ああ◯◯
図書館にて。
ご利用者から、
「『レ・ミゼラブル』の小説を探してるんですが」
とのお尋ね。
うちの図書館には、邦題の本しかなかったはず。
しかし、その邦題が思い出せない。
「ああ、何だったっけ〜、ああ、何だったかな〜、ああ〜、ああ!」
頭の中で繰り返していた言葉で思い出した。
『ああ無情』だ!
頭の中の独り言も、たまには役に立つなと思った一日。
昼休憩中、『泣きたい夜の甘味処』を読んでいたら、本当に泣きそうになった。
祖父のことを思い出して。
安易なお涙頂戴のお話ではなく、優しさとせつなさが詰まった一冊だった。
明日もどうぞお元気で。