みなさん、こんにちは木村拓哉です。TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りする「木村拓哉 Flow supported by GYAO！」
この番組は様々な方をゲストに迎え「どう人生をFlowしてきたのか？」じっくりと伺っていきます。
今週のゲストは、LOVE PSYCHEDELICO！さて、どんなトークになるのか？お楽しみに！
まずは、こちら2000年にリリースされたこのナンバーでスタートします！
LOVE PSYCHEDELICOで「Your Song」
「木村拓哉 Flow」今週のゲストは、LOVE PSYCHEDELICOのお二人です！よろしくお願いします！
よろしくお願いします！
よろしくお願いします！
よかったらじゃあ、お一人ずつ自己紹介をお願いします！
はい！LOVE PSYCHEDELICOのKUMIです！
はい！NAOKIです！お久しぶり！
お久しぶりです！何ぶりですか？ちょっと曲が流れている間に「いつぶりだっけ？」っていう話をしたけど…
あれは、たぶん「なんたらかんたら歌謡祭」とか…
歌番組ご一緒して…
…とかの以来ですよね？
それかSMAPのコンサート？
来てもらった！
うん。あのときか…どっちが最後かね？でもその後ちょっとメールでね…
そうそうそう。たまにいただいたりとかしての感じなんですけども…
そうなんですよ。2010年の45枚目のシングル「This is love」っていう…
作詞・作曲をLOVE PSYCHEDELICOが担当してくれたということで…
懐かしい。
懐かしいですよね。非常に…あれは、どういった感じのイメージで作ってくれた曲なんですか？いつもどうやって作るんすか？
でも自分たちの曲を書く以外で「楽曲提供」っていう意味では、初めてだったんだよね「This is love」が…
え…そういうことは普段はしない？
それまではしなかった。その後もそんなには多くないよね？
そうだね。
へぇ〜！
でももう「SMAPと言えば」っていうイメージがあって…
「あ、こういう曲を歌ってほしいな」っていうのは、もうあったよね？
あったのと、ただその木村くんたちがいつも歌っている曲が、自分たちの曲よりもちょっと大人っぽいというか、おしゃれな…
いやいやいや、何を言う！何を言う！LOVE PSYCHEDELICOが何を言う！
メジャーセブンスとかさ…
いやいやいやいや…そんなのね、たぶん自分ぐらいしか知らないよ。ホントに…
そうそうたるミュージシャンがね、書いているから、ホント名曲で…
聞いたよ。だから、あのとき…
みんなどういう曲書いてる〜笑？
聞けば聞くほどね、もうみんな素晴らしい方ばっかりで…
いや、それはもうそうなんですけど、実際に…
でもLOVE PSYCHEDELICOの2人から「いやいやいや、SMAPの曲は非常にうちらとは違って大人っぽいから」それはないですよ！
ホントにね、プレッシャーだったの。
やめてよ！ホントこれはこの場を借りて、LOVE PSYCHEDELICOを前にして…
他たくさんの楽曲提供をしてくださったみなさんに「ありがとう」と…
「うちらは、そういう感覚全然持ってなくてすみませんでした」っていうことを言いたいですね。
いやいやいや…
いや、ホントにだって以前「アルバムに収録するかもしれない」っていう何かデモとかが届いたときに、20曲ぐらい来るんすよ。
どの曲やるか決まる前に？
うん。決まる前のやつ、それで要はユニゾンで歌う歌が20曲。
「もしソロとかやる場合は、一応5曲入れとくんで、1番から5番聴いといてください」って言われて…
移動の車の中で、1番から20番までユニゾンのやつをとりあえず聴いて…
じゃあ、3番と7番に一応○で、11番△で、15番17番で一応何かチェックみたいな…
それは自分の好みで？
自分の！自分の感覚で「多数決でこうなりました」って言って…
「自分がマーキングした曲1曲も入ってない」とか、そういう感じでした〜笑！なのに、要は「誰が作った」っていうのが…
そういう情報なしに曲だけ聴く？
なしに聴くんですよ。そんで、いやいやいや、うちらなんかが1番から20番聴いて「4番じゃね？」とか言ってる人…
その曲を書いてくれてるのが、蓋を開けてみたら、何か後から聞いたらまぁその当時の誰誰さんであったり…
「いやいや、それマズいっしょ」ってぐらいのレベルでしたよ。自分らは…
そういう作ってくれた人のその「いや、じゃあ楽曲をとりあえず聴きまくらなくては」っていう、その何だろう…
その「モチベーション」とかっていうのは、たぶん今こうやって話さないと誰も…
そっか〜笑！
きっと…だと思いますよ。
すごくね、確か1ヶ月ぐらいそのレコーディングも自分たちでやったんだけれども…
その前、曲作りの時点で1ヶ月ぐらいやってたよね？SMAPの…
そうだね。元々時間をかける方だけども、1ヶ月ぐらい？
10曲ぐらい作りかけのやつで「これじゃないんじゃない？」とか言って、最終的にあの曲になったんだけど…
「♪ジャジャジャジャン」みなさんとその…
あれはね「歌い出しは、もう木村くん」って決めてたの。
それは何でですか？
イメージだね。
イメージだよね。
メロディとかも出来てきて「あ、この歌い出しは木村さんがいいな」とか…
何かこういうストーンズみたいな理由じゃないけど、8ビートのギャーギャーギャーギャーって…
「何か木村くんが一番そういうの好き」っていうイメージかな〜笑！
まずあったのと、何かわからないけど、作ってるときにすごく昭和な表現してもいい？
うん。
木村くんが、赤レンジャーみたいなイメージ〜笑！
すごくわかりやすくて、ありがとうございます！赤レンジャー！なるほど！ありがたいです！
最後のさ「♪そうすればまた」っていうところも、木村くん！
最後もあそこもだから「入り口とあそこは木村くん」って、もう決めてたの最初から！おいしいところ〜笑！
ありがとうございます！ありがとうございます！
やっぱね、そのそれで最初にさ、SMAPのコンサートにも出させてもらったことあったけど…
その数日前に東京ドーム観に行ったときに、1曲目だったでしょ？
はいはいはい。
このリフが鳴った後、木村くんがバって歌い出して、東京ドーム公演がスタートしたときに「イメージ通り」って思った！
そもそも、でもそのお二人「LOVE PSYCHEDELICO」っていうのは、その手元の資料によると…
1997年青山学院大学の音楽サークルで出逢って「じゃあ、やる？」っていうことで始まったんですか？
はい。
そんな普通に始まったの？
もう先輩後輩で…
「NAOKI先輩」って言われてた。
え？でも何か最近、青学出身者にやたら多く逢うんだけど…
[ALEXANDROS]っていうのも、青学で何か頑張ってたらしくて…
そうなの？
うん。
ミュージシャン多いよね。
桑田さんがそもそもね…
ほうほうほうほう。
桑田さんもそうだし、あとDragon Ashとかも…
あ、そっか。青学って定期的にミュージシャンがやっぱ配置されるんですかね？
定期的に中退して、ミュージシャンになる方が〜笑！KUMIはちゃんと卒業して…
真面目にね。
4年でね、僕が3年生のときにKUMIが入って来て、一緒にバンド組んで…
KUMIが卒業するときに、僕は気持ちを新たに学校を辞めました。6年いて…
6年在学して、でも「2人でこれしっくりくんな」って思ったのは…
もうお互いに「ファーストインスピレーション」というか、初見でもうそうなったんですか？
わたしは、それまで楽器も弾いてなかったし、歌ってもなかったから…
え…何でじゃあ音楽サークルに？
「ずっと音楽やりたいな」って憧れはあって、でも周りにいなくて、あんまやる人が…
もう何かやってたんでしょ？ほら昔さ、インターネットなかったからさ…
雑誌にさ「バンドやろうぜ」みたいな募集がよく…
メンバー募集みたいな？
電話番号とか書く、ああいうのやってたんだよ。
そう。そういうの募集してたりもしてたんだけど〜笑！
10代の頃？
そう。
でも楽器は弾いてなかったわけでしょ？
弾いてなかったし「歌いたい」っていうのがあって、でもどうしていいかわからなくて、そのまんま大学生になって…
そこでNAOKIさんとっていうか、NAOKIと出逢うんだけども、だから身近ですごい上手かったのね。その当時から…
その当時は、もう速弾きのテクニカルギターで、VAN HALENギターとか弾いてて…
だから身近なところで「こんなすごい人がいるんだ」っていう風にショックを受けて…
そしたら、その人が「一緒にやらない？」って言ってくれたから…
それは、もう単純な単純なボーカリストとしての声かけだったんですか？
すごかった！最初から！ちょっとほら、サークルだからみんなでセッションちょっとやったりするんだけど…
2年先輩だったから、僕がちょっと先輩風吹かして「次、君」みたいな「ちょっとやろうぜ」みたいな…
すごい偉そうだった〜笑！
そのときは、ちなみに何を弾いてたんですか？
その頃はね、でもねVAN HALENばっかり自分がやってたので…
ただサークルでそのセッションとかするときは、みんなが知ってる曲。
いろんなレッド・ツェッペリンみたいなだったり、ボブ・ディランみたいなのだったり…
そういうのみんなでセッションしたりするんだけど…
その中で、その何を歌ったか…もう覚えてないけど…
KUMIがヒョイって来て「何もわからないです」って言って、歌い始めたら…
みんな「うわ、すげー」みんななって「みんなが声かける前に声かけよう」と思って〜笑！
あぁ〜なるほどね！
バンドがホントは組みたかったんだよね？
最初バンドだったからね。2人組じゃなくても、ドラムもいてベースもいて…
ベースもいてキーボードもいて…
前には…
最終的にその着地が2人っていう…
っていうか、どんどんみんな辞めてちゃってというか、クビにしてというか…
いろいろね、学生だからみんな意識の差もいろいろあるし…そう、最終的に2人になっちゃったんだよね。
そう。それで次にバンドを組むためだったんだよね。デモテープ作り始めたの…
そうそう。まだバンドを作るつもりだったんだけども…
そのために「デモテープを作ろう」って差金をはじめて録音したら「それがそのまんまデビューにつながっていった」っていう…
へぇ〜！じゃあ、この「LADY MADONNA」で、そのままアルバム？
そう！これね、テイクもね、だからまだ大学時代の何もデビュー決まる前のただのアマチュアの学生のテイクなの。これ…
マジで！
うんうん。
まさに一番最初に作った曲！
何かさ、ほら今と違ってパソコンじゃなくて、わかるかな？MTRってさ…
録音機材だよね。
カセットテープとかハードディスクでギターとか直接挿して、宅録で録音して自宅でミックスするような機械が昔はあったのね。
「それをちょっと割り勘で買おうぜ」って言って買って、これでこの「LADY MADONNA」を録音して…
「よし！このこういう曲ためて、これをデモテープにしてバンドを組もう」って思ってたんだけど…
それがたまたまレコード会社の手に渡って、それをそのまま「これそのままリリースしようよ」って言ってくれて…
へぇ〜！それが最終的にだって、そのファーストアルバムですよね？
そうそう。
おかしくないか？それが「200万枚を超えるアルバムになってる」っていう…
それだけきっと、みんなも聴いて「なんじゃこりゃ」って思ったんだろうね。
女性ボーカルで、英語がこんなにも散りばめられてて…
自分の感覚も今ゾワって思い出されたんだけど「何これ？」っていう、その初見で聴いたとき…
当時知ってた？
「LOVE PSYCHEDELICO」って…いや、だからこのイラスト、ちょっとヒステリックグラマーちっくなイラスト…
英語がこんなにも散りばめられてて、女性ボーカルで、ちょっとグランジロックみたいな感じ…
自分的には好物だったので「なんじゃこりゃ」っていう「え…誰なの？これ」っていう…
「メディアには出ないし、何なの？」っていう感覚でした。だからずっと…
あのときさ、でもそのほら学生の頃さ、安い機材で作ってたでしょ？でも自分たちが、すごいハイクオリティなつもりで作ってて…
いざデビューが決まって、リリースされるとレビューが載るじゃない？いろんな雑誌に…
はいはいはい。
そこに自分たち、すごいハイクオリティなつもりだったんだけど、ついに出て来たローファイサウンド…
もうどこ見てもこのローファイサウンドは「自分たちのやってる音楽ってローファイなの？」って…
ホントに機材が安かったからローファイになっちゃっただけで…
実はデモのつもりで作ったから「それをまた生バンドで演奏し直して、曲をレコーディングしよう」と思ってたんだけども…
それ自分たちで作ったまんまのが、そのまま世に出たから、その頃いま思えばそのいわゆる宅録の走りだったんだよね。
だから、そういうサウンドが珍しかったんだと思う。
へぇ〜！何かそういうきっかけと、パッケージだったんですね。
まさかさ、それがねこんなに音楽続いて、木村くんたちに曲を書くなんてっていうことがあるなんてホント思ってなかったから…
いやいやいやいや、そんなことない！そんなことない！逆ですよ！
いやいや、あれが人生のピークになんないように今でも頑張ってますから、ホントに〜笑！
ということで、あっという間だったんですけども、来週もお付き合いお願いします！
はい！
はい！
それでは、この曲いきますか「Flow」では初めてかもしんないですね！SMAPで「This is love」
「木村拓哉 Flow」TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りしてきました。
お送りした曲は、LOVE PSYCHEDELICOが作詞・作曲を担当してくれた楽曲でSMAPで「This is love」
来週もLOVE PSYCHEDELICOのお二人のトーク、お届けします！お楽しみに！
ON AIR MUSIC
Your SongLOVE PSYCHEDELICO
This is loveSMAP
