー・トーホールドからのアキレス腱固めがよかったですよ。やっぱりね、こういう基本技ですよ。若手時代、基本技。近年は、ここを飛ばしてしまっているプロレスが多いように感じます。打撃はエルボーじゃなく、張っていけばいいんですよ。ロープ振ったらドロップキックじゃなくショルダーアタックでいいんですよ。でも、さすがにそこまではですね、時代的なものがあって無理かもしれませんけど、この日のこの試合には昔から新日本にある両者の気持ちのやり合いですね。そういうのが見えて、よかったですね~。この日、個人的にはベストバウト。一番いい試合だと思いました。

第2試合 20分1本勝負
トーア・ヘナーレvs成田蓮

試合が始まると前の席のファンが「レンレン!!」「レンレーン!!」と連呼していて、その都度、三世と顔を合わせて、レンレンってなんだ?とやっていたんですが・・・もしかして成田蓮が蓮だからレンレン?なんですかね?その辺、よくわからないんですが、どうやらへナーレンレンじゃないことは確かなようです。しかしまあ、よく考えますなぁ・・・

さて、成田はボクと三世の間で今、ブリッジが好評価であります。今の新日本のレスラーのブリッジ、正直よくないですね。ジャーマン・スープレックスなどのブリッジ技が、申し訳ないですけど持ち上げて落としてるだけで、ブリッジが生かされてないんですよ。そこにきて新日本で今、一番いいのが成田ではないかなと思います。これをゼヒ生で見たかったのですが、この日は得意技が不発で見れず。う~ん残念。またの機会に期待しています。

第3試合 20分1本勝負
海野翔太、永田裕志、小島聡 vsエル・デスペラード、金丸義信、鈴木みのる

この試合は海野ですね~。海野は今回、鈴木軍相手に大奮闘だったので、おそらく好評価されると思いますが・・・まだまだ、もっともっと鈴木軍と絡んで、メタメタにやられてほしかったというのがボクの個人的な意見でした。そしてシリーズではまた鈴木軍と戦っていってですね、で、そこからこう、這い上がってく姿が見たいと・・・思いましたね~。今、若手が海外に行き、凱旋してスター的になる流れがありますけど、なにもそればかりじゃなくてもいいと思うんですよ。こうして戦っていってやられながら強くなっていく、スターになっていくというのもね、いいと思うんですよ。海野は試合中、すぐ「うぉー!!」って吠えるので好きじゃなかったんですが、この日の「うぉー!!」には価値を感じました。

第4試合 30分1本勝負
本間朋晃、矢野通、真壁刀義 vs石森太二、タンガ・ロア、タマ・トンガ

これはまず本間ですね。いやぁ~動きがよくなってましたね。上半身の固い感じがなくなり、体ごといく技も何度か見せました。以前の動きにかなり近かったですね。これはうれしかったですね~。今年の年末のタッグは復活かな~。

あとカレールー石森ですね。何がというわけではないんですが、やっぱり我が家では昔からカレールーと呼び親しんだこともあり、出てくるとつい応援してしまいます。それにしてもいい体ですね。トレーニング、節制、欠かさないんでしょうね~。動きもいいなぁ~。

第5試合 30分1本勝負
田口隆祐、マイキー・ニコルス、ジュース・ロビンソン、後藤洋央紀 vsヒクレオ、チェーズ・オーエンズ、バッドラック・ファレ、ジェイ・ホワイト

この試合はジェイへの反応ですね。こうなってからは地方では初めてなので注目したいと・・・と思いきや、まだレスラー誰もいないリングに

「あべさーん!!」

の声が。そう、リングアナ交代で阿部さん登場なので、どうやら嫁のスイッチが入ったようなのです。まあ気持ちはわかるが・・・今日はレスラー応援もどうだい?

「ちがうのよ阿部さんねぇ、結婚してんのよ。子供もいるのよねぇ~」

な、何を目指してんだキミは・・・

さて、話を戻して、ジェイ、目を引きますね~。入場時も戦ってるときも、会場はジェイが出てくるとジェイから視線が外せなくなるんですね。無意識にジェイに集中するようになってました。何かをするわけじゃないんですが、何するのか?何かするんじゃないか?という、そういう心理ですよね。これまでの戦いで、こういう意識を見ている人に持たせたんだなと感じられました。おもしろい存在になってきましたね~。

あとジェイは、戦っているとき以外の、コーナーにいるときや自軍とのやり取りとか相手チームの煽り方とか、こういう細かい、ちょっとファンが見えないところもうまくやってましたね。この日はタッグ、人数多かったんで目まぐるしく、ブーイングの方は一度も起きませんでしたが、しかし見渡すとですね、やっぱり見る人のジェイへの集中は高いですね。

最後にもうひとつ。この日、実は会社の同期の同僚が初めて家族で観戦しに来ていたんです。この同僚と奥さんは元々プロレス好きで観戦しに行ったりしてたそうなんですが、子供たちは初めてのプロレスだったようなんです。で、子供たち、最初はまったく食いつかず、つまらなかったと・・・でも、この試合で田口見てから楽しくなり出し、変わったと言うんですね。これは大きいと思いました。やっぱりボクらファン目線、大人目線にどうしてもなってしまい見失いがちですが、プロレスの入り口と、入ってから、ですね。こういうラインがあるかないかで、その後がかなり変わりますもんね。勉強になりました。

第6試合 30分1本勝負
獣神サンダー・ライガー 、YOSHI-HASHI、飯伏幸太 vsTAKAみちのく、タイチ、ザック・セイバーJr.

いやぁ~タイチですね。やっぱりこう、リングに目を向かせるのがうまかったですね。タッグでもシングルでも存在感が薄まらず、しかも継続しますね~。ジェイとはちがうヒールぶり。このふたりの対決、見たいなぁ~と思いました。

飯伏はですね、これは本当にボク個人の見解なんですが、試合の良し悪しは相手によるんだなと思いましたね。この1年前、観察しておりましたが、相手のよさを引き出す相手やテンポよく攻めてくる相手だと素晴らしい動き、試合をして光るんですね。でも、おれがおれがって選手とか、相手に動かさせて試合を組み立てる選手なんかだと、らしさが出ない、出せない・・・ように感じました。いろいろなレスラーと戦うのもいいのかもしれないですが、飯伏に必要なのは確固たるライバルの存在なんじゃないかなぁ~。なんて思いました。

第7試合 30分1本勝負
SHO、YOH、ロッキー・ロメロ、石井智宏 、オカダ・カズチカvs鷹木信悟、BUSHI、内藤哲也、“キング・オブ・ダークネス”EVIL、SANADA

さあメインです。思えば昨年、水戸でのサイン会。三世の「またIWGP取ってください」に笑顔で親指を出してくれたオカダ。そのオカダが王座に返り咲いて、王者として最初に姿を現すのが茨城とは夢にも思いませんでした。今回の席はリングサイドとはいえ入場も退場も干渉しない本部席の後ろです。なので接近はできませんが、IWGP王座返り咲き一発目のベルト姿は、しっかり焼き付けたいところです。

メインはロスインゴから入場が始まり、続いてケーオス。六本木のみなさん、石井と入場します。そして一番最後、いよいよオカダが入場です。入場テーマと共に大歓迎。そこに登場し花道を歩くオカダ・・・う~ん。華も貫禄もある。なにより、このどっしりとした感じですね。やっぱり最後はオカダだなぁ~と感極まっていると、なんという幸運。リングサイドまで来ると、左に向きを変えてこちらに歩いてきました。

おおおー!!

三世によれば、デザインは同じですが新調されたというベルト。そのベルトを見せながらオカダが接近してきます!!うぉー!!オカダさんこっちです!!水戸で「またIWGP取ってください」って言った子ですよー!!ほらぁー!!あの日と同じレインメーカーの帽子を被ってますよー!!オカダさぁーん!!

もちろん、こちらに来たのは偶然、たまたまだったと思います。でもなんか、ベルト奪回後の初披露のベルト姿を、こうして真っ正面から誰より早く目にできたのは、なんだか約束を果たしたぞと、来てくれたような・・・そんな妄想をせずにはいられませんでした。とにかくうれしくて、親子3人オカダへコールです。三世は完全にスイッチオン。ボクも大音量で叫びます。しかしこのとき、痛!!の声が・・・嫁、どうした?

「オカダーって叫ぶとき、親指で鼻突っついちゃった。おー痛い」

なにやってんだおめーは・・・レスラーが流血するのはわかるが、客が流血するなんて聞いたことねーぞ・・・

と、まあとにかくエキサイティングなまま試合となりましたが、我に返って見てみると、気になったのは内藤ですね。ちょっと技のミスが気になりましたね。いつもやる相手をコーナーに付けておきロープを飛んで足を払って座らせておいて、またロープを飛んで相手を蹴りながらイン、って、やるじゃないですか?あれを失敗したんですね。でも、これはたまたま失敗したとして、あのロープを蹴りながらスイングするDDTありますよね?あれも失敗したんですよ。相手が交わしたように見えたんですが、あれは失敗に見えました。勢いはいつも通りなんですが、うーん、足がついてきてない?のかなぁ?たまたまならいいんですけどねぇ・・・

あと、鷹木信悟ですね。新日本に登場して半年経ちましたか・・・正直、どんなレスラーなのか、ボクはいまだにわからないんですよ。いやいや流星仮面二世さん、鷹木はドラゴンゲートにいて、大日本、全日本でもすごく活躍したレスラーなんですよ~。と・・・言う人もいるかもしれません。しかしです。昨年の10月8日、両国に登場してからしかボクは知らないんですよ。以前のことはわからないんです。新日マットに登場してからしか知らないんですよ。そして、そういうファンが現時点で、ボクの他にもたくさんいるんですよ。そういう新たに知ったファンに、この半年で何を見せたのか?なんですよね。まだ遠慮しているというか、本領を発揮していないように思えます。ウワサに聞くスゴさを、新しい元号には見れるよう願っております。

さて、全体を通して気づいたこと・・・今回は、これは!!と思ったことはタッグマッチですね。このタッグマッチですが、生観戦においては、通常のものはまだしも8人、10人タッグとなると問題となるのがコーナーにいるときのレスラーです。映像では感じませんが、実際の観戦だと、せっかくリングサイドにいてもコーナーのレスラーの背中でリング内が遮られ見えない、ということは実はこれまで多くありました。実際に三世と行き始めた2014、15年くらいはファレとギャローズ、アンダーソンの背中を見て試合終わってしまったなんてこともあったんです。しかし近年は、気づくとそれがなくなっていたんですよ。

これ、なんでかな~と思ってたんですが、あれなんですね。タッグのときはレスラーはコーナーに立たないで場外、エプロン越しに中腰で座って待機するようにしてるんですね。一見すると場外落とされたとかスタミナ切れとか乱闘上がりのダメージのせいとか、もちろんそういうのもありますけど、何もないときでもタッグではこうしてるんですね。で、タッチのときはエプロン上がると・・・観戦しに来たお客さんへの配慮という点から、こういう細かいところを拾って改善するというのは、これはできそうで、なかなかできないことですよ。すごいことですよ。まあ昔のファンからすると、いやいやタッグの醍醐味はコーナーにいてタッチできるか、できないかがね、あのね・・・となるかもしれませんけど、この視点、問題点の拾い方ですね。ここは一社会人として見習わなければならないとこだと思いました。やっぱり利益上げる会社はちがうなぁ~。つくづく勉強になりました。

今回は開幕戦にして、ライブ配信があったこともあってか、いつものつくばカピオアリーナより座席数を多く設置したようで前の席との間が狭かったです。しかしこのギッシリした感じが熱狂をさらに煽った感じがありました。そして・・・自分ら家族の他、幼馴染とマシーンズ。それに会社の同期の同僚の家族に会社の大先輩の親子に、トレーラーの窓に鈴木軍のタオルを張り会社に来る運転手さんと・・・見渡せば、なんと知り合いの多かったことか・・・平成の最後の茨城の大会は、みんながいました。今日を楽しみに日々をがんばり、み~んな、来たんだなぁと・・・うれしくなりました。令和は、つくばがシリーズの開幕戦に使用されるのが定着するといいなぁ・・・そんなことを思いました。

三世はオカダのベルト姿に歓喜。そして嫁は無事、阿部さんとのツーショットに成功。家族で最後の平成のプロレス、楽しかった。また来よう!!

最後までありがとうございました。