あー怖い怖い、不安で不安で仕方がない
とてつもなく逃げたい。来るな!来るな!
でも、そんなこと思っていても時間だけは過ぎてゆく……。
時間からは逃げられない。
現実から逃げようとするかの様に深く、長い眠りについたね。
眠りの世界に逃げることが許される時間はもう、残り少ない。
どうしてもっと、もっと、もっと……
どうして私はずっと子供のままなんだろう?
大人になりたくないから、大人になれないのかな?
大人のマナーなんて知らない、大人のルールなんて知らない。
知らないけれど、知ってて当たり前なんだって
出来てないと、出来ないと大人として恥ずかしんだって。
大人になんてなりたくないのに、大人の仲間になんてなりたくないのに
それでも、体だけ、年齢だけ、時間だけが私を大人にして行くんだ……。
私は子供。ずっと子供、子供だった。甘えてた。
大人にならなきゃいけない時が来たんだ。
でも、それでも。わたしは大人になりたくないから、大人の仮面を被るんだ。
上手く出来るかな?上手くなりきれるかな?
皆はコツコツ大人になる準備をしてたのにね。
今まで他の子が身に着けてきた大人のマナーやルールを私は、
短期間で覚えなくちゃならない。
それが大人の社会で生きていくのに、大人を演じるのに必要なことなんだ。
すっと子供ではいられないんだ、ずっと子供で大人になれない子は世界から消されちゃうから……。
だからね
私は
子供のまま、大人の仮面を被り続けるんだ。