天体望遠鏡。反射式望遠鏡ならいざ知らず、なぜ屈折式望遠鏡は鏡がないのに鏡というのか。
眼鏡も鏡がないのに鏡という。つまり、日本語はレンズと鏡の区別があまりないようです。
こういったあいまいさが日本語、ひいては日本の美しさなのかもしれません。(緑と青の区別も明確でないし)
天体写真の世界で個人的にあいまいだと思っているのが、屈折式望遠鏡と望遠レンズ。つまり、望遠鏡を使わずに望遠レンズでもいいのではないかという仮説です。
特にあいまいなのは焦点距離400mm~500mmの間。これくらいの焦点距離がメシエ番号のついた星団を撮るのに適しているのですが、「これがいい!」といわれる望遠鏡がないのではないでしょうか。
この焦点距離で写真撮影に向いたアポクロマートのレンズを使った屈折式望遠鏡だと8~10万円くらいかかりそうです。
気楽に撮るには10万円の出費は痛いです。
ということで今回は2万円のアポクロマートの望遠レンズで400mmにチャレンジです。対象はM37。
例によって場所から

晩秋の星座の中で一際目立つぎょしゃ座の大きな散開星団です。導入は簡単でした。(ええ、もちろんステラナビゲータ使ってるからですが)
では実際の写真です

シグマAPO135-400mm for canon EOSです。ヤフオクで2万円強でゲットしました。
これをISO1600、F値5.6、90秒×10枚のコンポジットで撮りました。
ちなみに空の暗さはSQMで22.88。きれいに撮れる23までは行きませんでした。気温は7度です。
とりあえず感想です。
①ピント合わせが難しい
屈折式望遠鏡の方がかなり楽です。
②90秒くらいが流れない範囲
極軸導入頑張ればノータッチガイドで2分くらい行けそうですが。
③設置・撤収はかなり楽
ただの一眼レフカメラですからね。
④軽い
一式で2Kg位。ポタ赤でも十分なくらいです。そして、GP2でガイド鏡を載せても大丈夫なくらいです。
今後どうしていくか色々パターンがありそうです。
a.)ISO3200に上げて90秒で大量コンポジットを行う。
b)軽さを生かしてガイド鏡で露出時間を延ばす。
お気楽さから考えるとa)なんですが王道はやはりb)でしょうね。
楽しい悩みが増えそうです。
ではでは
