二匹の雌猫はみーこと名付けられた


12016年10月12日水曜日午後6時半頃みーこは死んだ

うちの前の街道から奥まったところにある
アパートで猫に餌をあげてるおばあちゃんがいた
猫は子猫を産んで育てていた
私も子猫たちにおやつカリカリをあげたりした
半年ぐらいしてその雌猫が雄猫に会おうとして街道を渡った
そして戻ってきたところで車に轢かれた
猫は歩道にもう少しのところで来て吐血して死んだ
また轢かれないように歩道よりこちらに運んだ
おばあさんに知らせるか一晩悩んだ
それから子猫を見たことはない
もらわれて行った


21967-1968漁村のみーこ

自分は漁村の生まれで
幼い頃猫が家に住み着いた
母は猫用に別に煮魚を作って出した
「熱いよ」
猫がフーフーして食べる
「熱いよ」私も言う
そんな猫が家出してから帰ってきて
子猫を産んだ
姉も私もびっくりした
コタツで育て始めたのだが
姉が「足入れるとき子猫をを踏んづけたら(母猫に)引っ掻かれるよ」なんて言うもんだから
私も慎重にコタツに足を入れた
子猫もやがて育ってこの家を出て行く
どこに住み着くかはわからない




漁村の民家で家族と住むのと
街の風呂なしアパートで
老後一人暮らしするのとでは
飼ってる猫の行方も違うんだ

我に返って漁村を離れた私は
これからどうなるのだろう
入院している妻と一人暮らしの自分
子供はいない