インフルエンザ予防注射関係の横道にそれた話。

わたしが勤務していたころのことなので、最近は変わっているかもしれませんが。
と前置きしておきます。

インフルエンザ予防注射といえば思い浮かぶのが値段。
病院によって料金がいろいろですよね。
だいたい似たような料金にはなっていると思いますが、
なんで病院によってこんなに差があるの?ってくらいでてきます。

そして最近ではあまりニュースにのぼらなくなりましたが、
シーズン中は「インフルエンザ予防注射が足りない!」はずだったのに、
シーズン終わってみたら「こんなにたくさんの返品があった!」というもの。

まずは値段的な話。

通常の医療薬の場合は薬価が決まっているため、
患者さんへの売値は固定値。
保険診療の場合は患者負担の割合など、その他いろいろな変動要因もあるのですが、
どこでお薬をもらっても、お薬自体の値段に変化はありません。
通常の診療の場合も同様。
保険点数が決まっているので、こういった診療をした、治療をしたら、これだけ。
というものが決まっています。

ところがインフルエンザ予防注射の場合は保険診療ではなく自由診療。

■インフルエンザワクチン自体の値段の差
もともとの定価は一定ですが、
購入量などによって価格にばらつきがでてきます。
(薬の流通は、メーカー → 卸 → 病院・薬局 となっています)

■ワクチン1つ=1人分ではない
ワクチン1本で複数分。
余ったワクチンを翌日以降に使うということはしませんから、
集団接種するところの方が廃棄率が低くなるので、安価な値段設定しやすいようです。

■ワクチンそのものの値段以外にも、プラスがある
注射をするには注射器や注射針、消毒などが必要ですので、その分の値段がかかります。
また、注射の前に診察を行いますから、診察料もかかる。
そういった値段もプラスして設定されるということですね。
病院でふつうに注射や点滴をしてもらっても、インフルエンザくらいの値段にはなりませんが、
これは保険診療なので全額の2~3割しか自己負担分がないので、より安く感じられるのだと思います。
通常の注射でも、診察料、注射の技術料、注射自体の薬価はかかっていますから。

などなど。
払う値段が違うのは、上記のようなことを加味して診療機関ごとに独自に、料金が設定されているため。
インフルエンザワクチン自体は、国の検定に合格したものなので、品質は一定。
値段が高い安いで、効果や副作用の出方に違いはありません。

できれば安いところで、とは思いますが、
ふだんかかっている病院で安心して受けるのが一番。
副作用が皆無なものでもないのですから、
何かあったときにすぐに見てもらえる、相談できるというのは必要ですよね。