先日、12月1日の22時30分より、日本TV系で放送されました、堀田真由さん主演のドラマ「若草物語〜恋する姉妹と恋せぬ私〜」の第8話のネタバレ&個人的感想を。



長濱ねるさん演じる、失踪していた三女の衿と、ついに再開した、堀田真由さん演じる、次女の涼と、一ノ瀬颯さん演じる、行城律。

何と衿は、幼い子ども2人を抱えていました。

涼と律は衿の自宅を訪れて話をします。

「びっくりしたでしょ、役場のおじさん、気を利かせて黙っていてくれたみたいで、律は、東京なの?」と、律の近況について聞くと、律は「そう、新聞社に勤めてる」と答えた律。


涼は衿に「ここで何してんの? ずっと心配してたんだよ!」と怒ります。

 「これ、全部、何? 事情って何? 2年間音信不通でさ、言い訳してくれたっていいじゃん」と言いますが、衿は「言い訳なんてできないよ! 私はさ、涼が思ってるような天使みたいな妹じゃないから、2年前ずっと辛かった!」と答えます。


そして「肩書は役者だったけど、芝居の仕事なんて、ほとんどなかったし、事務所からは、接待と言われてホステスみたいな事ばっかしていた」と。


「嘘?」と驚く涼に「嘘じゃないよ!」と答える衿。


 

「他に出来る仕事なんか無かったし、涼が自分の夢に近づいているのに、あたしは、ずっと、燻ってた」と。


 

「オーディションで、いつも最終選考で、落とされて、自分には決定的なものが足りないって言う事が分かってた」と言い、そして「涼が応援してくれるのは、嬉しかったけど、衿には絶対に出来るって言われて、いつの間にかプレッシャーになってたんだ」と言います。


「ある時、凄く疲れて、バイトサボって適当に電車とバスを乗り継いだらここに着いたの」と。


「それで偶然出会ったのが、彼だった、それからは、休みの日はここに来るようになって、彼は、シングル・ファーザーで、私は、子供のお世話をするのが、なんか嬉しかったんだ」と言います。


「自分の中に、そんな感情があるなんて驚いたけど、でも本当に嬉しかったの!」とも。


 

「その内、子供が出来て、こっちに来る事にした」と言った衿に、涼は涙を溜めながら、「何で黙って居なくなったの? どんな気持ちで居たと思ってるの? 何で?」と言います。


 律は「2年ぶりに既読が付いたのは、涼が書いた脚本のドラマを観たからでしょ?」と聞くと、衿は「涼、脚本書いたの?」と驚いていて、ドラマは見ていませんでした。


律が「何で、僕の電話に出てくれたの?」と聞いたところ、娘が勝手にスマホを弄っただけだと判明します。



「正直、今、子育てで手一杯で、芝居とか見る時間ないんだ」と衿。


 涼は「おかしいよ、こんなところで、普通の主婦みたいな事、こんなの衿じゃない! 今の衿は間違ってる」と言ってしまいます。


衿は「今の私を涼が認めてくれるとは思わなかったし、だから言えなかった、涼は自分の価値観しか認めないから、そういうのがキツかった!」と言い「私は変わったし、変わった自分の居場所が欲しかった」と涙ながらに話しました。


 

すると、寝ていた赤ちゃんが泣き出し、衿は「今日は、もう帰ってくれない?」と冷たく言いました。



涼は帰りのバスの中で「言うじゃなかった、ひどい事言った衿に、ずっと衿に会ったら伝えたい事とあったのに、会えて嬉しかったのに、無事で、ほっとした事とか、あった筈なのに、ただ、それだけで良かったのに、また、この口が!」と後悔します。

 

そして「衿の事、何も分かって無かった」と落ち込みます。


帰宅した涼は、仕事をしようとしますが、進まず悩んでいました。


 

その頃、律は、仁村紗和さん演じる、長女の恵と、畑芽育さん演じる、四女の芽に衿の事を報告します。



恵は「私も、衿が涼に言えなかった気持ち分かる、私が持っている『結婚する』という夢を下に見ている気がする」と言い、芽は涼に「扉越しに「私が出るファッション・コンクールに来て欲しい、私もお姉ちゃんの妹なんだから、元気になって来てよ!」と話しかけます。


 

涼は「芽はさ、大人にならないで」と言うと、芽は「ならないよ! 一生反抗期だからね。」と励まします。


 

律は帰宅して、高校時代に衿が「本当に、自分は役者をやりたいのか」と悩んでいた事を思い出し「全然、分かってなかった」と落ち込みます。



芽のコンクール当日、恵は、渡辺大和さん演じる、彼氏の大河と、涼は律を連れて、ファッション・コンクールの開示を訪れます。


 涼は大河の事を毛嫌いしていて、恵が席を外した時にら大河は「2人は長いの?」と聞いてきた事から、涼は大河に反発。


大河は勝手に恵のスマホを見て、阪田マサノブさん演じる、上司の土方から私的なメッセージが来ている事を確認します。


 

その事で恵と大河は口論になり、土方に食事に誘われて付いて行った事に、大河が腹を立て、恵は「本当にメシだけ? めぐは、もう少し、ちゃんとした女だと思ってた!」と言い、帰ってしまいます。


 

そのやり取りを見ていた涼は、帰宅しようとした大河に腹を立て『おい、アホ!』と言い放ちます。


 

「めぐ姉は、ずっとセクハラに耐えてたんだ、お前がやってるのは、立派な二次加害、誘いを断ったら仕事が無くなるという不安を、いつも抱えてるんだ、非正規の人は!」と言うも「でも、される方にだって!」と恵を責めるような態度の大河に「やった方が悪いに決まってるんだろ! お姉ちゃんが、どんな辛い想いだったか分かるか? 偉そうに彼氏面するな!」とまで言い放ってしまいます。



「言い過ぎた、ごめん!」と恵に頭を下げる涼に「もっと早く、涼に相談しておけばよかった、やっぱり変だよね! この扱い我慢する事無いよね、涼が怒ってくれて泣きそうになっちゃった! 大河の事もさ、この程度の男を引き留めておく必要ある? さっき目が覚めた、ゴミより嫌い!」と、恵は、すっきりしたような顔で言いました。



恵は「何も言えなかった事が災いだったかもね、衿の事は初めて聞く事ばかりでショックだったかもしれないけど、衿にとっては、言えなかった事が言えたから、悪い事じゃなかったのかもしれないよ」と言います。


涼は、少しホッとしたような表情を浮かべます。


 

そして、芽の参加するファッション・コンクールがはじまり、芽は、深田竜生さん演じる、沼田灯司をモデルにして、ショーに参加しました。


そして、何と、沼田と芽の作品がグランプリを獲得!


 

芽に、感想のコメントのマイクを向けられますが、芽は沼田に発言を譲ってしまいます。


 

その頃、涼は、筒井真理子さん演じる、脚本家の大平かなえから電話が来て、プロットの進捗状況を聞かれますが「まだ書けてません」と言います。



そして、大平先生は「妹さんの事で悩んでいた、べちゃ〜って言う状況は脱したのね?」と話します。


 

涼は「さっき、頭に血が上った事があったんですけど、すっきりしました、全ての原動力は怒りにあるんですよね!」と言い、原稿を書く為に、急いで自宅に戻ります。


 

その頃、恵は律を誘ってボウリングへ。


大河に対して今まで抱えていた、もやもやとしていた不満を吐露します。


 

芽はコンテストの後にパーティーに参加、同級生から絶賛されますが、沼田の事が気になって、仕方がありませんでした。


 

恵は「涼は、律が札幌に行った時、見送りに行くか悩んでいたんだよ!」と話します。


「涼は強いけど弱い、だから、律や、衿みたいな添え木が居てくれると良かったんだけどね」と、恵は涼への気持ちを律に伝えました。


 

涼は朝まで掛かって、衿との気持ちを考えながらプロットを書き続けました。


 

その中には「彩乃が変わっても、僕の気持ちは変わらない、だから安心して変わって良いよ!」と変わった衿を意識したセリフがありました。



恵は、セクハラを告発し、退職した、酒井若菜さん演じる、元・同僚の佐倉と会い「あの時、佐倉さんの力になれなくて後悔しました、私も、声を上げたいと思っています」と伝えます。


 

「おかしい事は、おかしい!って伝えたいです、気持ちの悪いメッセージが来てたのに、大丈夫だ!って言い聞かせてたんです、弱い存在、被害者になるのが怖くて」と言います。



佐倉は恵に「ごめんね!」と言うと「ごめんを言うのは、私でも佐倉さんでもない筈です、一緒に戦いましょう!」と決めたのでした。



ある日、公園で、涼と律は会うと、「律の事考えてた、色々ありがとうって!」と言います。


 

「将来さ、凄い広いけど、1人で住むのと、狭い家でも、律が居るのと、どっちがいいかな?って考えてた、律が一緒に居た方が、色々、便利そうだよね」と笑いながら話すも、涼は「不安を抱えた人が居るんだ、と勇気づけられたけど、寂しいのは耐えられない」と真顔で呟きます。


 

そんな律に、涼は「影踏み」を提案し、一緒に遊びます。


 

その頃、衿は子供が眠った後、涼からプレゼントして貰ったスニーカーと「この靴が、衿を素敵な場所に連れて行ってくれますように!」というメッセージカードを見返していました。


第8は、ここまで。



ついに衿の真実が発覚しましたが、衿は結婚し、出産していたという事が分かりました。


衿の夫役は、日本テレビの梅澤廉アナウンサーだったんですね。


一瞬の出演でしたが、次回も登場するのでしょうか?



衿は「涼との価値観の違いに悩み、好きな人が出来た事を打ち明けられなかった」と告白しました。


 再会した衿を前にしての、涼の言葉は、ちょっと酷かったかな?と思いました。


涼は、あまりにも真っ直ぐな性格すぎて、生きて行くのに疲れそうな気がします。



衿の元からの帰りのバスで反省していましたが、既に「アフター・ザ・カーニバル(後の祭り)」かと。



渡辺大和さん演じる、恵の彼氏の大河も最低な男のレベルですね。


恵から、土方からのセクハラ紛いのSNSの事は聞いていた癖に、上司を庇い、恵の意見には、聞く耳を持たなかったのに、自分が見た途端、恵を責めるとは?


涼が大河を『アホ』呼ばわりした時は、溜飲が下がりました。



今回の第8話では、町田家の姉妹が、それぞれの価値観や課題に直面し、家族として、どのように向き合って行くべきかを問いかけた、重要な回になった気がします。


果たして、涼と衿は仲直り出来るんでしょうか?


そして、恵と佐倉は、土方からのセクハラを告白し、認めてもらえる事は出来るのでしょうか?


次回も楽しみです。