皆さん、こんにちは!

ともちゃんまんです!

9月になって、初の投稿になりますが、
今日のきのこ観察のイベントで、初発見したものも
いっぱいだったかと思います。

とある山で、自然観察会が開催され、
足を運んだところ、
こんなものがたくさん採れちゃいました。

カメムシタケ



カメムシタケ


カメムシタケという冬虫夏草ですね!
いっぱい採れちゃったけど、インテリアになりますね。
きのこが虫に寄生していることから、寄生菌として
見ても間違いないと思います。
そもそも毒性が確認されておらず、
違う種類の有毒きのこの菌糸が二重寄生されている可能性があるという理由があって、食用にはなりません。
冬虫夏草は、この形態からインテリアや個人的な研究に利用するのが無難だと思われます。
しかも、カメムシタケに限らずセミタケやツクツクボウシタケやハチタケ、オサムシタケ、サナギタケ、タイワンアリタケなど
幾多の冬虫夏草が確認されています。

ここで、素朴な疑問ではあるものの

なぜ、スズメバチ、アリ、カメムシ、セミの幼虫、オサムシなど寄生対象が限定されているのか?

冬虫夏草が特定の昆虫にしか寄生しないのは「宿主特異性」という性質を持っているからです。

これは病原体や寄生生物が、特定の宿主にのみ感染・寄生できる性質を指すのです。

​冬虫夏草の場合、この宿主特異性は主に以下の理由によって生じると考えられています。

1. 免疫応答の回避
昆虫には、体内に侵入してきた異物を排除する免疫システムがあります。冬虫夏草菌が特定の昆虫に感染できるのは、その昆虫の免疫システムを回避する独自のメカニズムを持っているためです。例えば、免疫細胞による攻撃を防いだり、特定の化学物質を分泌して免疫システムを抑制したりします。他の昆虫、例えばカメムシタケの胞子がカブトムシやクワガタムシに寄生する過程ではこの回避メカニズムが機能しないため、感染が成立しません。
​2. 生理的適合性
​冬虫夏草菌は、宿主となる昆虫の体内環境に適合するように進化しました。具体的には、宿主の体温やpH、栄養素の組成などが、冬虫夏草菌の成長に最適な状態である必要があります。異なる種類の昆虫では、これらの生理的条件が異なるため、菌がうまく増殖できず、寄生が成立しないのです。
​3. 宿主の行動を操作する能力
​一部の冬虫夏草、特にアリに寄生する種(アリタケ)は、宿主の神経系に作用して、特定の行動を操作する能力を持っています。例えば、胞子を飛散させるのに最適な場所まで宿主を誘導し、そこで死なせるように仕向けます。この行動操作のメカニズムも、特定の昆虫種に対してのみ機能するよう特化していると考えられます。
これらの理由から、冬虫夏草は種ごとに異なる宿主をターゲットとして進化し、その結果として、寄生する昆虫が限定されているのです。この宿主特異性は、冬虫夏草を分類する上でも重要な手がかりとなっています。



これまでの話を言い換えると、
​たとえば、インフルエンザウイルスは鳥や哺乳類に感染しますが、特定の型のウイルスは鳥に強く、他の型は人間に感染しやすいといった宿主特異性を持っています。このウイルスが人間の細胞に感染できるのは、ウイルス表面のタンパク質と人間の細胞表面の受容体が「鍵と鍵穴」のように適合するからです。
​冬虫夏草もこれと同様に、宿主となる昆虫の体内に侵入し、その免疫システムを回避しながら増殖するための「鍵」を持っています。その鍵が適合する「鍵穴」を持っている昆虫にしか寄生できないのです。
​このように、冬虫夏草の宿主特異性を、ウイルスが特定の動物に感染する仕組みに置き換えて考えると、とても分かりやすくなります。

モンハンでいうと、モンスターはそれぞれ弱点属性が存在しますよね。
ベリオロスなら、原種は火属性が通るものの
亜種は氷属性が通るのと同じですよね。

そういうメカニズムで冬虫夏草は寄生する生き物が限定されているわけなのです。


冬虫夏草の豆知識になりましたが、
わかりやすかったでしょうか?

これからも頑張ってきのこの観察に
勤しんでいきたいと思います!
ご精読、ありがとうございました!
今度は、観察会で見つけたきのこを紹介します!