昨日のあるあるでダイエットにも効果的,小腸デトックスでヤセ体質!の特集をやっていましたね~

ダイオキシン,ベンツピレンといった環境有害物質が小腸のヘドロとして,柔毛溝部分の小腸上皮細胞にたまり,それが胆汁排泄や栄養吸収を阻害しているという内容.

その対策として,クロロフィル食材摂取によるデトックス,効果的な調理方法が紹介されていました.


■クロロフィルの特徴


食物繊維の数千分の一という低分子量→柔毛の溝もスッキリお掃除可能

毒性の強いものに吸着→有害な物質のみをターゲットにできる

緑の野菜,海藻などに多く含まれる→ふつうに手に入る食材が利用できる


というもの.

葉緑素という言葉の方が,学校でも習うので馴染みやすいものかもしれないですね.



■クロロフィル含有量ベスト10食材


1位 ホウレンソウ

2位 小松菜

3位 ニラ

4位 春菊

5位 焼き海苔

6位 パセリ

7位 シソ

8位 ブロッコリ

9位 ワカメ

10位 ピーマン


1位のホウレンソウは10位のピーマンと比べると7倍以上の含有量.

緑黄色野菜,海藻類が中心ですね.(^^;;;

どれもスーパーなどで手軽に購入できるものばかり.

ホウレンソウは鉄分も豊富に含まれているので,鉄分補給という意味でもオススメの食材かも.

ホウレンソウは茹で時間が長いとビタミンCの損失が多くなる,シュウ酸を多く含む,という特徴があるので大量の湯で短時間で茹でるといった注意も必要です.



■効果的なクロロフィル食材の調理方法


加熱する → 茹でる,炒める,など 生はNG

小さく切る → フードプロセッサー,包丁で微塵切り,など


緑黄色野菜や海藻類の細胞内にあるクロロフィルは,細胞壁をしっかりと壊さないと細胞内から出てきません.

咀嚼,消化液などだけでは出てきにくいため利用されにくいようなので,上記のように調理方法に注意が必要とのこと.

生よりは加熱した方が良く,同じ生でも,小さく刻んだ方が利用されやすいようです.

あるあるでオススメ食材としてプッシュしていたのは,「焼き海苔」.

加工段階ですでに熱を加えてある,小さくちぎりやすいなどといった点で,

クロロフィルを効果的に利用しやすい食材ですよね.


基本的に,野菜は加熱しすぎるとビタミンCが壊れたり...といった弊害もありますが,

生より茹でた方がたくさんの量を摂取できるので,そういう意味でも「加熱する」というのはオススメの調理方法だと思います.

ここで問題なのは,


ホウレンソウやその他クロロフィルが入った食材がデトックスに効果的だからといっても,そればかりを食べたり,そういった食材に偏った食事は良くないということ.


健康にもダイエットにも食事は重要な役割を果たしますよね.

適度なカロリー,栄養や配分のバランスがよい食事というものが理想.

栄養や配分のバランスが良いということで,

炭水化物,たんぱく質,脂質,野菜類をそれぞれ適量,どれかに偏ることがなく摂ることが勧められますが.

この栄養や配分のバランスは,こういったおおまかな分類だけにとどまるものではありません.


野菜ならば,大きく分けて


緑黄色野菜

淡色野菜


という分類がありますが.基本はどちらかに偏ることなく両方バランスよく食べること.

また,


葉を食べるもの(ホウレンソウ,小松菜,ニラ...など)

根を食べるもの(ダイコン,ニンジン...など)

茎を食べるもの(アスパラ,タケノコ...など)

実を食べるもの(トマト,ナス,キュウリ...など)


といった可食部による分類もできますが.

緑黄色野菜,淡色野菜の配分を考えたうえで,こちらも偏ることなく食べることが理想です.

葉の野菜がいいからといって,葉っぱばかり食べるのはNG.

葉野菜,根菜,実...とバランスよく食べることが求められます.

野菜といえば食物繊維も豊富ですが,


水溶性食物繊維,

不溶性(難溶性)食物繊維


のバランスも大事.どちらかに偏りすぎるのはよくありませんよね.

緑黄色野菜,淡色野菜,そして可食部によるバランスを考えて食べることで,

水溶性,不溶性食物繊維のバランスも自然ととれてきます.


とはいえ,1日の食事で配分よくと考えるとたいへんなので,

1週間の食事で配分のバランスがとれればOKだとは思います.

ただ,食べるものに注意し健康を保つには,

健康によいという食材だけを食べるのでは意味はありませんし.

短期間集中して食べればあとは気にしなくても良いというものでもありません.

てっとりばやく,ダイエットに小腸デトックスを取り入れたいのであれば,


食事に焼き海苔を追加


というだけでOKなんでしょうが.自身の健康管理を考えた場合は,


クロロフィルが豊富なオススメ食材をとる,クロロフィル含有サプリメントをとる


といった対処的な対策ではなく,


食事全体の栄養と配分のバランス,食材ごとの配分のバランスがとれた食事


を心がけることが重要だと思います.


ていうか...

小腸デトックス!というのを意識しないと困るような食生活をしている人が多いということなんでしょうか.

ちなみに,うちのだんなも何をやっても痩せない人で,


「小腸デトックスしていないから痩せないんだ!」


と番組開始時には言っておりましたわ.


しか~し,


我が家の食事は,野菜の配分にぬかりはありません!!!(自己申告)


だいたい,昼食以外は同じ物を食べているんですから,

だんなだけ何をしても痩せない=小腸デトックス=食事に問題がある

と考えるのはおかしいと思うのですが.いかがなものでしょう?



あるある大辞典の放映についてですが.

小腸のヘドロが栄養の吸収を阻害するのならば,

痩せることに影響する栄養の吸収を阻害するだけでなく,

太ることに影響する栄養の吸収も阻害しているのでは???

という疑問も浮かびますよね...


太ることに影響する栄養というと,炭水化物,脂質などですが.

通常,たくさん摂りすぎては困るものは,能動輸送,

たくさんとっても問題ないものは,受動輸送にて吸収されます.

(すべてがこれにしたがうわけではありませんが)

炭水化物も能動輸送のほかに受動輸送でも吸収されるので,

小腸のヘドロによる吸収疎外の影響を受けにくい...と推察されます.

柔毛の溝以外の部分でも吸収は起こりますしね.

実際にはどうか...については,番組ではいっさい触れていませんので不明ですが.

小腸のヘドロによって吸収疎外を受けやすい栄養などについても,

もっと深く紹介してくれると参考になりますよね.


また,小腸デトックスで痩せた!という4人.

みなさん女性で,体脂肪率が30%以上でしたよね.(痩せた後も)

似たようなダイエットデータの人であれば,オススメ食材をプラスした,ダイエット食材&サプリメント系ダイエットで,効果的に減量できる可能性はありますが.

これとは違ったダイエットデータの人の場合は,これだけでは効果が顕著に出ないかも...

ダイエット目的というよりは,健康増進目的,食生活改善目的で参考にした方が良いかと思います.