遠くに見えても

月がこんなにきれいに見えるのは

あのひとも見ているだろうかと

おもいびとがいるから

#スノームーン



この月を

あなたも見てる

きれいだな

チョコレート


電話友達の君と話していて

なんだかプロポーズみたいなこと

口走ってしまった

「一緒に暮らすこと考えたら貴女しか思いつかない」

郵便でチョコレートが贈られてきた

消印を見てそんな日だったんだと気付いた

でも速達郵便にしても郵便で送ってくるかな

電話して喫茶店で待ち合わせることにした

開店したてのユザワヤで紫のチューリップを一輪買った

(赤とか無難な色じゃ駄目なんだ)

パルコの地下のブックセンターに行って

「しろいうさぎとくろいうさぎ」をラッピングシてもらった

喫茶店でそれらを手渡して伝わるかなとおもいながらも

何割か伝わればいいやと

二人で

飯島貴金属精錬のビルに行って

指輪を君に選んでもらった

そのまま僕の部屋に帰るバスに乗った


2024-02-14 @yoshifumi_


かつての吉祥寺ばっかりだな


そのあとのこと

「ふたり」 


https://ameblo.jp/masda/entry-12748305308.html

雪(再掲)

http://ameblo.jp/masda/entry-12103932318.html

後ろめたさを感じながら酒を飲んで
ホームの白線の上を歩いている
雪はどんなふうに降っていただろうか
手のひらで溶けてゆく雪と
車道の端で汚れてゆく雪と
足跡の上に重なってゆく雪と

何処かでまた会えるよね
ガラスの向こうで歩いている
雪はどんなふうに降っていただろうか
白さの中で見えなくなってゆく風景と
かすかに覚えている風景と
もう見ることもない風景

落し物を見つけて拾い上げる
もう読み解くことのできない文字
雪はどんなふうに降っていただろうか
見上げていると空に登ってゆくような気がしたよ

2015-12-06 @yoshifumi_


10年前のバレンタインに降った大雪覚えていますか?



妻を愛すること以外

一滴の血も無い命

今年最后の蕾に

水をそそぐ


大袈裟





#桔梗 #キキョウ #balloonflower


スマホが咲いてる花の方に

自動フォーカスして

つぽみにピント合わせるのに苦労した


今年は長く咲いているね


2023-11-08 @yoshifumi_




(もう少しまとめから書き直そうかもとも)

クリスマスも迫った週中に

風邪をひいてしまったらしい

ここ1週間以内に風邪などひいたことはありますか

面会票でアウトじゃないか

金曜日呼吸器内科を予約する

チェンバー空間に通され

コロナとインフルエンザABの検査を受ける

調剤薬局でアセトアミノフェン、トラネキサム酸

の処方を出してもらう

帰りのコンビニのイートインでほろよいとミントライトの煙草を買う

風邪薬をほろよいで流し込んでミントライトの煙草を吸うなんて

喘息持ちがすることじゃない

クリスマスに妻に面会に行くことが妻のためでなくてただの自己満じゃないか

いずれにせよアタマがちゃんと働いてない

翌日土曜日ウィダーinゼリーくらいしか喉を通らなくて

日が暮れてハイボールを飲みながら残ったミントライトの煙草を吸ってたら

コンビニの店長に救急車呼びますかと云われ

またチェンバー空間で検査を受けるだけじゃないかと

意味のわからないことに囚われ断った

そののち

スプリングバレーのアフターダークを飲みながら

冷たい空気を吸いながら残ったミントライトの煙草を吸おうとしたのか

重積喘息発作で日赤に運ばれたらしい

ICUで外されてた薬指の指輪を普通の病棟に移ってからはめたら少し元気になったよ

6日に退院して

10日に呼吸器内科をまた受診した

入院したときの記憶がないことを話すと

死んでたかもしれませんねと

煙草をやめるかと聞かれて生返事をした

ミントライトの煙草の残りは捨ててたのだか

新しいワイルドバイソンのシャグを翌日に加湿して

試しに吸ってみた

「跨線橋」(こせんきょう)
http://ameblo.jp/masda/entry-11934163997.html

二人の間を隔てた線路を渡って
君の家へ駆けていた跨線橋
僕らの距離は今ほど離れていなかった
跨線橋から見える夕焼けも見ることもなく
君だけを求めて駆け抜けて行った

跨線橋の階段を降りて行けば
君の住む部屋はもうすぐ
僕の胸は高鳴る
ドアをノックすれば君の笑顔が

君の小さな部屋の窓から
あずさの汽笛が音が聴こえる
二人で住む予定のマンションの話をした
二人は同じ方向へ歩み始めたんだよね

帰り道二人で跨線橋から見える夕焼けを見ていた
僕の部屋から見える欅が二人を見つめていた
夜明けまで抱き合った僕の部屋で
二人は同じ方向へ歩み始めたんだよね

住み始めたマンションから二人で食料品を買いに行った
料理をする君 後片付けをする僕
しあわせをベッドまで運んで二人で眠った
目覚めても消えない夢を二人で見ていた

もう一度跨線橋から見える夕焼けを二人で見たい

2014-09-27 Yoshifumi_



三鷹電車庫跨線橋
「太宰治 跨線橋」で画像検索してね 
(とか検索ヒットするから書いてたな)



身抄録

カーテンを開けることさえしないから
夜明けが白いことも忘れてる
冬至の過ぎた後に
夜明けが一番遅い日がやってくる
昼が短い「冬至」
実は既に「日の入り」は遅くなり始めている
日記が歳時記めいて
あとは珈琲と煙草の数
お酒を少々

自分の
今の顔も年齢もピントこないのさ
何処かしら今でも
何処からか突っ走ってる途中のつもりがあって
多分時の流れの風月にさらされて
刻まれたことに自覚がないのか
記憶が薄れてる

毎週金曜日
健康診断の週以外は
植物園にばらを見に行って
帰りに深大寺ビールを飲んだ月が
先月ではなくて
10月27日金曜日は十三夜で
まだまがりなりにも秋だった

けれどもキキョウの最後の一輪が
11月の四週まで咲いていた

珈琲を淹れるのが遅くなって
夕方4時に淹れた
ちゃんと眠れるかも疑わしい

春も過ぎ夏も過ぎ
秋も過ぎ冬になった
静かにさようならを云わなければ
ならない

冷たい冷蔵庫のように
乾いた言葉
自分は不可思議な生命体に
なってしまったのだろうか
唇が切れる前に
クリームを塗っておこう

2023-12-01〜03 @yoshifumi_








「身辺抄」ではないか

264.幻 一ぼくをみかけませんでしたか一



なくしたものを さがしに

ぼくは やってきました



さみしかったのは

ぼくですか それとも きみですか



ほら、もう、ぼくの すわる

いすは ありません



まどガラスには

夜が来て雨が降って

ぼくのこころは ただのまぼろし



@yoshifumi_



20代前半に

夜の喫茶店の窓ガラスに映る自分を見て書いた


むかし書いたものをグーグルレンズで読み取ってみました



象牙の白鍵が叩かれて
クワンと鳴る
ウヰスキーと煙草葉が煙る夜
それは私がまだ若かった頃
煉瓦積みの壁と薄明かりの照明
弾かれる弦と打ち鳴らすスティック
それは過去の物語
撓んだレコードがまわる
最後の溝をなぞって針が上がる
二十歳で亡くなった友を
ここに呼びたかった
#sometime
悔やんでも仕方ないことだと
空いた氷のグラスに
酒を注いでくれた人も存命なのだろうか
もう少し飲もうか
レコードを聴いていると飲み過ぎるので
たまにしかしていない

2023-11-18 @yoshifumi_
#田村隆一
#詩の森文庫 101
「自伝からはじまる70章
〜大切なことはすべて酒場から学んだ〜」

夜明け前最後の方まで読んで
ふとウイスキーが飲みたくなったので
コンビニの前のポストの上で
月と金星に照らされながら