先日MRIを受けた際にパニック障害を起こした事が今朝ニュースになったのを見て、ビックリしました。
まさか僕と同じ気持ちの方が、こんなに沢山居たんだな。
そして共感してくださって嬉しいです。
パニック発作でMRIを受けるのって、実は凄く恐怖なんですよね。でも受けなきゃ自分の病気もわからないし、時間は30分〜40分ぐらいで終わる。だから待とう。でも何かが怖い。殺されそう。胸が痛い。本当は姿勢を今直ぐ変えたいけど変えたらMRIをやり直し。こんな事を考えていたら余計パニックになったり僕の場合は手まで震えてきて、てんかんまで起こしてくる。困ったモノです…。
最初はこの件に関しても詳細を書く予定は無かったんですが、需要があるなら難病インフルエンサーとして詳細は伝えるべきだと思うので是非書かせて下さい。
僕は元々はパニック障害持ちでは有りませんでしたが、2019年7月に10万人に1人の難病【脳動静脈奇形】との宣告を受けた際に人生初のパニック障害を起こしました。
それから、入院中はしばらく起こしたりは無かったんですが退院後は歩いている時に何度かパニックを起こしたりしていました。原因は未だに不明なんですが、スマホを見ながら歩いて居たら急にパニックを起こして不安になり道で呼吸がしずらくなって誰かから逃げる様になってしまったり視線すら不安になったり。お風呂でシャワーを浴びている最中に急にパニックを起こし直ぐにシャワーを止めて、風呂場を出た所で裸で横になっていた時とか。理由はわからないんですが怖かったんですよね。心臓が止まる気がしたんです。呼吸困難になる様な。深夜にはパニック障害があまりに酷すぎて、お父さんを起こして救急車を呼んでしまった事もありました。
それから薬を貰えて、少しづつパニックがおさまる様になりました。
ただ、また暫くして三浦春馬君が亡くなった辺りかな。あの時にマネージャーと移動中の車内でその情報を知って、またパニックを起こしたのを覚えています。
それからまた暫くは続いたのですが、また薬で落ちついて…。
そして2023年12月。
今年は色々と夏〜秋にかけてが大変で精神的にも身体的にも本当に疲れ切っていました。
ようやく落ち着いたかな、と言う時にその反動だったのかな。
実際にMRI検査をやる瞬間までは何も気にしていませんでした。
パニックの兆候なんか1ミリも感じでいませんでしたし、前日にお酒も飲まず、睡眠時間も7時間以上ありました。
ただ、いざMRIの部屋(金属類を全て外して入室する部屋。ちなみに刺青やアートメイクや体内にもペースメイカー、僕の場合は頭骨にチタン等の金属が無いか等の確認も有ります。)に入って、僕は頭の撮影なので頭部に固定具を装着して、両手はベルトで固定、膝下に枕を入れてからMRI撮影を始める事になります。
装着後に技師さんが毎回言うセリフ
「撮影中は身体を動かさないで下さいね。撮影は30〜40分で終わります。何か痛みを感じたり辛い事があれば、お手持ちのブザーを握って下さい。では始めます。」
コレが大体お決まりのセリフなんです。
凄く丁寧で分かり易くて大体毎回こんな感じですね。どこでMRIを撮ってもこんな感じでした。
ただ今回だけは何故か
【撮影中は身体を動かさないで下さいね。】
に凄く恐怖を感じてしまったんです。
え、40分間身体を動かせないって、実際怖く無いかな。
ドアが閉まってから地獄が始まりました。
ココからは僕の頭の中のリアルなので
皆さんが「わかる」か「わからない」かは僕も理解出来ないんですが実際に感じた当時の事だけをリアルに書きます。
なので文章的におかしくなってたらすいません。
機械が動き始めてから、MRIの音が鳴り始めて3分?5分?何分なったのかハッキリは分からないんですが、とりあえずそんなに時間は経っていない頃にふと思ってしまったんです。
【なんかドアの開いた音がした。】
【もしさっきの技師さんが戻ってきてナイフで僕の心臓を刺そうとしたら僕は自分を守れるのかな。頭を固定されてるし。手をベルトで固定されてるし。死ぬ。怖い。】
(実際はMRIの作動中はナイフなんか持って中には入れません。ただ自分がパニック状態で冷静じゃ無かったのかもしれません。本当に当時思った事をそのまま書いてます。)
【もし地震が起きてMRIの機械が顔に落ちてきたら僕の顔は潰れる。両手で防御も出来ない。辞めたいけど今辞めたらMRIはやり直し、動きたい。怖い。走りたい。降りたい。せめて横になりたい。】
本当に若干過呼吸みたいになってました。
涙は出てくるし、過呼吸になるし、自分の性格?も分からなくなるし、鬱なのかな?と本当に自分自身が分からなくなるんですよ。混乱状態みたいな。
ブログにこれを書く事も少し恥ずかしいです。でも事実なんですよね。
多分僕と同じ気持ちを感じてるパニック持ちの患者さんが何人かいるんだと思います。
パニックなんて見た目じゃ100%分からない病気なんで、だからこそ苦しいです。
本当に絶対死なない毒薬を飲まされている様な状態です。
死にそうなんですけど死なないから不安との戦いが続いてて。
で、その戦いに負けると次は【てんかん】に襲われて目が覚めると知らない人達が周りに沢山いて僕を助けてくれていて、僕はヨダレを垂らしながら全身筋肉痛を起こしている…。
本当に辛すぎる人生だとたまに思う。