(万葉集巻第五梅三十二首より)

鳥は花をついばんでいるのだろうか
花ぐし刺した女性のように
誰かの気を引こうとしているのだろうか

あなたと花を見よう
こうしてひとりで見ていると思う

花びらはこの冬に舞った雪のように
より穏やかに舞い降りている

花を見る度に
ひとつ歳を経たとは思うけれど
散ってしまっても
翌年も翌年も咲いておくれ

2019-04-06 Copyleft @yoshifumi_



万葉集巻第五梅三十二首より
梅花の歌三十ニ首読んでみて
オリジナリティはありません



三十ニ首読んでどれから取って来たのだなとか楽しんでくださいね
三十二首ほとんどから使わせてもらってます全部盛り込もうとしたのですが無理でした

2019-04-07
白い梅っぽい桜

小さな公園の誰も見ようとしない桜




829.梅の花が散ってしまったなら桜の花が続けて咲くようになっているではないか
あるので梅の花に限らず花としました
次々と花は咲いてゆくので

お酒を呑んで歌おうってのは省いてみました
酒を酌み交わしだったかな

花櫛さすのが女性に限った話では無さそうでしたから
いじったのかな

ひとりで梅を見ていないで
みんなと見ようも
なんだかいじってましたね

これからもずっと咲いておくれも
翌年も翌年も にした

言い訳がましくて粋【すい】じゃないかも



〜追記2019-04-11
梅の花は幹から直接だが
桜はさくらんぼになるのに枝があり
鳥が蜜を吸うのに
桜を落としてしまいやすい
(梅の実が梅なのに対して桜の実はさくらんぼで梅の花と言うのに対して桜の花は単に桜です)

私の
》鳥は花をついばんでいるのだろうか
》花ぐし刺した女性のように
》誰かの気を引こうとしているのだろうか
は間違っていますが
「だろうか」で想像力を膨らませて下さい
つがいの鳥が睦まじく花をついばんでいるのを見て
私が空想した物です
三十二首の中で出てくる鳥は鶯【うぐいす】です
私が桜の花で見たのは野生化したインコだと思います
人が近づくと逃げますのでお花見で賑わっているとインコは居ません