大相撲春場所は10日から、大阪市のボディメーカーコロシアムで行われています。

3日目では、横綱日馬富士が高安の突き落としに屈して初黒星を喫しました。
高安は初金星。
2場所ぶりの優勝を狙う横綱白鵬は栃ノ心を上手投げで退け、初日から3連勝としました。
前日に続いて3大関が敗れました。
琴奨菊は小結栃煌山にすくい投げで、琴欧洲は千代大龍に下手ひねりで敗れ、ともに2連敗です。
鶴竜は妙義龍に押し出されて初黒星。
稀勢の里は小結安美錦を突き落として連敗を免れました。
豪栄道は関脇対決で把瑠都に屈しました。
平幕の全勝が早くも消え、勝ちっ放しは白鵬、把瑠都の2人となりました。

4日目では、横綱日馬富士が平幕千代大龍に引き落とされ、2004年秋場所の朝青龍以来となる2日連続金星配給で2敗目を喫しました。
千代大龍は02年名古屋場所の霜鳥以来の横綱初挑戦金星の快挙です。
横綱白鵬は妙義龍を寄り切り、ただ1人4連勝としました。
大関陣は琴奨菊が高安を下手投げで退けて星を五分に戻し、鶴竜は関脇把瑠都を寄り倒し、ともに3勝1敗としました。
稀勢の里は小結栃煌山に突き落とされて2敗目です。
栃煌山は大関戦3連勝となりました。
琴欧洲は栃ノ心に寄り切られて1勝3敗です。

5日目では、横綱日馬富士が妙義龍を破り連敗を2で止めました。
横綱白鵬や3大関も白星を挙げましたが、大関琴欧洲は5日目にして早くも4敗目を喫しました。
日馬富士は妙義龍の顔を張るなど激しい取り口を見せ、最後は送り倒しで破りました。
白鵬は栃煌山の挑戦をとったりで退け、幕内唯一の全勝を守りました。
大関琴奨菊は豪栄道を上手投げで下しました。
大関鶴竜は高安を外掛けで破りました。
大関稀勢の里は千代大龍を寄り切りました。
琴欧洲は把瑠都に一気に寄り切られ、2日目から4連敗となりました。

6日目では、横綱白鵬は初顔合わせの千代大龍を突き落とし、6連勝で単独トップを守りました。
横綱日馬富士は時天空を押し出して4勝目を挙げました。
大関陣は、稀勢の里が関脇把瑠都にはたき込まれて3勝3敗となり、鶴竜は関脇豪栄道に寄り切られて2敗目を喫しました。
把瑠都は5勝目、豪栄道は4勝2敗。琴奨菊は栃ノ心を寄り切って4勝目をマークしました。
琴欧洲は左肘負傷で休場しました。
全勝の白鵬を追う1敗は把瑠都と平幕の松鳳山、常幸龍、翔天狼となりました。

7日目では、横綱白鵬は時天空を力強く寄り切って、ただ1人初日から7連勝としました。
横綱日馬富士は勢を寄り倒して5勝2敗になりました。
大関陣は琴奨菊が小結安美錦を押し出して5勝2敗とし、稀勢の里は松鳳山を押し出して4勝目を挙げました。
鶴竜は豊ノ島に押し出されて3敗目を喫しました。
関脇把瑠都は高安の上手投げに屈して2敗に後退しました。
関脇豪栄道は小結栃煌山を下手投げで退けて5勝目です。
白鵬を追う1敗は平幕の常幸龍だけとなりました。