過去ブログ・メモリアル~タイガーマスク・ファン列伝!~
過去ブログ・メモリアルは今のブログをやるまえにやっていたボクのブログの記事をこちらに移植したものです。
今回は07年10月17日に更新した
「タイガーマスク・ファン列伝!」
をお送りします。それではお楽しみください♪
今日はサイドにもあるタイガーマスク・ファイナル・コレクションのお話!!(※以前のブログにはサイドに広告欄がありました)
実はこれを売っているのを発見したのはもう3ヶ月前にもなる。
その日は何気に古本屋に行きちょっとエロDVDでも物色するかなぁーなんて思って店に入ったらいきなりガラス棚にタイガーの姿が・・・うぉーっ!!こんりゃー発売されたのは数年前だがオークションでもなかなか出てこないシロモノのモノじゃーないか。もちろんファンとしてタイガー関連のビデオは持っていたんだけど、友達に貸したりしているうちに消息不明になっちゃったのが多くて・・・この際タイガーの試合はDVDでバシッと決めたいし、なにより欲しい!!で、値段は!?
2万と2800円
どおおぉー!!定価が3万円だからそれでも安くはなっているがおれの月のこずかいじゃ・・・仕方がない、少し貯めるかぁ・・・
それからというものおれは節約しながら2週に一度は売れてないかどうか店に見に行って・・・金にめぼしが付くまで売れてくれるなと願いながら狙っていた。店の人もガラス棚の前に定期的に来る謎の客にかなり不信感を抱いていただろうな。
それからしばらく日が経った。金も貯まってきてもう自分にもゴーサインを出せる、そんなタイミングまできていた矢先だった。それは突然だった。こういうオチはアリなのか・・・なんとおれが日々狙っていたタイガーマスク・ファイナル・コレクションはあろうはずもない形で我が家に降臨したのだ。
なんと奥様が買ってきやがったのだ!!
元々奥様もプロレス好きだしこのDVDのことも話してはいたが・・・実は奥様、先日放送されたアメトークのプロレス特集を見た際、あまりの懐かしさに刺激されタイガーマスクを見たくなったというのだ。
「お店の店長も言ってたけどこれなかなか売ってないんだってね」
そうそう、これはホント見かけない・・・っておい。ていうかおれが数ヶ月、がんばって金貯めたのに自分はそんな理由でアッサリ買いやがって!!どの家庭の予算で買ってきたんだよ!?しかも値切って2万1000円で買ってきやがった。まったくいつもながらカツオも真っ青な世渡り方には脱帽だ。仕方ない、今回だけは割り勘だぜ(と言いつつ結局おれ1万円で済んだ。ラッキー♪)ま、結果オーライということで早速見るか♪
普段から娘、息子にもタイガーは見せているので、みんなで見るかとパッケージを開けて見る。本品は通常のDVDのケースに入っているようなスタイルではなくアルバムのような形でちょうど写真集にDVDが入っているような感じだ。これはファンにはうれしい。ではいよいよ・・・とページを開きDVDを取り出そうと思ったそのときだった。
で、DVDが入っていない!!
ぅおー!!明日が見えない!!こんなに引っぱっておいてパッケージだけで2万円かぁ!!そりゃ店長もなかなか売ってないって言うわ!ていうか売ってくれ!とにかく古本屋に電話!!
「もしもし!?今日そちらでタイガーマスク・ファイナル・コレクションDVDを買った者ですが、中身が入っていないんですけど!」
「はい!?どういうことでしょうか・・・」
「DVDが入ってないんです!!」
「は!!少々お待ちください!!」
こうして待たされること2分・・・どうやら中身は別のケースにて保管されていたようで・・・それを入れ替えずにそのまま渡してしまったということなのであった。結局もう一度お店に行きDVDを渡してもらい無事にタイガーを見ることができましたとさ・・・
タイガーマスク・グラフティー
メキシコ遠征時代。NWA世界ミドル級王座に輝く
今なお最高の使い手といわれるジャーマン・スープレックス・ホールド
サマーソルト・キックが炸裂
タイガーが尊敬するカール・ゴッチと
さぁここからはミスター管理人・自薦!名勝負集!あの頃に戻って!!
昭和56年4月23日 蔵前国技館
衝撃のデビュー戦です。このフィニッシュのジャーマン・スープレックス・ホールドはまさに芸術品!!
後の佐山の話ではこのマスクがイヤでイヤでしかたなかったと・・・目も小さいし口も小さい上にカッコがわるかったのがなにより・・・
そんなデビュー戦のマスクだがファンの間ではけっこう伝説である。製作したのはなんとおもちゃ会社のポピーであった。
昭和56年12月8日 蔵前国技館
地元ではジェット・シンにもハンセンにもアンドレにも負けないメキシコのヘビー級トップのカネックと対戦。
ファンはあまり賞賛しませんがおれはこの試合は面白かったと思います。
画像は今じゃ誰も使わなくなっちゃったロメロ・スペシャルでカネックがタイガーを追い込む名シーン!!最高!!
昭和58年2月7日 蔵前国技館
WWFジュニアヘビー級選手権
こいつが出てきたときはテレビに釘づけになりましたね。正体不明、姿形はタイガーなのに黒い・・・本当にアニメから出てきたんじゃないかと子供心に恐怖心も満々でした。
試合ではジャーマン・スープレックスを急所蹴りで返すという、これまた子供心にショッキングなやり方でタイガーを追い込みました。最後にはそれを防いだタイガーがジャーマン・スープレックスを炸裂させて勝ったときは喜んだっけなぁおれ。夢がありましたね・・・
昭和58年4月21日 蔵前国技館
NWAジュニアヘビー級王座決定戦
vsダイナマイト・キッド
キッドとの名勝負数あれどこれがベスト・バウトだと信じてやまない!!とにかくお互いのいいところが最高に出た試合だったと思います。
タイガーはキッドのツームストーンパイルドライバーで頚椎を痛めた過去があるので、キッドがその体勢に入ると本気でドキドキしたのを憶えています。たしかテレビ中継もスペシャルでやったんだよなこの回は。すごかったなぁ。
昭和58年6月2日 蔵前国技館
NWAジュニアヘビー級選手権
vs小林邦昭
タイガーのライバルといえばこの人を抜かして語れない!!
小林といえばマスク剥ぎ!!とにかくタイガーのマスクを破き剥ぎ取りまくった。小林がマスクを取ってしまえばタイガーの正体が見れるけど正体を明かしたらもうタイガーはいなくなっちゃう・・・このジレンマが当時のおれをはじめ全国のちびっ子ファンを釘付けにしたもんさ!!
ちなみにおれは小林邦昭と誕生日が一緒♪
昭和58年8月4日 蔵前国技館
NWAジュニアヘビー級選手権
vs寺西勇
vs寺西勇
これがタイガーの最後の試合・・・人気絶倒の虎は突然姿を消した。
泣いても笑っても・・・とよくいうが、この最後はむしろ泣いた方だ。しかしこのわずか2年4ヶ月だったからタイガーが伝説になったのかもしれないな・・・
タイガー最後の技はタイガースープレックスだった。それはファンにさよならという意味を込めて放った一撃だったのかもしれない。
その寺西戦で引退を決意していたタイガーがイギリスに出向き、ダイナマイト・キッドと極秘で“真の引退試合”を行ったというレア画像。
もちろんお客さんも他のレスラーもいない。ギャラもない。場所も道場である。でもタイガーの気持ちに答えたキッドはここでの対決を受けてくれた。戦いを通して得たふたりの友情がどれほどのものだったのかがよくわかる。
今、佐山は復帰しタイガーのマスクを被りリングに上がっている。しかしおれはそれは見ないようにしている。いくら運動能力がいい選手がいても、今のレスラーにタイガーマスク以上の動きをする人がいても、そして佐山自身でも・・・もうタイガーマスクはできないのである。タイガーマスクがタイガーマスクであったのはあの時代だったからだし、あの2年4ヶ月間だったからなのである。誰も真似できない、誰も超えられない・・・だからいつまでもファンなのである。