2019年2月1日に公開スタートした、1964年のディズニー映画『メリー・ポピンズ』の続編です。小説「メアリーポピンズ」が原作で、映画化の際のエピソードを描いたディズニー映画の『ウォルト・ディズニーの約束』もあります。
先日、映画館で鑑賞してきました。吹き替えで観ました。ミュージカル映画なので、どちらも観たかったですが、時間の関係で吹き替えで。年配の方が多かったです。ミュージカル映画だから?それともシルバー割引のおかげかもしれませんが。
正直、字幕で観れば良かった〜と思いました。日本語吹き替えも決して悪くないのですが、歌が…。語呂というか、訳しにくかったのか、ちょっと歌っぽくなかったので。そういうものなのでしょうか?最初歌っているのかよく分からなかったです。
ストーリーは単純で、分かりやすかったです。前作を観ていなかったのですが、十分楽しめました。前作で子供だったキャラクターが、大人になった世界です。
予告通り、カラフルな魔法でいっぱいでした。アニメーションが混ぜてあるので、楽しさが満点です。魔法が沢山出てくる訳ではないのですが、ひとつひとつがとても素敵でした。困ったことにひょいひょいと使って、解決するのではないのが好感が持てました( ´ ▽ ` )
子供なのに、家の関係で大人にならざるおえない状況になってしまった子達に、子供の心を思い出させてくれます。子供なのに、子供でいられないのはとても悲しいことだと思います。そんな状況を、楽しく解決してくれる、そんな素敵な話でした。想像力の楽しさや、人生の教えを、ストレートに教えるのではなく、気づかせてくれます。
魔法の力を信じていない大人にとっては、魔法にはしゃぐ子供達は困った存在になる時もあるのですかね。時にトラブルも起こしてしまいますし、よかれと思っても裏目に出てしまうことも。でもそんな気持ちは、子供時代には大事だと思います。理解のない大人が多いのが普通ですが、ちゃんと分かってくれる大人もいますよね。今回のお父さんは、後者でした。
劇中の歌に人生の名言が沢山詰まっていました。ひとつひとつの歌が長い訳ではありませんが、少し古風なミュージカル感を感じました。時代のせいかな?メリル・ストリープさんも出演されているのですが、そこで強く字幕で観れば良かった…!と思いましたね。
別記事にも疑問に思って書いたのですが、その映画によっては吹き替えの声優さんが違う事があるのですね。メリーポピンズ役のエミリー・ブラントさんは、いつもCVは東條加那子さんなのですが(私の観るやつは)今回の映画は平原綾香さんでした。劇中で歌があるからでしょうか。ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』では、ラプンツェルの吹き替え声優は中川翔子さんです。しょこたん。歌の時だけ、別の方でした。そういうものなのかもしれませんねえ。
最後のお祭りで、お父さんも子供の頃の心を思い出して、昔メリーポピンズに見せてもらった魔法を思い出しているようでした。皆で風船で空を飛ぶシーンを見て、プーさんかと思いました。
メリーポピンズ自身は魔法を魔法とハッキリ言いません。信じるか信じないかは、貴方次第よ、という感じです。まるで普通の行動かのように、魔法を始めます。何度も言いますが、乱用してないのが良いですね。
ひとつの例として、劇中で亡くなったお母さんの大事な壺を落としてしまい、欠けさせてしまいます。模様の中の馬車の車輪が壊れてしまったので、メリーポピンズは直さないと、と壺を回して皆で模様の世界へ入ります。壊したなら直すのが当然。それが、現実では絶対に出来ない事でも出来てしまうのが、やはり映画の良いところ。
ラストはハッピーに終われて良かったです。ちゃんとさよならを言わずにメリーポピンズは去ってしまいます。メリーポピンズがまた子供達の教育係になると来てくれたシーンで、お父さんが人を雇う余裕はないと言います。メリーポピンズはお給料の話は後で、みたいに言います。最後まで、その話は出てこなかったのですが、どうなったのか…気になります。
前作の終わり方を知らないので、気になりました。前作も近いうちに観てみようかと思います。
是非観てみて下さい( ´ ▽ ` )お疲れ様でした。