初版は2024年の7月で、現在は14刷と売れている書籍の
様でありました。

「好き」を言語化する技術:三宅香帆著

以前から気になる書籍であったのでありますが、タイトルに偽
りのない、爽快感の持続する読後感となりました。
ご自身のことをオタクと称していらっしゃいましたが、私とは
全く次元の異なる、視野の広い時代の空気感を言語化してしま
う非凡なる才能をお持ちのため、多くの方々に共感を感じられ
る旬な本を、次々と出版する事が可能なのだろうとも、思いま
した。

 

 


詳細につきましては、割愛をさせていただきますが、超一点主
義で絞り込んだ感想としまして、語彙力や読解力よりも妄想力
が必要といった視点には、思わず目からウロコでありました。

P49より
冷静に自分の好みを言語化することで、自分についての理解も
深まる。それでいて、他者について語っているのだから、自分
じゃない他者にもベクトルが向いている。すると、他者の魅力
や美点に気づく力も身につきます。
せっかく出会えた好きなものや人について語ることは、自分の
人生の素晴らしさについて語ることでもある。私は真剣にそう
考えています。

 



上記の文章に、大変共感をさせていただきました。