背割り伝説の真犯人は、私たち製材業者でした。
正確には、私たち製材業者の先輩達です(もちろん全員ではありませんが)。
含水率が30%ぐらいの背割り付きの柱を平気で乾燥材として出荷していたのです。当時は、乾燥に関する知識を有する人が、建築業界にも少なかったために、その柱が乾燥していると信じて施工しました。
すると、乾燥しているはずの背割りが開き不都合が生じるものですから、「背割りの入った柱は使えない」となったわけです。
つまり、現在の乾燥技術で作られた含水率13%以下の背割り付きの柱は、安心して使えるのです。しかし、一度失った信用を取り戻すのは容易ではありません。
という事で、現在の背割りのないKDの柱がメジャーになっているのは、こうした過程を経た結果なのです。