2016年に公開された第1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』と2018年に公開された第2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の感想を書いていこうと思います。2つの映画をごちゃ混ぜで書いてます。

 

★今後もずっとそうなのですが、個人的な感想です。自分なりの解釈で観ているので、正確かは分かりません。人物紹介とか、専門用語はWikipediaを読んだ方が早いです。だいぶ簡単に書いてますので、ご了承ください。★

 

※で補足を挟みます。

 

↓ストーリーと感想(ネタバレ有り)↓

 

 世界中で大人気を誇る魔法映画『ハリー・ポッター』シリーズの作者、J・K・ローリンさんが脚本を手掛ける、ハリー・ポッターの時代より70年前の話です。

 

 ハリー・ポッターシリーズはイギリスが舞台でしたが、今回はアメリカが舞台。主人公のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が、イギリスからアメリカへ渡る物語。時代もだいぶ前ですし、国が違うので映画の印象もかなり違いました。

 

※ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)CV:宮野真守

→イギリスのホグワーツ魔法魔術学校出身で、天然?パーマでそばかすがある細長い青年。控えめで、優しい感じがエディ・レッドメインさんがピッタリでした。ニュート走りが有名です。

 第1作目では、保護した動物を故郷へ還す為、アメリカに来ます。魔法動物は持ち込んでは駄目みたいでした。

 正義感もあるので、グレイブスに化けたグリンデルバルトに利用されているクリーデンスを助ける為に、戦います。魔法生物にも人間にも、優しい人だという事ですね。でも正直まだ、派手な見せ場はないです。そんなに目立たないけれど、細かい魔法が沢山登場していました。ハリーポッターシリーズには出てこない魔法なども使うので、ファンは喜んだのではないでしょうか。私はワクワクしました。

 魔法省に兄がいますが、あまり仲は良くないみたいです。悪いという訳ではないと思いますが。兄の婚約者は、ホグワーツ時代に、同じく孤立していた同級生の女の子、リタ・レストレンジです。学生時代仲良くしていて、彼女の事が好きだったのか明白ではありませんが、写真を飾ったりしています。それを見たクイニーがニュートの心を読み、その複雑な心境が分かりました。

 兄のテセウス・スキャマンダーは優秀で有名らしいですが、ニュートも優秀そうです。ニュートがアメリカの魔法省に連れて行かれた時、スキャマンダーという名前を聞いて、少しざわついていました。魔法省へ勧誘されたりするシーンがありますが、ウェルカム!というより、監視みたいな嫌な感じの意味っぽいです。第2作目でテセウスとリタが結婚するので、立会人になる予定のニュートは、雑誌か新聞?の記事に載りました。(テセウスは有名な闇祓いみたいです)しかし、誤報でテセウスではなくニュートが結婚すると書いてあったみたいで、それを読んでティナはヤキモチ。弁解しにきたニュートの話に聞く耳も持たず、冷たく「スキャマンダーさん」と連呼。口下手なニュートも必死で、誤解を解こうとしていました。ティナへの想いが伝わりました…!

 日本語吹き替えの、宮野真守さんのニュートのおどおどした演技が素晴らしかったです。声がイケメンすぎるのですが、ニュートの芯のある正確がマッチしています。一番最初、字幕で観ていたので、吹き替えで観た時、違和感を覚えました。でもすぐ慣れました。エディ・レッドメインさんの難しそうな演技も、しっかり反映されていて、私はナイスキャスティングだと思いました。

 

 

★★このファンタスティック・ビースト(以下:ファンタビ)シリーズでは、この魔法生物がとても重要です。天ぷらでいうと、衣の部分です。なくてはならない感じです。えびは本編。今後、恒例になる、ニュートのトランクから動物が逃げ出すというイベントがあります。★★

 

【複雑な関係】

 この時代のアメリカでは、魔法使いの世界と、人間の世界の関係が難しくて、それが今回のテーマです。イギリスでは、人間をマグルと言うのですが、アメリカではノーマジ(非魔法族)と言うらしいです。ハリポタでは、マグルと言っていました。ニュートも、こっちではマグルって言うんだ〜と言っていました。方言なのかな。文化の違いとかも度々出てきますが、それも面白い部分。

 

【名物魔法生物の脱走】

 銀行の前で、魔法の存在や魔女を拒絶し、撲滅させようとしている新セーレム慈善協会のスピーチを聞いていると、光モノが大好きな、見た目が可愛いカワウソのようなモグラのような「ニフラー」と言う魔法生物が逃げ出します。結構人気見たいです。確かにモフモフしていて、可愛いです。第2作目では、ベイビーニフラーも出てきました。

 きっちり鍵がかけられている筈なのですが、ニフラーは何度も脱走しています。ニュートは慌てて追いかけるのですが、めちゃくちゃすばしっこい!そこで、ノーマジのジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)と出会います。ジェイコブに魔法を見られてしまい、更にそれを隠蔽する魔法(オブリビエイト)し損ねてしまいます。ジェイコブはパニくっていましたが、スーツケースでニュートを殴り逃走。有り得ない状況で、よく殴って逃げるという行動が出来るなあ、と感心しました。私は固まってしまうかもしれません。

 

※ジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)CV:間宮康弘 

→ノーマジのふっくらした体型のおじさん。髭を生やした、少しくるくるの髪型。自分のパン屋さんを開きたいと思っていますが、資金がなくて開けていません。第1作目のラストで、ニュートから魔法生物の卵の殻を匿名で送られてきて、お店を開けています。優しいおじさんで、魔法の存在や、魔法生物に最初驚きますが、割とすぐ受け入れる事が出来る、綺麗な心を持っています。ジェイコブ産の魔法生物パンが可愛いです。この時はもう、魔法やニュート達の事は忘れていますが、少し覚えているのかな…?パンは大人気です。ニュートの飼っている魔法生物にも、すぐ慣れていました。餌をあげる時、かわいこちゃん達とか言っていたので、元々動物とか好きなのかな。

 ニュートと親友になり、2作目にも登場。ニュートの旅の良きパートナーとなります。友達が少なそうなニュートにとって、ジェイコブは良き友人となりました。クイニーとの種族を越えた恋は、とても大事な問題になります。クイニーの事は愛していますが、法律を破って、本当に会えなくなるのは嫌なのでしょうか、ハッキリ結婚はしていません。ジェイコブを好きすぎるあまり、グリンデルバルトに騙されて、闇堕ちしてしまいます。(敵側になってしまうこと)

 

【早速捕まりました】

 オブリビエイトし損ねたニュートの元へ、アメリカの魔法省の闇祓い(警察みたいな人)のポーペンティナ・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)(以下:ティナ)がやってきて、ニュートを物陰に連れて行きます。ノーマジに魔法を見られて、オブリビエイト出来なかったと知り、ニュートを魔法省へ連行します。

 

※ポーペンティナ(ティナ)・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)CV:伊藤静 

→アメリカ魔法省の、元闇祓い。映画のラストでは、闇祓いに戻れました。黒いワンレンのセミロング。両親は死んでいて、妹のクイニーと2人暮らし。正義感が強くて、それが原因で陥れられて違う部署に左遷されました。ニュートと最初ぶつかっていましたが、最後は認め合って、良い雰囲気になっていました。2人とも直接口に出さないし、ニュートはその手のことには不器用な感じなので、もどかしい。1作目の最後、ニュートがイギリスへ帰る時。「本を出したら直接、渡しに来ていい?」かと言われ、嬉しそうに「とっても楽しみ!」と笑顔になっていたのが、印象的です。2作目では、ニュートが婚約したと勘違いして怒って、あからさまに冷たくします。違う闇祓いの人と付き合っていると、クイニーから聞かされたニュートが弁解しに来て、一生懸命に誤解を解こうとしてくれたのは嬉しそうでした。

 

【魔法省は感じ悪い】

 アメリカの魔法省では、大罪人のゲラート・グリンデルバルト(ジョニー・デップ)の話で持ちきりでした。世間が暗い、怯えた雰囲気です。街で不可解な事件が起こっています。後で分かることですが、この映画でとても重要な存在オブスキュラス(確かこういう名前)の仕業でした。モヤモヤしていて、黒い霧の集合体という感じです。上手く表現が出来ない外見で、もの凄い勢いで、あちこち壊しながら進みます。それについての会議を魔法省総理大臣達が討論しています。

 ティナがニュートの事を報告しに来ても、内容も聞かず突っぱねます。全く喋らせず、かわいそうなティナ…。大体、魔法省や偉い人達は感じ悪いです。

 

【オブスキュラス】

 幼い子供に宿り、その子供は早く命を落とします。ニュートは、違う地方で出会った事があるみたいでした。第1作目では、事件の原因の子供を、魔法省のパーシバル・グレイブス(コリン・ファイル)がクリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)の協力を得て探しています。実はこのクリーデンスが、オブスキュラスを宿した子供でした。普通より長生きしていて、皆気付かなかったみたいです。闇は深い…。そして、グレイブスの正体もグリンデルバルトでした。クリーデンスの心の闇を利用して、ダンブルドアを倒そうとします。このシリーズを通して、とても重要なキャラクターの1人です。

 

【その頃のジェイコブ】

 自宅でトランクを開けると、魔法生物達が飛び出して逃げて行きました。ニュートから逃げる時に、2人のトランクがデザインが一緒で、入れ替わってしまっていたのです。国が違う初めてなのに…ブランド物?ただの大量生産かな、そもそも似ているだけかもしれません。何匹か逃げてしまった一匹に、噛まれてしまいました。ジェイコブの元へ駆けつけた、ニュートとティナ。手当ての為に、ティナのアパートへ向かいます。「ここ実は男子禁制なの」っと言われて、「僕たちは違う宿を取るよ」っと即答するニュート。1人で行動したがっている様だったので、そういう理由かと思いましたが、ただ単に女性が苦手なのかなとも思います。全部捕まえないといけないとニュートは終始ソワソワ。

 

※クイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)CV:遠藤綾

→ティナの妹で、ブロンドの美人でセクシー。少女のように明るくはしゃいだり、ノーマジに興味津々でジェイコブと恋に落ちたりします。この時代は魔法使いとノーマジが、結婚するのがご法度な時代でした。でもクイニーはジェイコブと結婚したがっています。第2作目で、ニュートの元へ遊びに来た時、ジェイコブに惚れ薬を盛っていた事をすぐニュートにバレて、ジェイコブと喧嘩してしまいました。その時すぐ姿くらましするのですが、それはズルイと思います。ノーマジは魔法が使えないし、同じ魔法使いでも追いかけられないのでは?

 なので、多分5分くらいしかニュートの元にいなかったと思います。他人の心を読む事が出来て、これはハリーポッターでも出てきた、読心術の魔法に似たものかもしれません。魔法なのかは定かではありませんし、生まれつきなんだと思います。オートで心を読めてしまうので、第2作の舞台のフランスにて、大量の外国語が頭に入ってきて情緒不安定になりました。雨の中、泣き崩れていると、グリンデルバルトの仲間に声をかけられ家に招かれます。その家がグリンデルバルトのフランスでの住まいと知って、拒絶しますが、言葉巧みに諭されて取り込まれてしまいます。グリンデルバルトの集会で、完全に仲間になってしまいます。ジェイコブも一緒に来て欲しいと言いますが、その時もう既に冷静ではいられなくなっていました。グリンデルバルトがクイニーを仲間にしたのは、やはり読心術目当てなのではと思います。クイニーのノーマジとの関係についての不満に、つけ込まれてたのだと思います。悪役の得意分野っぽいですねえ。

 クイニーとジェイコブが喧嘩した時、ジェイコブが心の中で「イかれてる」と思ったのを読み、怒ります。そりゃあ怒りますよ、本気でなくてもね。その時のシーンも伏線で、グリンデルバルトの集会で、一緒に来てと叫ぶクイニーに「イカれてる…」と口にします。英語だと「クレイジー…」吹き替えだと「正気じゃない…」って言ってたと思います。イかれてるって字幕では書いてたような…うろ覚えです。

 

【おすすめポイント】

 吹き替えと字幕なら、やはりどちらも観たいところです。でも、字幕に慣れていない人は吹き替えが良いかと。ハリーポッターシリーズを観て、世界観が分かっている人なら、吹き替えでも楽しめると思います。世界は一緒で、時代が違うだけなのですが、時代が戻っているので少しややこしく感じるかもしれません。文や言葉の意味を把握している間に、どんどん進んでいく感じの展開スピードなので。

 

 まとめると、吹き替えのメリットは、日本語で理解が早くなる点です。私は吹き替えされている声優さんの声を楽しみます。デメリットは、新しい単語が分かりにくい事ですかね。ハリーポッターシリーズを観ていても、かなり新しい単語が出てきますので、分かりにくいです。

 字幕のメリットは、役者さん本人の声で、楽しめる事と、呪文にルビがふってあるので、意味が分かりやすいです。デメリットは、言葉を追っているうちに話がどんどん進む事です。字幕に慣れている人なら大丈夫です。

 予習無しでも楽しめる作品ですが、予習する事をおすすめします。ハリーポッターの世界は、ストーリーもですが、細かい設定も奥深くて面白いので。私はハリーポッターの大辞典を買いました。

 

 【事前情報として】

1.ハリーポッターシリーズから70年前の世界。

2.宿敵はグリンデルバルト(最強の杖、ニワトコの杖持ち)

3.舞台はアメリカ。

くらいは分かっていたら良いと思います。

 若い頃のダンブルドア校長先生とか出てくるのが、話題になっていました。今後もの凄く気になるポイントがありまして、ハリーポッターシリーズのハリーの宿敵のヴォルデモートの相棒的存在の蛇が登場する所です。

 

【続編は別記事で】

 とても長くなるので、続きは別記事に書いていこうと思います。まだまだ記録していきたい事はあるので…。順番に全て書こうと思っていたのですが、情報量が多いので分かりにくいですね、下手くそですみません。ストーリーも飛び飛びで書いています。本当に自己満足程度なので、ご割愛を…。

 それでは、また別記事でファンタビを記録したいと思います。お疲れ様でした。