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みなさん、こんにちは木村拓哉です。TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りする「木村拓哉 Flow」
この番組は様々な方をゲストに迎え「どう人生をFlowしてきたのか?」じっくりと伺ってまいります。
7月のマンスリーゲストは、この方!いや〜、実現しました!
ドラマ「Believeー君にかける橋ー」で共演させていただきました!天海祐希さんです!よろしくお願いします!
天海祐希です!よろしくお願いします!
お願いします!狩山玲子さん来てくれました!
はい!ありがとうございます!
いや、僕が狩山陸をやらしてもらったんですけども、狩山玲子をやってくださいまして…
奥さんですよ!奥さん!
ありがとうございます!
もう思い残すことないですよ!
何言ってんすか!
ホントにもう…
やめてください!
ホントにすみません!
いや、もうそれでまぁこの場をお借りして、もう一度「ありがとう」をちゃんと言わないとなと思ってたんですけど…
僕のですね「ホントに、え…このシーンでクランクアップなんですか?」っていうような内容のシーンだったんですけど…
その現場にわざわざ来てくださいまして、あと工と颯も駆けつけてくれたんですけど…
ちょっと早めに入りまして、3人で場当たりしましてね〜笑!場当たりしましたよ!
いや、おかしいなと思ったんですよ。撮影全てが終わって、その場で…
普通だったら、その場で「狩山陸役、木村拓哉さんオールアップです」って終わるのが普通の現場だったんですけど…
何か知らないけど「下に降りてください」って言われたんですよ。
とにかく「え…何で?」って「いや、もう下に降りてください」って言われて…
「何だろう?」と思って、下に降りてったら何か「おはようございます」って…
朝入ったときには存在してなかった階段が用意されていて…
「これ何の階段なんだろう?」と思って、その階段の搭乗口側、カーテンみたいな閉まってたんですよ。
「これ何だ?これ」って、ちょっとクエスチョンの頭のまま…
「あぁ…俺、終わったか」と思ってたら、あのカーテンがいきなりシャって開いて…
3人が最初はだから、あれですよ。2人、工と颯がごめんなさいね。
ちょっと表情がすごく安易になってしまうんですけど、天海さんを前にして言うことではないと思うんですけど、ちょっと小さめの羽を背負った〜笑!
3段ぐらいの階段でね。
ちょっとだけ、ちょっとだけ小さめの羽を後ろに背負ったスパンコールのタキシード、燕尾服の2人が工と颯って感じでしたね。
「え…何やってんだよ!お前ら」って思ったら、一番大きい羽を背負ってる、背負っていた方、本人が現れる。
花束持ってね。
花束持って現れてくれて、とんでもないクランクアップを僕は迎えさせていただくことができたんですよ。
すごいあれカーテンの後ろで、3人で息を潜めて待ってました。
すみません!お待たせしました!
いえいえ!
ホントにあのときは、ありがとうございました!
とんでもないことです!もう何かほら、けっこう今回バタバタだったからかもしれない。
かもしれないけど、主役の方ってワッて言うときに座ること多いじゃないですか…
みんなが揃っている所、それじゃなかったので「これでいいのか?」と思って…
「これはちょっと行くべきじゃないか?休みだし、これは俺に居合わせよう」と思って行きました。
あのね天海さん、ちょいちょいそのワード言いますよね「俺に祝わせろ」とか…
「俺にやらせろ」「俺に行かせろ」っていうね、結構その主語が多いんですよ。
そうですね。
僕がクランクアップさせていただいたときに現場に駆けつけてくれたプラスアルファ…
いま天海さんがCMやってらっしゃるそのビールの差し入れしてくれて、キンキンに冷えたやつ。
あれがだから、僕2ヶ月ぶりぐらいにプシュっと、逃亡生活を送ってる間、ちょっと僕もお酒やめたんですけど…
シュってやってたもんね。見る度に顔が細くなっていって…
そうですか?
痩せた。ホントに途中から人相が変わったもん。
久々。それで、そうだ。そうだ。フォローしとこうかな、一緒に写真撮らせてもらったじゃないですか…
工と颯でも、4ショットもあったじゃないですか、そのときに工の顔が尋常じゃなく赤くなってたっていう件があって…
いろんな方たちが「いや、ちょっと花束持ってる人が、上の座ってる人の膝に頭コツンってやってるから…
その人が顔赤くなっちゃってるんじゃないの?」っていうツッコミとかが、結構あったんですけど…
あれはですね「お疲れ様です」っていう感じで、プシュっとしてくださって…
工もゴクゴクっと、2口ぐらいいったんですよ。そしたら、あれよあれよと、真っ赤になってて…
「大丈夫か?」って言って「いや、すみません」って言いながら…
それで写真撮るときも、一人だけ尋常じゃない顔赤い工がいて、みなさんにご心配おかけしたっていうことなんですけど…
木村さんの後ろで照れてたっていうことですか?という風に見えたっていうことですか?
いや、何かわりとそういう風に思った方たちも、多かったらしくて…
あれは、クランクアップして良かったですねっていう、ちょっとだけちょっとだけ乾杯をしたあれですね。
こんな感想メッセージもリスナーから届いているので、一緒に聞いてもらっていいですか?
ホントですか?はい!ぜひ!
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気づける旦那、そうね「夫婦には、逃しちゃいけない瞬間がある」っていうね。
これは、同じように刺さってくださった方が多かったみたいですね。
あぁ〜、そうですか。
はい。今回の現場はいかがでしたか?まぁホントにたくさんの現場を経験されてると思うんですけど、100点満点で言ったら、今回何点でした?
100点満点で言ったら、そりゃ100点満点ですよ。ホントわたし…
「木村拓哉という人が、どういう現場を作るのか?」を見たかったのもあって…
声かけていただいて、あ…これはまぁその奥さん役というのには多少の不安はあったものの〜笑!
でもまぁ「こんなことは、もう二度と起こらないだろうから」と思って、参加させていただいたんですけれども、何て言うのかな…
疾走感があった。スピード感っていう言葉にも変えられるんだけど…
スピード感って言うと、何か流れる景色を自分で見られないような気がするんですね。
でも疾走感って言うと、自分の足で極めて速く走るっていう、その感じ。
だから、流れて行く景色も自分でちゃんと見られるような速さ、その何をて言うのかな…
「疾走する感じがあった現場に」と思った。それは、あぁ…すごいなと思いました。
自分で自分の現場、自分が真ん中に置いて、置かせていただいて…
居させていただいて作る現場っていうのは、どういう感じなんだろうなっていうの…
すごく反対に自分の現場のことを考えたけれども、すごく面白かったし、とても居心地が良かったし…
もちろん、緊急取調室のスタッフも全部かぶってるんですけども…
同じメンバーなんだけど、その緊取とはやっぱり違う、その感じもあったし…
「あぁ…やっぱり真ん中の人によって、こんなに違うんだな」っていうのも、すごく感じた。面白かった。
とても身になったし、勉強になった。あとは、その「木村拓哉という人が現場で、どういるのか?」っていうのも…
わたし、すっごい陰ながら見てたんですけど、なかなか…
ウソだ!?
ホント。セットから去らないんですよ。この方、セットに居続けるの。それで、そうかと思えば…
別に座ってるわけでもなくて、そこに立って傍らに立って…
スタッフが動いてるのをじっと見てるんですよ。そういうのって、結構珍しい。
主役の方とか自分もそうだけど、喋らなきゃいけないときとかは…
なるべく一人になりたくて、セットチェンジとか、あと照明チェンジとか…
いろいろカメラの位置を変えるときとか、ちょっと人から離れてしまうことがあったりするんですけど…
え…天海さん全然、逆に食事休憩が入ったとき以外は、ずっといませんでした?
そんなこともなかったですけどね。だから「この人はこうやって、すごく現場の好きな人なんだ」って…
あのね、面白かったのが「スターである木村拓哉」と、あとねその「職人である木村拓哉」もいて…
物を作る。その一つの作品を作る、その一つのちゃんと歯車になりつつ…
みんなを引っ張ってってるから「これはすごいことなんだな」と思いながら見ていた。
職人っぽかった。絶対に台本開けないんですよ。この人。それは小日向さんにも言われていて…
「木村くんは、現場で台本開かないから」って、自分が紙ペラを持っていると、それを取り上げられるとか…
あれだね、今回もすっげー楽しみにしてたんですよ。
やらなかったんですか?
できなかったんすよ。あの磯田社長との面会シーンって、真ん中に強化アクリルがあるから…
そうか。
おじちゃんが本番直前で、こうやってポケットから出してるメモ用紙を…
「うわ〜!取りてぇ」と思いながら見てたけど、あの強化アクリルがあるから…
取れなかったんだ?
取れなかったんすよ。
でも「木村くんは、台本見ないんだよね」って言ってたから「ホントだな」と思って…
「何かこういうところも、ちょっと自分で努力したところは見せないようにしてる人なんだな」って思った。
なおかつ、いろいろアイデアを出されてるじゃないですか、現場で…
そういうのも「こういうのをやりましたよ。俺は、私は」っていうのを出さない。先ほど伺ったんですけど…
何でしょう?
そういう、ホントに「ほぉ〜」って息を吐いてしまったのは、近々で言いますと…
9話の橋の上で「何だ?これ」って言った後、設計図、設計図に顔うずめて…
「ちょっと!あなた」ガーっと、やったじゃないですか、設計図顔うずめたじゃないですか…
もう「はぁ〜」って言っちゃたからね。ちょっと、あまりにも感動して…
いやいやいやいや…
あれは木村拓哉のアイデア「狩山陸なら、こうするだろうな」っていうアイデア。
そして、わたしが描いたすごい下手くそな、あれ「下手くそな絵」って、台本に2回も書いてありましたからね。
下手くそな絵を描く玲子。下手くそな絵を。だから「下手くそでもいいか」と思って…
自分の下手くそな絵を描いたんですけど、あれは多分8話では、そこカットされてたんじゃないかな。
カットされてました。
あれホントは、わたしは変な絵を描いて「何だ?これ」っていう、陸の言葉があったんですけど、それもアドリブでね。
言いました。
それカットされてたんです。カットされてましたね。それが、ホントはその9話に繋がっていて…
あれを見て「何だ?これ」って言うっていう、ポツンと浮いてしまったようにも聞こえたかもしれませんが…
その「何だ?これ」っていうだけでも、あの下手くそな絵を見て「何だ?これ」って言うだけでも…
その狩山陸の玲子さんに対する想いっていうのは、溢れてるなって思ったりしましたよ。
でもあそこで、やっぱりその脚本上でもありましたけど「たった1時間だけでも戻って来られてよかった」っていう、何かあの2人の空間と…
要は、今まで当たり前のようにすれ違ってた空間で、お互いのことを100%感じ合えた1時間っていうのに…
いろんな瞬間が詰め込まれているんだとしたら、だからそれこそ「結婚してくれて、ありがとう」っていうワード、ワードだったんですけど…
何かあれ自体が、ちゃんとしたプロポーズだから、ノリでリハビリを受けてるときに…
リハビリに付き合ってくれた玲子さんに「これ頑張ったら、俺と結婚してもらっていいっすか?」って言って「あぁ、いいですよ」っていう〜笑!
「以来、多分してないだろうな」と思って、それで何かああいう瞬間になったんですけど…
そしたら、何か玲子さんが脚本に書いてないことを言ってたんですよ。
「あれ?これ脚本なかったな」と思って、舞香ちゃんがやってくれた。
2人で、お家で「何で結婚したんですか?」って言われて…
うちの病院に入院して来て。もう8話で、わたしの前にちょっとひざまずいて…
「結婚してくれてありがとう」っていうセリフがあったんですね。
あれは多分そのときに木村くんが多分「プロポーズと同じカタチにしようかな」って言って…
わたしの前にひざまずいてくれたんですけど、それをすごい覚えてて…
そのあと、後々9話で撮ったその絵里菜ちゃんとの会話で「何で部長と結婚したんですか?」って聞かれて…
「うちの病院に怪我して入院して来て、辛いリハビリをしているときに…
急に目の前にひざまずいて」っていうセリフをつけたんですよ。
その前の拾ったカタチになるんですけど、それも監督には一応ちゃんと言って…
「こういう風に木村さんは、プロポーズの再演のような感じでやる」って言ってたから…
「こっちで、このセリフを足してもいいですか?」って言ったら…
許可が出たので、そのセリフを足してやらせてもらいました。
ありがたいですよね。だから、何か何だろうな…だから、共演者でありながら…
ホントに狩山玲子さんだったし、何かすごい支柱というか…
だからね、収監されたり、手錠何回も掛けられたりしてましたけど…
だから僕、あのワード勝手に足しちゃったんですよね。
あぁ〜、狩山玲子でした。
はい。狩山玲子が、僕が僕でいさせてくれたっていうワードは何か…
それも木村さん発信ですよ。
いやいやいや!あれはね、ちょっと磯田さんとああいう風に話してて、あの会話の流れになったので…
あれも大きかったですね。何か、ホゥって…
ホゥ〜笑?
ホゥって〜笑!思いましたよ!
「木村拓哉 Flow」TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りしてきました。天海祐希さんとのトーク、来週もお聴き逃しなく!
番組では感想をはじめ、質問や相談もお待ちしております。
送り先は番組のWebサイトからお願いします。TOKYO FMのトップページから「Flow」のページにジャンプして送ってください。
番組公式「X フロウさん」もあります。フォローとチェック「#フロウさん」をつけてポストの方、お願いします。
まだまだ気を抜かず、体調管理も意識して、相手を想いやって、一緒に乗り越えていきましょう!PEACE&STAY SAFE!木村拓哉でした!
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MAN WITH A MISSION
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