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不定期シャドバ覚書

デジタルカードゲーム『シャドウバース』の対戦環境を考察するブログです。
管理人による自由気ままな考察を書き連ねていこうと思います。
おそらく誰も見ないでしょうが、管理人による自己満足と備忘録として残していければと。
当方ネメシス使い。

 

 

 TCGにはだいたい大会があり、そのルールはBO3と呼ばれるものです。このBO3というルールの存在ゆえに、ランクマと大会では流行しているデッキが違い、環境も変わってきます。

 

 BO3とは、デッキを2つ以上用意し先に試合に2勝したら、その勝負そのものに勝利するというルールです。なぜこのような面倒くさいことをするかというと、TCGはデッキ相性とカードの引きという運要素を含むため、1試合だけで勝敗を決めてしまうと、運だけの勝利が多発してしまうためです。

 

 そのため、3回ほど勝負をすることで、勝敗に占める実力の割合が増えるということです。さらに、シャドバは相手のデッキを禁止するBAN制度を用意しています。

 

 この2つのルールの組み合わせを、公式ではBO3/1BAN制と呼んでいるようですが、この制度により大会はよりメタゲームが激しく行われるようになり、デッキ構築も特定のデッキに対するメタに特化したものが多くなります。

 これが大会環境の特徴です。

 

 しかし、ランクマの環境はそれとは大きく異なります。ランクマは1試合だけで勝敗を決めるため、その時のマッチング結果に左右されます。また、上級ランクに到達するためには、連勝を重ねることが近道なため、できるだけ多くのデッキに勝てるような構築が望ましいです。

 これはプレイヤーができるだけ多くの試合数をこなそうとすることを意図して、ゲームがデザインされています。試合数が多ければ、アクティブ人口が増えるため、ゲームビジネスとして望ましいのです。また、バトルパスの報酬もそれを後押しさせているといえるでしょう。

 

 このためランクマではメタに特化するよりも、様々なデッキに対し総合的に勝てるほうが勝率が上がります。構築はシルバーバレット(特定のカードのみのメタに特化したカードを入れること)が少なくなり、汎用性の高いデッキが多くなります。

 

 ちなみに、全てのデッキに勝てるようにすることは不可能に近いので、Tier list上位の複数のデッキに対するように構築が組まれます。ランクマ環境でも、ある程度特定のデッキに対するメタゲームは働いていますが、大会環境ほどではありません。

 

 このようにランクマ環境と大会環境ではルールが違うので、ある程度構築の意図も変わってくることに注意が必要です。大会で結果を残したデッキをそのままコピーしても、それがランクマ環境で強いとは限らず、また、逆もしかりといえるでしょう。

 

 ちなみに、管理人のデッキ構築記事は、全てランクマ環境を意識しています。そのため、汎用性の高い構築となっています。