元ちとせ / いつか風になる日
おはようございます！昨日からの流れで今朝もシットリ系でいってみましょう！そして昨日に引き続いてこの曲も悔しい思い出があります！
この曲は奄美大島出身の元ちとせさんの何枚目かのシングルです！沖縄は何度も行っていますが奄美はまだ未踏の地で、個人的にはとても憧れの地であります！もちろん黒糖焼酎は大好きです！
デビューシングルのワダツミの木を初めて聴いたときの衝撃はすごかったですね！民謡の節回しというか、土っぽさや空気の湿度や香り、土地に根付いた文化的なものなど、この歌声に様々な熱を感じました！そしてこの曲はスローな曲調ながら、歌声に込められたペーソスやノスタルジーや燃えるような熱さは充分に、こもっています！そして何より歌詞がいいんですよね！
失われた命へのたちへの想いや弔う気持ち、今まで流れていった時間もこれからやって来る時間も同じように漂っていたいけど、『今』という瞬間は一瞬にして過去へと過ぎ去っていく、花や命もこれからも生まれ続け、過ぎ去ってしまって帰ってくることは二度と無いのが分かっているからこそ、それでも一緒に寄り添っていてあげるよ、といった風に僕は解釈しました！とってもとっても深く深く心の奥まで抱きしめてくれるような、本当に素敵な曲だと思います！
ところでこの曲にも悔しい思い出があると書きましたが、この曲の発売された頃のCDは【CCCD】という、要はｺﾋﾟｰ禁止仕様のフォーマットで発売され、テープやMD、CD-Rにはダビング出来ないようにされてしまったCDだったのです！宇多田ヒカルさんを始め、アーティストの中にも反対の声が多く、いつの間にか廃れてしまったフォーマットですが、この曲もCCCDで発売されたためにコピー出来ず、データ化出来ませんでした。そのせいでしょうか、YouTubeを探してもオリジナルバージョンが見つかりませんでした。
僕はリスナーで作る側ではありませんが、CDというものが売れない今の世の中でデータ化出来ない状態で販売するとしたらさらに売れなくなると思います！当時はこれだけ音楽のフォーマットがデータ中心になるなんて思っていなかったでしょうし、何よりもアーティストの著作権を守ろうとしていたのでしょうか。というわけで今もシングルCDはCDデッキからしか聴けないという化石のような状態で我が家のライブラリーに現存しています！どうにか解除しておくれ！
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