僕の夢は、あの日【2019年7月20日】。

脳出血でICUに入り、その後【脳動静脈奇形】を宣告された時に看護師さんやお医者さんに泣きながら点滴を抜いたりご飯を投げるなど激しく八つ当たりをして、その翌日に自分の難病を認め、看護師さん達に申し訳なかった行動を謝罪した時に「患者さんあるあるだから大丈夫だよー!」と笑顔で返事をされた時に僕は


【あれ、僕は芸能界にいるべきなのか。もしかしたら看護師になりたいのか?】


と少しづつ方向転換というか自分の気持ちが傾き始めた気がしました。

当時は難病の発表をした瞬間にラジオのクビを切られたり、「番組にもしばらく来なくて良いよ」と言われたり(現在もプロデューサーさんからは連絡は無いので実質クビ)、本当に【病気の威力って半端じゃないな】と実感しました。

なりたくてなった訳じゃないのに仕事もお金も人間関係も色々失ってしまう。

芸能界という場所はそれが更に見えやすい場所だった。


ただ医療の世界はそんな僕を助けてくれた気がした。


きっと自分と似た様な人が日本中にはまだ、沢山居る気がする。

世界ならもっと沢山。




少し話が飛んでしまいますが。


先日、同級生達と居酒屋さんでご飯を食べてる時に目の前のカウンター席から


【バタン!!】


と大きな音が聞こえたので見てみると、

おじいさんが地面に倒れていてビックリしました。


10秒ほど話しかけても応答が無く、僕も同級生もヒヤヒヤでしたが呼吸は確認出来たので直ぐに僕は救急車を呼びに119番。

同級生は肩を叩いたり声を掛けたり脈拍を測ったり。


まだ学生で何にも分からないメンバーでも必死で1人の人を助けたい、と思う。


大切ですよね。


その数分後に救急車が到着して、おじいさんも目を覚まして運ばれていきました。

難病患者になってから、そして障害者になってから、看護学生になってから、初めて人を助ける事が出来たのかな。


なんて思っちゃいました。


僕は10万人に1人の難病と言う珍しい病気を持っているけど、珍しいモノを持っているからこそソレをパワーに変えて生きたい。そして僕の手に触れた患者やファンは必ず救う。それを目標に頑張っていきたいです。


119に電話をした時、とくに何か変わった発言をした訳でも無いんですが


【医療従事者の方ですか?】


と質問されました。

電話で何か伝わるモノなんですかね。


今だから言えるんですけど…


芸能人の方ですよね?

より少し照れました。*笑*