オフィス・ラブ 20 | 向日葵のような笑顔〜黒い向日葵?〜

向日葵のような笑顔〜黒い向日葵?〜

櫻葉妄想ブログです。
時折まーくん愛を叫びます(笑)
腐要素ありなのでアラシックで
ご理解ある方のみどうぞ。



カーテンの隙間から朝の陽が
顔に線を作るように差し込む。

抱きしめた肌に指をすべらせ
長いまつ毛にくちびるを当てる。

「ん…あさ?」

「まだ寝てていいよ。」

長い腕を俺にからませ くちびるを
寄せる。軽く啄むようにキスをすると

「おはよ…」

そう言って俺の胸に顔を寄せた。
背中をゆっくり撫でながらお互いの
体温を感じると少しづつ早まる鼓動。

「はぁ…やべぇ…ドキドキしてきた。」

雅紀の頭に顎を乗せ目を閉じると
ふわっと甘い匂いが鼻をくすぐる。

「えっ…やっ…」

雅紀が驚いた声をあげるが

「いやって…朝だからさ。お前もだろ。」

そう言ったらぽっと頬を染める。
やばい…

「あ、あの…朝ごはん…作りますね。」

身体を起こし着るものを手繰りよせる
雅紀を布団に引き入れ

「いいよ。もう少しこのままいて。」

えっと小さく洩らし両手で顔を隠す。

「いまさら?ふふっ。」

そんな仕草にもぐっと惹かれる俺って。
どんだけ好きなんだろう。

「冷蔵庫には何にもないんだ。だから
  一緒に出掛けようか…」

ん…と小さくうなづくと

「あ…俺スーツだ…」

「雅紀んちに戻ってから行くか。」

「ん…ありがと…翔…」

黒目がちな瞳を俺に向け軽くキスをした。



つづく…