本日は土砂降りなり。



















事件が起きたのは一昨日の夕方。









踏切見学から帰宅した我々は、心地よい疲労感に包まれていた。










ひとり自宅に残り掃除などしていたオトーチャンは、自分の成果をひけらかすべく「見て見て、サンシェード張ったよ。ベランダきれいにしたよ。庭の雑草も抜いたよ。」と息子たちを庭に連れ出した。









台所で水筒を洗っていたわたしの耳に飛び込んで来たのは「サトウモロコシがない!」というチョーナンの悲鳴であった。
















そう。







オトーチャンは庭掃除をしていて、雑草と間違えてサトウモロコシの苗を抜いてしまったのだ。














チョーナンは、それはそれは嘆き悲しみ、わあわあと喉が裂けるほど泣いた。


















実はこの「サトウモロコシ」というのが、町のお祭りで種を買い、チョーナンが楽しみに育てていたもので、希少品種なのである。







恐らく再度手に入れるのは難しいが、嘆き深いチョーナンの姿を見て、このままではいられない!







わたしは再び種(もしくは苗)を手に入れるため、メルカリやAmazonやあらゆるサイトで検索をしたが、「サトウモロコシ」はどこにも見つからない。




















マジもんの希少品種っぽい………。

ぜんぜん見つからない………。
















………と、ここまでノンフィクション作品風に書いてみたのですが、慣れないのでいつも通りの文体に戻します。




















続きです。















いくら調べても通常の方法では「サトウモロコシ」を買えそうにないので、わたしは購入したお店で再度購入するしかないと思い、まずお祭りの主催の連絡先を調べました。





そして出店していたお店に見当をつけ、なんとか取り次いでもらうことに成功したのです。



















対応してくださったお祭りの主催団体の方はとても親切で感じが良く、お店の方にあらかたの事情を説明したうえで連絡可能な時間と連絡先を教えていただきました。










お店の方は普段は農業をされているとのことで、仕事が終わるという夕方遅くに電話をかけました。



この時期お忙しくお疲れでしょうに、「事情は伺っています。」と、とても朗らかに対応してくださいました。









そしてなんと、「うちの畑にこぼれ種から生えた苗があるので取りに来ていただいていいですよ。近くのスーパーの駐車場で待ち合わせして畑までご案内します。」と言ってくだったのです!










か、神対応とはこのことか!













というわけで、次の土曜日にチョーナンとジナンを連れて畑にお邪魔して来ます。









オトーチャンはお仕事の為ワンオペなので、ご迷惑をおかけしないよう細心の注意を払って行かねばと思います。










楽しみだなぁ。