家庭の救急箱にアロマを

 

【健香堂】溝江あゆみです

 

 

ここ何日か、スクール向けのアロマクラフトのことばかり考えていたり、

ずっと気になっていた洗濯洗剤・柔軟剤の手作りしていた時に

ふっと思ったんです。

 

 

手作り、楽しい~~おねがい・笑

 

 

私が物心ついたときから実家は鍋でご飯を炊いていました。

計量カップは使わず、水も手で計る

もちろん、それは私にも姉にも受け継がれ

ご飯は鍋でしか炊いたことがありません。

 

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とにかく食事に気を使っていた母

当時20代だった私は社会人になり外食が多い毎日

いつも母は食生活の事を気にしていました

 

亡くなる前に私に向けて言った言葉も、

「ちゃんと食べなさいよ」でした。

 

病床でただただ見ているだけだった私は

その後、痛切に思ったんです

 

 

大切な家族がまた私より先に旅立つ時

母の時と同じように見ているだけなんて、絶対にいけない

そう思い、ターミナルの方へ何をしたらいいのか

また、母への償いの気持ちもあり介護の現場に入りました。

 

 

それがきっかけで、医療のこと、薬のこと、介護する側の姿勢

介護される側の気持ち、面会に来る方々の気持ち

たくさんの思いに触れる事が出来ました。

 

 

その頃から、母が言っていた「ちゃんと食べなさいよ」という言葉が

いろんなことに繋がることに気づいたんです。

 

 

介護の職についていた当時、アロマに興味を抱き

本を買い、せっせと化粧水やら、パックやら作りまくっていました。

 

今みたいに基本的な知識がなかったですが

本当に楽しくって。

 

 

お米を研いだ後のとぎ汁の下にたまった糠でパックしたり

日本酒に無農薬のお茶っぱを入れて化粧水にしたり

アロマだけではなく、口に入れられるものでも作りました

 

 

料理も無水鍋に替えて色々作りました

それは今も変わらず続いています。

 

 

手作りを楽しいと思えたのは、やっぱり母のおかげ

母の思いがそうだったから

 

「ちゃんと食べなさいよ」

シンプルな言葉だけど、全てを語っている

食べるということは、生きること

「母親」っていうものが、この短い言葉で表れている

 

 

手作りの心って、母の思いなんですね

 

 

強制的でもない、多くを語るわけでもない、

本当にシンプルな思いだと感じた今日頃ごろでした。