早いもので阪神大震災からもう15年が経ちました。



それまで岡山で経験したことのない揺れで目覚めたあの日。



当時、民間の航空会社に勤務していた僕は、朝テレビを見てちょっと早めに出勤しました。



会社に着くとテレビ局や新聞社からの電話がひっきりなしにかかってきていて、空撮のためのヘリやセスナの手配でバタバタしてました。



多くの取材ヘリが飛びかう現場に行くとき、パイロット・カメラマンや記者に加えて『見張り役』が一人乗り込みます。



撮影に夢中になっているヘリ同士の二次災害を防ぐためです。



セスナと違いヘリはホバリングができるので、例えば前方のヘリが停止した所に後ろから別のヘリが衝突!なんて事も過去にあったそうです。



ちなみに空のルールとして、セスナは半時計回りに、ヘリはその上空を時計回りに旋回する事になっています。



関西で交通網が分断されたので、物流もストップ。



午後は物資を空輸するための手配に追われた日でした。



そして、神戸に住んでいる友人となかなか連絡が取れず、やきもきした記憶があります。



この震災で全国に防災に関する意識が根付いたと言われます。



今一度確認すると共に、日々を懸命に生きねばと改めて感じます。