先日、9月14日の21時から、日本TV系で放送されました、小芝風花さん主演の土曜ドラマ「小芝風花さん主演の土曜ドラマ「GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜」の第8話のネタバレ&個人的感想を。


このドラマは、警視庁に実在する部署「身元不明相談室」をモデルにドラマ化した、完全オリジナル・ストーリーです。



阿部亮平さん演じる、捜査一課の手嶋が、夜道で若い2人組の男に襲われ、拳銃を奪われた。


その直後、手嶋を襲った犯人の内の1人が拳銃で撃たれて死亡。



そんな重大な事件が起きているとは、知る由も無い、小芝風花さん演じる、三田桜が所属する、身元不明人相談室に、捜査一課から「身元特定専従班として、捜査に加わるように」と協力要請が舞い込みます。


ご遺体は、20代の若い男性で、至近距離から、拳銃で頭部を撃ち抜かれ即死。


捜査一課は、殺人事件として、犯人の行方を追っていました。



ご遺体の上半身に、入れ墨が彫られていた事から「暴力団員の可能性が高い」と判断。


すると、入れ墨を見た、半海一晃さん演じる、武藤が「こいつは、倶利迦羅紋紋ですか!」実は、元・マル暴の武藤。


その入れ墨の特徴から「現場付近に事務所を構える、染野組の構成員に違いない!」と言います。


いつもなら、威勢よく飛び出して行く桜も「さすがに、ヤクザの事務所は?」と怖気づきますが、皆に言いくるめられ、武藤と2人で、染野組を訪ねる事に。


ところが、泉谷しげるさん演じる、組長の染野を始め組員達は、ご遺体の写真を見ても「知らない!」の一点張り。


桜は、そんな染野組の事務所に“ある違和感”を覚えます。



一方、大島優子さん演じる、月本真は、川瀬莉子さん演じる、捜査一課の沙耶香を問い詰めて、事件の経緯を聞き出すと、桜を連れて、自宅謹慎中の手嶋を訪ねます。


「どんな理由があろうと、警察官が拳銃を奪われるなど、あってはならない! 僕は、刑事失格です! きっと彼は、僕の拳銃で」と自責の念に駆られる手嶋に、真は「私達を信じて」と。


犯行に手嶋の拳銃が使われたと決まった訳では無い、手嶋を救う為にも「次の事件が起きる前に、絶対にご遺体の身元を突き止め、拳銃を取り戻す事を、手嶋に約束する桜と真。


桜は、染野組の事務所に古い野球のグローブが、2つ置いてあった事に違和感を覚えていました。


組員からは野球をやるような、爽やかさを少しも感じないのに、グローブは使い古され、しかも、その内の1つには『SK』という、イニシャルのような刺しゅうが入っていたからでした。


違和感を拭えない桜に、元・高校球児で、甲子園を目指していた手嶋は「野球はしなくても、たまにキャッチボールくらいはするんじゃないですか?」と答えます。


その言葉に、ハッとひらめく桜と真。


「もしかしたら?」


桜と真の予想通り、染野組の事務所周辺で、若い男性2人がキャッチボールをする姿が、度々目撃されていました。


手嶋を襲った2人に間違いなく、ご遺体の方は、あまり上手ではなかったようですが、加害者の方は、元・メジャーリーガーの野茂英雄のトルネード投法をマネながら「野茂こそが、俺の神様だ!」と豪語していたと言う事でした。


報告を受けた手嶋は「『野茂こそが、俺の神様だ!』って、本当にそう言ったんですか?」と。


手嶋は、同じ言葉を口癖にしていた男に心当たりがありました。


その男は、高校時代、キャッチャーだった、手嶋とバッテリーを組んでいた、落合モトキさん演じる、梶原真司で、イニシャルは『SK』でした。


手嶋は自分が襲われた理由に気付き、「僕は、かつて、自分がした事に落とし前を付けなきゃならない!」と、1人で梶原の元へ向かいます。


手嶋と連絡が取れなくなって焦る、桜と真。


このままでは手嶋が危ない。


2人は、羽瀬川なぎさん演じる、梶原の妹・灯里から居場所を聞き出そうとしますが、灯里は「あの人は兄じゃありません、とっくの昔に縁を切りました、ヤクザが身内だなんて!」と、塩対応。


やはり、梶原は染野組の一員でした。


灯里の話では、梶原は組長の事を父親のように慕っていたという事でした。


ご遺体の写真も「梶原の弟分だった、三浦獠太さん演じる、池田義人で間違いない!」と言う事でした。


さらに灯里は、手嶋の事も覚えていて、「兄は、手嶋さんの事を恨んでいます、夢を奪った張本人だから!」と。



結局、梶原の居場所は分からないまま。


こうなったら、染野組に聞くしかない。


桜は意を決して染野組に押し掛けますが、近藤公園さん演じる、若頭の田所達は相変わらず「知らぬ存ぜぬ!」の1点張り。


組を守る為に梶原を見捨てようとする、彼らのやり方に、「ヤクザの絆なんて、そんなもんかよ!」とぶちかます桜。


すると、「もう良い、田所!」


桜に根負けした染野が、全てを話し始めます。


染野組は、既に、組の運営が立ち行かず、大所帯の組に吸収される事になっていたのでした。


しかし、染野組の受け入れ先は、麻薬を扱う組。


今まで、麻薬にだけは手を出さなかった染野だが、生き残るためには仕方ない。


そう諦めていた時、梶原と池田だけは「絶対に反対だ!」と猛反発し、「カネなら、自分達が、何とかする!」と言い出したと言う事でした。


その結果、池田は命を落とし、梶原が追われる身に。


「2人共、間違いなく、うちの組のもんです、俺の可愛いバカ息子達だ」と認める染野は、「今日をもって、この染野組は解散する!」と宣言し、「池田の亡き骸は俺が引き取らせてもらう! 後は

梶原を助けてやってくれ!」と、桜に心当たりの場所を伝えました。


その頃、手嶋と梶原は母校で対峙していました。


「俺が、あいつを殺した!」と打ち明ける梶原。


組の資金繰りが厳しい事を知った、梶原と池田は、手嶋から奪った拳銃を使って、現金輸送車を襲う計画を立てましたが、直前になって、梶原は犯行を躊躇いました。


すると池田が「何、ビビってんすか!」と、梶原から拳銃を奪おうとして、もみ合う内に、誤って発砲してしまったのでした。


「俺は、あいつを」と後悔の念に駆られる梶原に、手嶋は「今なら、まだやり直せる、自首してくれ!」と伝えます。


しかし、梶原は高校時代を思い出し、「やり直す? またそれかよ!」と返します。


12年前の夏、地区大会の決勝前、梶原の肘は、既に限界に達していました。


それに気付いた手嶋が監督に進言。


その結果、梶原は決勝戦のマウンドに立つ事が出来ず、チームも敗れたのでした。


手嶋にしてみれば、梶原の将来を考えての事だったのでしたが、梶原は悔しさから、自暴自棄になり、ヤクザの道へ。


「今さら、何をどうやり直せるってんだ!」。


手嶋に銃口を向ける梶原。


そのとき、「待ちなさい!」と駆け付けたのは、真でした。


「梶原さん、貴方は、彼の事を憎んでなんかないんじゃないですか? 銃を奪った相手が、手嶋刑事だったのは、ただの偶然だったんじゃないですか?」と。


実は、真の言う通りでした。


梶原は、あの夜、他の刑事を鉄パイプで襲うつもりでしたが、相手が手嶋だと知って、とっさに木の角材に替えたのでした。


現金輸送車を襲うのを止めたのも、手嶋の銃を犯罪に使いたくなかったからでした。


本当は、梶原自身も分かっていたのでした。


「12年前も、今も、全部を手嶋の所為にして、逃げているだけだ」と。


「でも、今更どうする事も出来ない!」


梶原は諦めたように、「悪かったな、淳之介!」と銃口を自分のこめかみに押し当て、自殺を図る寸前、桜が駆け付け、野球ボールを梶原に向かって投げました。


「組長から、貴方に伝言です、今までありがとうよ! だが、染野組は解散する!」そのボールが、染野からの餞別だと分かって手を止めた梶原に、手嶋が「おまえのした事を絶対に許す訳にはいかない、でも、それでも、やり直せる、負けんなよ真司!」と言いました。



手嶋の揺るぎない思いに心を打たれた梶原が銃を下ろすと、目の前に灯里が現れ、「お兄ちゃん!」と。


梶原には、まだ帰る場所があるのでした。


やり直す決心をした梶原は「最後にいいか?」と、手嶋とキャッチボールを交わします。


「戻って来たら、またやろう!」と手嶋。


「ああ!」と答える梶原に、寄り添うようにして笑う池田の姿が、桜には見えたのでした。


その夜、事件の報告書を書き終えた桜は「何か美味しいものを食べに行きましょうよ!」と、皆に声を掛けますが、「俺、用事あるから!」と、戸次重幸さん演じる、堀口。


今日が、結婚記念日の堀口は、武藤に描いてもらった家族の絵を手に、1人、足早に帰って行くのですが、その直後、繁華街の路地裏で、堀口は

遺体となって発見されました。


第8話は、ここまで。


今回は、阿部亮平さん演じる、捜査一課の手嶋が主役の回でした。


手嶋が元・高校球児だったのは、驚きましたが、ポジションが捕手だった事に、再度、驚きました。


イメージ的には、個人的には捕手というより、ファーストか外野手のイメージでした(苦笑)


野球部時代の同級生で、今回の犯人の梶原役で、ゲスト出演された、落合モトキさんのピッチング・フォームも、どこか、ぎこちない感じを受けました。


今回のラスト・シーンで、戸次重幸さん演じる、堀口が、謎の転落死を遂げたのも衝撃でした。


次回は、いよいよ最終章。


堀口が、実は、堀口では無かった⁈


本物の堀口は誰で、どこに?


戸次重幸さん演じる、堀口は、一体誰?


全ての謎が明らかになるのでしょうか?


そして、尾見としのりさん演じる、桜の命の恩人の、身元は判明するんでしょうか?


次回からの最終章も楽しみです。