この写真が出たらもう、
ここはもう、
「鳴子温泉郷」
ですわね。
娘が小学4年生で「伝統工芸」やら「47都道府県」やらお勉強したわけで
そこで何故か出てきた「鳴子」「こけし」というキーワード。
そして「ママ、ここまで行くのは遠い?」という問いかけ。
「んー、ぎりぎり行けないことも無いかな」
ということで、春休みドライブの目的地は鳴子温泉になりました。
お勉強した場所に興味を持って行けるというのは子供にとって良さそうだし
私も行ってみたかったんです、鳴子。
20年以上も前、友達の運転で仕事終わりに下道で仙台へ行ったのね。
暗い曲がりくねった山道、それだけでも恐怖なのに
暗闇に浮かび上がる大小さまざまなこけし
そしてこけしの微笑み
私、恐怖のあまり叫んだわ。
その日からずっと「ちゃんと昼に鳴子に来てみたいな」と思いつつ
20年以上が経っていたのでした。
温泉街を車でウロチョロ
温泉巡り用の無料駐車場を見つけて車を置き
タオル等の入浴グッズを背負って、まずは駅まで歩きましょう。
あちらこちらで湯気がたっています。
それとは関係なく、あちらこちらで硫黄の匂いがするので、娘不機嫌です。
駅で温泉郷の地図をゲットしました。
ネットでもダウンロードしていたけど、やっぱりこっちのが見やすい。
駅にも足湯がありますが、他の人が使っていたのと足湯をすると靴下が変な感じになるということでスルー。
そこからウロウロとお土産屋さんを覗き、
目的としていた温泉へ向かうも
一歩手前ですごく硫黄の香りがする場所があって
「私もう無理。車で待っているから二人で入ってきて」
と娘。
駐車場の戻りつつ、目を付けたお土産屋さんでこけしストラップを買いつつ
「硫黄の匂いが少ない温泉はありますか???」
と聞いてみましたが、温泉がありすぎてわからないから駅の観光案内所で聞いてみた方が良いよ、と言ってもらい駅へ向かう
↑たくさんあるのよ。
で、それぞれ質が違うし。
営業時間も違う。
ふてくされている娘を引き連れて確認しました。
あのね、平日の日帰り入浴やっているところが少ないし、
温泉によっては日帰りは15時からってところもある。
案内書の人に聞いても、私が目星をつけていた二か所に絞られた。
「ねぇ、ママの行こうと思っていたさっきの温泉にもう一度行ってみよう。
で、ホテルの人に匂いがキツイか聞いてみて、あとホテルの中も硫黄の匂いがするか嗅いでみようよ。それで無理そうだったら、もう一つの温泉に行ってみない?」
と提案し、いざ行ってみることにしたよ!↓
「鳴子ホテル」
徒歩の方用の入り口は駅に近い裏口
全然立派じゃないので疑いながら入る娘。
そこからフロントまで、長かったー
まずエレベーターで2階へ上がって、フロントまで端から端よ
でもね、それが楽しかったの。
老舗ホテルの宴会場とかがある廊下をウロチョロ
異空間ですよ
不思議の国。
やっと立派なフロントロビーへ到着して、私は聞きます
「あのー、娘が硫黄の臭いが強いのが苦手なのですが、ここの温泉はどうですか?」
「んー。こちらへ歩いていらっしゃるときは結構硫黄の香りがするけれど、みなさん浴場はそんなに気にされずに過ごされるようです。館内はこのように気になるほどではございませんし。」
と。
娘にチャレンジするかどうか聞こうと振り返ったら既に
「入る」
答えは決まっていました。
2階のフロントから5階へエレベーターで上がるのにまた端から端への移動です。
それもまた楽しい。
「鳴子温泉で一番大きい浴槽らしいよー」
なんて盛り上がりそうな情報を披露しつつ
洗面台には化粧水と乳液のお試しもあるし
浴場には洗顔・顔パック・シャンプー類は二種類もあって、超リッチ気分
姉は思わず
「さいこ~」と、とろけていました。
いやほんとに気持ちいお湯で、近くにあったら年に2回くらいは通いたいわ。
これが人生最初で最後かな?
いや、マジで、また来たい!
なんとかかんとか念願の「鳴子温泉で入浴」を叶えることができました。
お風呂から上がると、ちょうど日帰り入浴終了の15時となっていました。
入浴証を返しにフロントへ行くと、続々と宿泊客が到着
いいなー
到着時には閉まっていた管内施設も明るくなり、売店も開店していました。
温泉まんじゅうや温泉卵でも買おうと思いましたが、それはありませんでした。
姉と娘も色々物色していましたが「ホテルは高い」と。
まぁ、売ってる物も違うけどね。
はぁ、なんとかかんとか済んだぞー。
湯めぐり駐車場まで歩いて移動です。
途中で、姉も小さいこけしを買いました。
そのお店、今日3回目の訪問だぜ。
なかなかいい感じに少し遅れ気味でスケジュール消化です。
帰りますよ。