『浜村渚の計算ノート 8と1/2さつめ つるかめ家の一族』/青柳碧人 | Mash(まっしゅ)の読了備忘録

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信用金庫爆破事件が発生。そんな折、とある事件(3さつめ参照)で面識のある亀倉香奈から、自分の親戚がその事件と黒い三角定規に関わりがあるかもしれないとタレコミが入った。武藤と香奈は急ぎ山奥にある亀倉家に向かう。浜村渚も放課後に迎えに来た大山あずさとともに亀倉家に向かうが、道を間違え仕舞に車ごと崖から滑り落ちてしまう。目を覚ました二人は鶴ノ森の姓を名乗る人物たちに助けられ(崇められ)、いつしかその屋敷に軟禁されてしまう。

分断された対策本部関係者の面々はこの状況を打開し「方程式を使うと死ぬ村」に隠された謎を解明することはできるのだろうか。シリーズ10作目となるナンバリング番外長編。今作は数学というより算数がテーマ。登場人物の多さに起因するものと思われるが、ストーリーがかなり複雑な仕様である。3と1/2さつめほどの衝撃はないが、ミステリー色強めの作品を求める読者にはお勧め。印象深いシーンは301ページの渚の言葉。本筋とはあまり関係ないがニヤリとさせられた読者は私だけではないはず。