昨日、琉球大学の野原千代さんが逝去されました。
野原千代さんは『ヤマトシジミ蝶に福島原発事故の生物学的影響』(The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly)という論文を発表された方です。
こちらはネイチャーに取り上げられた、
彼女の論文です。
NATURE.COM
突然の事で本当ビックリしましたが、
死因は急性心不全らしいです。
震災後、2011年の5月から福島に入られ、ヤマトシジミと被曝に関する研究と論文を発表されました。
海外では高い評価を得た論文でした。
エリオの飲食ネットでこの論文を
わかりやすく講演してくれた動画があります。
彼女がこの研究をしてくれた御陰で、被曝しても、汚染されていない食べ物を食べ続ければ、生存率は格段に上がる、という事がわかりました。
福島の原発事故で少なくとも被曝してるであろう私たちにとって、画期的で明るい研究結果だったと思います。
彼女の講演を聞いた私は、すごく有益な情報だと思い、
過去ブログでわかりやすく野原さんの講演をまとめています。
<重要>ヤマトシジミの内部外部被曝と生存率の関係性。
まだ原発事故直後の福島に入り、
高線量地域に入った際は体調を崩しながらも、
このような貴重な研究を残してくださった野原さんに
本当に本当に感謝です。
ご冥福を御祈り申し上げます。