おはこんばんにちわ石渡真修です。

久しぶりにブログを書きます。


楽園ダイバーが終演しました。

ご来場頂きありがとうございました!!

客席にbills(ファンネーム)をみつけると

とっても嬉しい気持ちになって

普段の200%の力がでます。ありがとう。





大変だったけど楽しかった。

また人間として

得られる経験がたくさんあった。

呼んでくれためぐさん(わかばやしめぐみさん)

には感謝です。


楽園ダイバー。

超ざっくり言うと。

現世の人間が死ぬ直前に

干支の世界に飛び込んで旅をする話。


旅したねー。

お客さんみんなで、旅してる気分でした。


不思議なもんでビビットにその瞬間を生きることが主演をする時に1番大事なことなんですが、何故かというとずっと受けの芝居なんで

自分の中に物語の経験値を溜めていかなきゃいけないって言うか説明難しいですけど。

じゃないと途端に作品はただのセリフを順番に言いながらそれっぽくやってる作品になっちゃうので。


今回は特にそれが強くて

お客さんの呼吸がとても感じやすくて

毎日その空気に合わせながら

強めに感じたり、フラットに感じたり

対する演者さんの体調とか声の感じとかで

自分のテンポ変えたり、間をつめたり

お客さんと演者の

集中力下がってるなーって思ったら

びっくりするくらい動き変えてみたり。

お客さんに届いてないなーと思ったら

声の圧をあげてみたり

テンポ下がってるなシーンがだれてるなと

思ったらとんでもないくらい

テンポあげてみたりラジバンダリ。

一気に何個のこと考えてるだろってくらい

色んなことを同時に無意識なのか意識的になのか考えてるんだけど何も考えず役として生きるっていう矛盾やってのけなきゃいけないのが楽しかった。


僕がビビットに感じれば感じるほど

お客さんは作品についてきて一緒に旅をしてくれます。その感覚が楽しくて。

演技って舞台って楽しいですね。


物語の話に戻りますが。


こうすけは現世に戻り、本当に自殺したのか。


個人的な意見としては

多分してないです。はい。

最後。母の愛を受けた。

それが一番大きいです。


死ぬ12分前まで戻れるんですが

洋平とビルの屋上で待ち合わせして、合流したくらいかな。


そこに戻ったこうすけは

干支の世界を旅して成長して

母の愛を受けたスーパーこうすけだからです。

最後の最後で考えが変わったはずです。


洋平に全てを背負わせてしまうことが

一番辛いことですから

死んでしまったら逃げですからね。正直。

洋平と対峙して。わかったんでしょうね。

これ自分で死ぬことが正義じゃなくて

痛みを受けながら向き合っていくことが贖罪だって。


母ちゃんにかっこいいとこみせたいですからね。みてくれてるのがわかりましたから。


みててね。母さん。

母さんが見守ってくれてるなら

僕は何だってできる。


の気持ちで、行ってきますを言いました。


楽しかったなあ。楽園ダイバー。

大変だったけど。笑笑

口パサパサなるし。


共演者の皆様もスタッフさんも大好きでした。

「申さんと共に過ごした時間は決して忘れません」ってセリフがあるんですが


あそこでみんなの顔が浮かんできて

なんならお客さんの顔も浮かんできて

セリフを変更して

「申さん達と」に変えました。


出演者みなさん全員素晴らしかったですが

一番やり取りした亀ちゃんと杉浦さんは

本当に素晴らしかった。


亀ちゃんは明るい雰囲気と

実は本人スーパー繊細な人柄と

お芝居で支えてくれて

杉浦さんは裏で座組を盛り上げてくれました。


個人的な意見として

優しくて繊細な人ほどお芝居が上手です。

表面じゃなく深層の話ですけど。


長々とすいません。そろそろ締めますね笑笑

書き出すと止まらなくて


めぐみさん。本当にあったかくて

パワフルで、素晴らしい演出をありがとう。

スタッフさん達も。


そして何よりお客様。

いなきゃできないんだから。舞台。

たっかいお金払って。ドキドキしながら

開演を待ってくれて

中には手紙やプレゼントをくれる人がいる。

どういうこと!?素晴らしすぎない!?


だから僕たちは

強引ではなく自然に

舞台上から何かを届けたいなと

常々思っております。


本当にありがとうございました。

これからも石渡真修の応援。よろしくお願いします(*^o^*)


次は6番シードさん。

癌を患っている彼女を支えるダメ男らしいです。なにそれ絶対やりがいあるじゃん。

みにきてね。