1月11日に第99回全国高校サッカー選手権大会決勝が行われました。
結果はPK戦の結果、山梨学院の優勝でした。
熱い戦いに胸を打たれました。
惜しくも準優勝となった青森山田高校のキャプテンが代表で会見をしたのですが、非常に印象深いことを言っていました。
■「つもり」でした
「昨年(の決勝で)悔しい思いをしてから1年間……こだわってきたつもりでしたが、やはりそれは『つもり』でした」と唇を噛んだ。
青森山田高校は全国屈指のサッカー強豪校。
何人もプロサッカー選手を輩出しています。
青森山田高校は今年はずっと対外試合無敗を続けていたのですが、唯一の敗戦がこの決勝だったのです。
前年大会も優勝候補に挙げられていて、決勝で敗れて準優勝。そこから青森山田の選手たちは勝ちに拘って活動していたのですが、最後の最後に敗れて、「つもりでした」と悔しさを滲ませる発言となったのです。
■ダンスするマーチング
サッカーでいうと昨年末に女子サッカーの皇后杯決勝に浦和レッズレディスが進出しました。
惜しくも準優勝で終わったのですが、そのハーフタイムに行われたショーを見て驚きました。
ハーフタイムショーに出演されたのは、京都橘高校吹奏楽部。2曲を披露されたのですが、1曲目からステップを踏みながら演奏している。そして2曲目の「SingSingSing」に釘付けなったのです。
皆さんで踏むステップが本当に激しい。
初めてみた光景で衝撃的でした。
皇后杯でのパフォーマンスで興味を持つようになり、Youtubeを見てみたら、京都橘高校吹奏楽部は海外でも人気がある、日本でもファンが多くいる有名な吹奏楽部なんですね。そこでみた動画にすっかりハマってしまいました。
「SingSingSing」は京都橘高校吹奏楽部の代名詞になっているとのことです。
京都橘高校吹奏楽部は2012年と2018年にアメリカのローズパレードと言う、正月のローズボウル前に行われるパレードにも参加して賞賛を浴びていました。
このローズパレード、アメリカで行われる世界最高峰のマーチングフェスティバルで、全世界からエントリーがあるのですが、10数組しか選ばれない非常に狭き門なのです。
しかも一度選ばれたら5年は出場できないルールがあるとのこと。
そこで2回も出るのは非常に珍しいとのことでした。
京都橘高校吹奏楽部にはSingSingSingに憧れて吹奏楽部に入部される生徒さんが多いとのことです。
■「つもり」じゃダメ
京都橘高校吹奏楽部はテレビでも紹介されていました。吹奏楽、マーチングに青春をかける高校としていくつかある強豪校のひとつで取り上げられて密着されていました。
京都橘高校吹奏楽部の部活は本当に厳しくて、運動部顔負けです。
演奏の練習に加えて、演奏しながらのステップや激しいフォーメーションを行うための練習もするのです。
だけど、新入部員1年生はSingSingSingをやりたかったので、練習で「Sing」のステップを教わるときは本当に嬉しそうでした。
加えて吹奏楽部の目標である全国マーチングコンクールに出るために、そこで金賞を取るために血の滲むような努力をします。
新入部員の方々も、「SingSingSing」をやりたいと憧れて入部をしているので、厳しい練習にも泣きながらでも食らい付いていました。
テレビを見ていてとても感心したのは、SingSingSingのステップを1年生に指導するときに、同じパートの3年の先輩も一緒に手本を示しながらステップの練習をされていたところです。
下級生に指示、指導だけじゃなくて、一緒になってマスターしてもらおうと練習の手本を示されていたのです。
これは本当に素晴らしいと思いました。
テレビで見た密着の中で、SingSingSingのステップを1年生に何度何度も同じ箇所の練習をしている場面がありました。
汗まみれ、半泣きで食らい付いている1年生が楽器を上手く正面に向けないことについて「意識してる?」とリーダーの先輩が問います。
「前に向いているつもりでやってます」と1年生の子が答えると、
「つもりじゃダメ」と言います。
「自分がここまでのつもりでも、見ている人にはどう見えてる?」と言うのです。
■つもりじゃ意味がない
吹奏楽に青春をかける高校生の熱量は本当に熱いです。
そしてこの「つもりじゃダメ」も本当に深い言葉です。
吹奏楽で全国を目指している高校生。全国大会に出て優勝のみを目指して奮闘をして決勝で敗れた高校生。このいずれの高校のリーダーから発した言葉。
「つもりじゃダメ」
本当にやり切れていたとしても、結果まで追及しているので、ここまでの言葉が出てきたのですね。
私は極真空手に入門をし、黒帯目指して日々稽古に出ていました。そして初段昇段のお許しをいただきました。
ご指導をいただいた先生、先輩からは黒帯になってからが本当の修行だと言われたました。
なので「これからが本当の修行」と思い定め、今の自分に満足はしていないか。と問い続けるようになっています。
そして今回この高校生たちの熱い気持ちを見て更に強く思うようになったのです。
自分はまだ空手の一部しか知っていない。だからここで止まることなく、より深みを求めていこう。
そのように思いました。
ただ思い詰めることではないとも思っています。
ひとつでも僅かでも昨日よりも今日、ひとつの技、技の解釈を覚える。そう言う積み重ねを丁寧にやっていこうと思いました。
「つもりじゃダメ」は今自分のやってることに満足するのではなく、少しでも僅かでも続けていくことだと思ったのです。
それにしても京都橘高校吹奏楽部を見ていると本当に感動してしまいます。
今でもよく見ています。
見ていて毎回感動してしまっています。。。。






