★Wan Peace★ 犬と山歩 [別館]

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犬と山を歩くための法律やマナーなど、ちょっとお堅い話を別館でまとめて行こうと思います。

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前回の記事にて、
犬をノーリードにすることは法律違反なのでははてなマーク

とのご意見がありましたので、今回はその解説をしたいと思いますが…


今から書く内容は決してノーリードを推奨しているわけではないので、誤解無きようお願い致します。


僕のスタンスは


オンリード … 原則つける
オフリード … ケースバイケース


です。


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まず…


法律…国会で制定された法規
条例…地方議会で制定された法規

※憲法で、条例は「法律の範囲内で」という留保付きで認められているので、法律の範囲を超える条例は無効になります。


※法律 > 条例


これらを踏まえた上で話を進めていきます。


①環境省自然環境局のHPを見ていただくと、飼い主の方への守って欲しい五か条が書かれていますが、係留に関してはどこにも書かれていません。

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②平成12年に施行された「動物の愛護及び管理に関する法律」にも係留にかんする記述はないものの、平成14年の環境省の告示「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」には…


「犬の所有者等は、犬を道路等屋外で運動させる場合は、犬を制御できる者が原則として引き運動により行うこと。」とあり、例外があることを認めている。


そう…あくまでも原則に過ぎないのだ。



「その他逸走又は人の生命、身体及び財産に対する侵害のおそれのない場合で、規則で定めるとき。〔9条1項(二)〕」を上げている。


その施行規則には犬の飼養の特例として「犬を制御できる者が調教するとき。〔6条(ニ)〕」とある。

しつけのよいおとなしい愛犬はこの例外規定に該当する。大きい犬でも他人に危害を加えるおそれがない犬なら該当する。即ち、公園で愛犬を訓練したり、調教したりする場合、リードするかどうかは、飼い主の判断で決めて良いということだ。事故が起これば、当然飼い主が責任をとる。

③上で取り上げた「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれのある動物」とは…

これはペットとして飼われている犬や猫などを指しているわけではなく、特定動物のことを指している。

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食肉目 イヌ科 イヌ属や、ネコ科 ネコ属を見ても一般に飼われている犬や猫が含まれていないことがわかります。

詳しくはこちら。


④環境省告示には、動物の健康保持のために、飼い主は「家庭動物等に必要な運動を確保し、その健全な成長及び本来の習性の発現を図るように努めること。」とある。更に前記の東京都条例には、「犬をその種類、健康状態に応じて、適正に運動させること。」と犬の飼い主の遵守事項を定めている。

⑤ 地方自治法第244条は住民が公の施設、すなわち、公園を利用することについて、正当な理由がないかぎり、拒んではならない(2項)と規定し、利用することについて、不当な差別的取り扱いをしてはならない(3項)と規定している。
 公園での犬のノーリードを禁止する正当な理由があるというのか。正当な理由はない。都道府県条例は犬の係留(リード)の例外を認めている。

 愛犬のしつけと訓練を行う最適な場所は公園だ。愛犬に社会性を身につけさせる最良の場所だ。
日常で、犬の散歩に使うリード(引き綱)には色んな種類があります。


[ スタンダードリード ]

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犬を飼う人なら必ず一本は必ず持っているであろう50cm~180cm前後の革、ナイロンテープ、ロープなどで作られ端に持ち手のループがあり、もう一方の端に カラーに繋ぐナスカンがついた基本的なもの。


[ フレキシブルリード ]

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所謂、伸縮性リードと言われて販売されているリードである。このリードの利便性は伸び縮みする。その一点に尽きるが、逆に最大の欠点でもある。一つはきちんとロックしておかないと、万一犬が走りだしたり、飛び出したりした際に制御が出来ない事を指すので、交通事故や他犬との咬傷事故、歩行者や自転車にリードを巻きこみ怪我をさせる等、様々な危険をはらんでいる。二つ目は使用する際に、自分の犬が徹底的なヒール(ツケ)が出来ており、絶対に他の犬や、自転車、人などに走らないと保証できる場合のみに使用するのが相応しい。また、リードの紐自体が細いので、いざ伸びている状態の時に掴んで引き戻す事が出来ない(無理してやると手を摩擦火傷する)ので、このリードを使うのは、やはりトレーニングリードとしての使い方が一番正しく、散歩用のリードとして使用するのは避けた方が良いだろう。


[ マルチファンクションリード ]

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スタンダードリードを基本として、トラフィックコントロール用の持ち手をつけた製品や、また写真のようにリードの途中にD環やバックルをつけて、リードの持ち手部分につけたナスカンやバックルで、長さの調整や、一時繋留用ループを作ったりなど、スタンダードリードにいくつかの機能を追加してマルチに利用できるようにしたリードである。


[ トレーニングりーど ]

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このリードは、屋外でトレーニングする際に使用するリードで、5m前後から長い物で30m前後まである。どのように利用するかというと、屋外の広い場所で、オイデやモッテコイ等のような飼い主との距離を必要とするが放せない場所でのトレーニングを行う時に使う。ただし、このリードはそれほど強度がある物ではないので、繋留用としての使用や散歩用には適さない。なので、常時庭に繋いで使用する。といったような使用は出来ない物として考えた方がよい。公園などで繋いでトレーニングや遊びに使う際は周囲との兼ね合いを良く見た上で使用し、周囲の人や自分がこのリードで脚を引っかけて転ばされたりしないよう注意が必要である。また、水中で使用すると犬の身体に巻きついて溺れさせてしまう事があるので使用場所やシーンは良く考えて使用する必要がある。



と、代表的なリードを挙げてみましたが、ここで犬との登山にはどのリードが向いているのかを考えてみたいと思います。


ここから先はあくまでもWan Peace@まさゆきの個人的な見解です音譜


上に挙げた代表的なリードの中で、犬と一緒に山に登る時にはどのタイプが適しているのかはてなマーク


と考えた時に、僕の答えは…


どのリードも適さない…です。


何故かはてなマーク


理由は沢山あるんですが…


①山に登る時は両手をフリーにしたい
②荷物の軽量化を図りたい
③強度などを追及したい
④リード以外の目的にも使いたい


などなど、色々考えた時にやっぱり日常で使うリードは登山には敵していないと思うんですよねあせる


スタンダードリードの場合は、革製品だと重い…ナイロン製だと摩擦が生じた時に手に損傷を負う…それよりも長さの調節が出来ない…あせる


フレキシブルリードの場合は、紐の部分が心許ない…木や岩に引っ掛けただけでいつ切れるかもわからない…登る山にもよりますが、持ち手のプラスチック部分も岩などにぶつけただけで壊れそう…巻き戻しが出来なくなった時には、それだけで無駄な道具になります。


それだったら、犬を係留する時などを考えた時にマルチファンクションリードなんていいんじゃないのはてなマークと思いますが、基本の作りはスタンダードリードと同じ。


だったらトレーニングリードはてなマークってことになりますが、トレーニングリードを候補に挙げるなら…


ザイルでいいじゃんはてなマークってなりますね。


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ザイルは山用、クライミング用ですからね…


そりゃ、市販されている犬用リードと比べると軽さも強度も、断然に優れています音譜


でも…山用のザイルなんて高額なんじゃないのはてなマークと思う方もいるかもしれませんが、


実際にクライミングをしている方の様に、30mや50mのザイルを持つ必要はありません。


僕は5mmと8mmをそれぞれ10mずつ持って行っています。


山屋に行くと、このようなザイルがメーター売りされていて、5mmなら110円/mぐらい、8mmなら150円/mぐらいで売っていますので、まぁ1,500円も出せばリードに使えるザイルが買えちゃうんですよね音譜


山では、「何かがあった時」の事を常に考えているのですが、もし犬に何かがあった時…もし人に何かがあった時…に対処しようと思ったら犬用リードでは役に立たないんですよね…あせる


今年は犬と山歩[本館]の方で、セルフレスキューのネタも更新しようと思っていますが、セルフレスキューを念頭に置いた基本の装備は…


ザイル 10m
細引き 10m
120cmスリング
60cmスリング
カラビナ


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なんです。


テント泊やキャンプなどをされる方ならロープや細引きやカラビナが重宝することはおわかりでしょうし、多少のロープワークもご存知かと思います。


そして…このような装備を持っている方なら、犬用のリードが二重の荷物になり、少しでも装備の軽量化を図りたいハイカーにとっては相反する道具であるということもおわかりになって頂けると思います。



と、ちょっと長くなってしまいましたので、実際にどう使うかは…次回ということで…音譜












人間と一緒に山に登っている犬や、アウトドアをしている犬を見ると、時々犬用ブーツを履いて歩いている犬を見かけます。


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今回は…

犬に靴は必要なのかはてなマーク


ということについて考えてみたいと思いますが、皆さんはどう思いますかはてなマーク


僕たちは今年(2014年8月)にデカワン達と富士山に登ったのですが、結構色んな人から「富士山では犬にブーツを履かせた方がいいよ。」「火山礫だから犬の足が怪我するよ。」などと言われていました。


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僕は、基本、犬に洋服を着せたり靴を履かせたりはしないのですが、あまりにも言われるので富士登山を決行する前に下見にも行きました。


(下見の様子は「小富士1」をご覧下さい)


結果、デカワン達の足は何ともなく、富士登山の日も念のために怪我をした時用に子供用の靴下とテーピングは持って行きましたが、使うことはありませんでした。


そもそも、僕個人は「犬は犬」「犬は動物」という考え方なので、可愛がって大事に育ててはいるものの、人間主体の過保護的な考えはなく、人間同様進化の過程を経て、今の毛皮だったり肉球だったりに辿り着いたんだと思っていますので、そもそも犬に靴など必要無い…と考えています。


でも、今まではそれを自分なりに上手く表現や説明が出来なかったのですが、今年の夏に日本レスキュー協会さんが、納得出来る説明をなさっていました。


一般の方々から、または一般の飼い主の方から、同情はてなマークなのか、過保護的な発想はてなマークなのかはわかりませんが、災害救助犬にもブーツを履かせて…という声があったようなんですが…


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それらの声に対して、日本レスキュー協会さんは以下のようにコメントを出されました。一部抜粋したいと思います。


それとともに国際的な災害救助犬基準の観点からご意見も頂きました。国際的には義務化しているのでは無いかとのご質問でした。
このことについて調べた範囲では、国連の捜索救助諮問機関に評価機関として入る幾つかの災害救助犬団体でも義務化せず、ハンドラーの判断で履くか否かを判断しているようです。

靴・ブーツが義務化されない理由として

・ 履かせることがストレスになる
・ 長時間の使用で体温を上昇させてしまう
・ 怪我のリスクを高める
・ 爪による踏ん張りが効かなくなる

私たち含め日本国内の団体と見解は似ていますし、それを参考にもしています。
 



(僕は)納得です。


そもそも犬の肉球とはいろんな役割をしています。

・発汗作用
・滑り止め
・衝撃吸収
・感覚器官
・肉球はミネラル分を吸収する働きがあるらしく、いつも室内にいると土の中に含まれているミネラルと触れる機会が少なくなる為、ミネラル不足になってしまい病気にかかりやすくなる

など…


僕が今まで飼ってきた犬の中で肉球の怪我に悩まされた子は一頭だけでした。

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それは、Irish Wolfhoundわんわん

世界一大きい犬種とも言われる犬ですので、今いるあずき(Great Dane)同様に成長がとても激しく…


しかもハウンドですので、そりゃあ走る走る…あせる


後ろ足の肉球がよくペロ~ンって剥けてました叫び


蹴り足の力がハンパなく…子犬なのに…いや、子犬だからこそ自分のパワーを制御できずに肉球が剥けちゃうんですよねあせる


それでも、成犬になり、今と同じような運動をさせて、しっかり肉球を鍛えたら一切怪我をしなくなりました音譜


さて、皆さんはここまで読んでどう思われますかはてなマーク


僕はやっぱり…


(基本的には)


犬に靴は必要ないと思いますニコニコチョキ



人間が登山靴を履いている上から、登山靴の効果を消すかのように袋を被せて歩きにくくしてるようなものですもんねあせる


うちのデカワン達の肉球は鍛えられてますよ~音譜

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あっ…これは、プニプニ柔らかいしめじの肉球でしたあせる






※日本レスキュー協会さんのコメントはFacebookの8月31日に出されています。

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8月20日発災の広島土砂災害にて出動した多くの災害救助犬について、様々なメディアで「災害救助犬にも足を保護するブーツを履かせてほしい」との声が上がり、当方にも多くのコメントや質問を頂きました。

この件について、日本レスキュー協会の見解をお知らせ致します。

日本レスキュー協会では、出動時には災害救助犬用のブーツを常に携行し、災害現場の状況によってハンドラーやチームでブーツを履かせるか否か判断いたします。今回もそれぞれのハンドラーが携行していました。
現場ではまずはハンドラーが現場状況を見て危険箇所・危険物の把握、それらの除去を救助隊に依頼することもあります。余りにも危険物が多く存在する場合には、災害救助犬の投入自体を制限します。行方不明者を捜索することは大きな使命ですが、まずは自分たちの事が優先されるからです。
また犬は、足の裏(パッド)で多くの情報を収集していると言われています。その情報源を遮断してしまうと思わぬ事故を招くこともありブーツの使用に関しては十分に注意をしています。今回の現場では、ぬかるんだ倒木や瓦礫が点在していたため、犬が滑ることも考慮して履かせていません。
決して災害救助犬の足元について無関心でブーツを履かせていない訳ではございませんのご理解頂ければ幸いです。

それとともに国際的な災害救助犬基準の観点からご意見も頂きました。国際的には義務化しているのでは無いかとのご質問でした。
このことについて調べた範囲では、国連の捜索救助諮問機関に評価機関として入る幾つかの災害救助犬団体でも義務化せず、ハンドラーの判断で履くか否かを判断しているようです。

靴・ブーツが義務化されない理由として
・ 履かせることがストレスになる
・ 長時間の使用で体温を上昇させてしまう
・ 怪我のリスクを高める
・ 爪による踏ん張りが効かなくなる

私たち含め日本国内の団体と見解は似ていますし、それを参考にもしています。

しかし国際基準云々はそうにしろ、皆様からご意見がある通り、これは人間側の勝手な判断だとも言えますので、ご理解いただけない部分もあろうかと思いますので、一つの情報としてお受け取り頂ければ幸いです。

様々なご意見ありがとうございました。今回のご意見等を活かしながら、これからも災害で活躍してくれる犬たちの身の安全を最大限に確保しながら活動を継続していきます。