川越市の凄さ | 双極性障害と私〜ヨジャグル推しFTM専業主夫の日記〜

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ほとんど更新しませんが、ゆる~くやっていきたいです。

埼玉の遊郭跡を調べていてたまたまヒットしたので、川越市の喜多院周辺を散策。


以前川越に住んでいて喜多院や時の鐘、菓子屋横丁などにプラベでも仕事でも行ったことあったのですが、興味関心が変わると見える景色も違う!


マジで物凄い町!古い建物や遊郭跡をどんどん取り壊して住宅やマンションにしていく傾向にある都内とは全く違う。


重要文化財的なやつに市が指定したりして、古い建物を(遊郭跡であっても)積極的に守ってるんだよびっくり


まず遊郭跡がそのままカフェになっているお店に向かう。






凄くないですか?店主さんここに住んでらっしゃるとのこと。杉ではなく檜で作られてるんだって。正面のステンドグラスも素晴らしい!

実はお腹が空いていなかったので、フルーツクリームソーダ(ドラゴンフルーツ入り!辰年だけに)とホタテのコキールを注文しました。


クリームソーダめちゃくちゃ綺麗でしたし、甘すぎずサッパリしていて美味しかった。ホタテもうま~でした。

またお店の方が気さくで、色々建物の歴史を教えてくださいました。
旦那さんのおじいさんが大正時代にこの建物を建てて、遊郭を始めたようです。
しかし旦那さんは家業のせいで学校でイジメられたりしてすごく嫌だったので、後に一切家業については語らなかったとのこと。(子どもだったらそうなるかもな…)

あと初めて聞いた遊郭話!お勘定を支払うところにつながる廊下はミシミシと大きく鳴るそうです。やり逃げを防ぐためだと店主さんは思っているとのこと。確かにやるだけやってお客に逃げられたらたまりませんガーン

周辺にもいくつか遊郭跡がありました。旅館や料亭に変わっていたり、住宅になっている建物も。どれも文化財に指定され守られてました。さすが!これに指定されると、内側を改修するときに市からお金が出るそうです。改修なしに大正時代の建物が存在できるわけないので、マジで素晴らしいわ!





どれも立派で、当時の町の人々の様子が脳裏に浮かんでくるようでした。

遊郭は確かに日本中に存在しました。そこで苦しい思いをして生きた女性が沢山いたのです。これをなかったことにしてはいけない。今の風俗嬢とは違って、ほとんどが地方の貧しい親に売られてきた幼い子どもたちなんです。自分は近現代の日本文学を専攻していたので、多くの作者が遊郭を描いたり作者自らが遊郭に通ったりする日記などを読んで、なんとなく気になるようになりました。

去年くらいから詳しく調べるようになり、あまりの奥深さに夢中になっています。遊郭を善悪として断罪することは今のところ出来ません。ただ、その中での女たちや男たちの人間模様や、日常生活の喜怒哀楽、恋愛、そういう物凄く人間臭い部分に関心があります。

自分の場合は文学作品や数少ない映画(あまり正面から描いてる作品少ないのですが)による人間の描き方が根本の土台となりますが、今日みたいに本当のことを知っている人に話をしていただけるのはとてもありがたいです。

もし社会人も対象の講演会などがあったら参加してみたいと思います。想像ではなくちゃんと知りたい。

さて、最後にかの有名なくらづくりの町並みを訪問。ヤバすぎた!何回も来ているはずですが、建物の歴史やら遊郭やらに関心のある今改めて見てみると、これ全部そうやん!こんなに残ってるのすご!となりまして、写真は追いつきませんでした。
相当立派な元遊郭や、カフェー建築のみパシャリ📷

少しだけ載せておきます。





若い人で混雑しているくらづくりの町並みをウチラ2人だけ違う目で見てました👀

てか、昔よりさらにお店も増えてバージョンアップしてました。若い人たちが昔の町並みを素敵だと感じる感性とか、オシャレな商品を扱うお店の人達もギャップがあって素晴らしかった。海外の方がお着物を着て歩いているのも素敵だし。いい町です🤗

川越、オススメです。