先日、8月17日の21時から、日本TV系で放送されました、小芝風花さん主演の土曜ドラマ「小芝風花さん主演の土曜ドラマ「GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜」の第5話のネタバレ&個人的感想を。
このドラマは、警視庁に実在する部署「身元不明相談室」をモデルにドラマ化した、完全オリジナル・ストーリーです。
小芝風花さん演じる、三田桜が名前の無い墓石に向かって手を合わせていると、吉田鋼太郎さん演じる、室長の利根川がやって来て「もう、9年になるか?」と桜の隣で、一緒に手を合わせます。
桜のスマホの留守電には、桜の母の葉月からの
「また一緒に暮らしたい!」というメッセージが残っていました。
商店街で、突然倒れた女性の身元を探す事になる桜と、大島優子さん演じる、月本真。
女性の死因は「くも膜下出血」で、最後に「サトウ」と呟いたと言う事でした。
自転車の防犯登録から、女性は、阿南敦子さん演じる、高倉桐子と判明。
桜と真が桐子の自宅に行くと、誰も応答は無く、嫌な予感がした桜が、部屋の中に入ると、風呂場で手首を切った女性が見つかります。
女性は、久間田琳加さん演じる、桐子の娘の紀子で、医科大を目指して、7浪していました。
母の桐子は「娘の紀子は医学部を出て、1人暮らしをしている」と周囲に話していて、夫とは離婚していました。
一方、阿部亮平さん演じる、捜査一課の手嶋は、周囲から真に惚れている事を見透かされ、冷やかされていました。
しかし、真は、手嶋の気持ちには、全く気づいていなかったのです。
桜が、真と、柳美稀さん演じる、科捜研の芹沢菜津と自宅で飲んでいると、鈴木杏樹さん演じる、桜の母の葉月が突然訪ねて来ました。
しかし、桜は「今、友達が来てるの、悪いけど、今日は帰って!」と冷たく突き放し、母の葉月を直ぐに帰らせてしまう桜の姿を見て、真は「何かある!」と感じます。
桜のスマホの留守電には、葉月からの「また、一緒に暮らしたい! 妹の一葉も一緒に暮らしたいと言っている」というメッセージが残っていました。
桐子の娘、紀子は出かける時の言い争いで突き飛ばした事が死因だと思っていたが、それは原因ではありませんでした。
母の遺骨を引き取る事を渋る娘に、桜は「遺骨は行政で処分する」という事を告げます。
だが、娘の紀子は、何故自殺しようとしたのか?
予備校の模試の結果はいずれもA判定で、十分合格できる能力はありました。
しかし、試験の途中で席を立っていたのでした。
わざと受からない事で、過剰な母親の期待に復讐していたのか?
一方、真は「桜と母の間に、何があったのか知りたい!」と室長の利根川に迫ります。
桜は早くに父を亡くし、母と2人。
その後、母が再婚、妹の一葉が生まれました。
しかし、父の愛情が自分では無く、妹に向けられている事に気づきます。
味方である筈の母まで、自分から離れていった。
桜は、ある時、自分を押さえられなくなり、妹の口を押さえて殺そうとした事があったのでした。
そして、桜は自殺未遂を。
室長は、その聴取を担当したのでした。
真は「だから、桜は、死を選んだ人の気持ちが理解できてしまうのか!」と合点が行くのでした。
桐子は、自ら描いた娘の医者の絵画を飾らなくなっていました。
娘の紀子は「もう、母に愛想を尽かされた、必要のない人間だと思った、だから、死のうとしたのだ」と、桜に言いました。
しかし、倒れた瞬間の映像を見ると、側頭部の傷跡を抑えるように亡くなっていました。
それは、娘が死因とは関係ないと主張するかのように傷を隠そうとしたのでした。
傷のせいで、娘が疑われないように守ろうとしたのでした。
外出したのは、娘が好きなオムライスを作る途中に切らした「砂糖」を買いに出たのでした。
もう1度やり直そうとしていた、その決意のオムライスで、それで「サトウ」と呟いたのでした。
桜は、母の葉月から電話を受け、7年ぶりに食事をします。
「葉月は「彼氏くらい居るんでしょう?こんなにかわいく産んだのに」と笑いながら話し、妹の一葉が、お姉ちゃんと一緒に暮らしたいと言っている!」と、桜に告げますが、葉月「あなたが戻ってくれたら、全て、上手く行くのよ、それが一番!」と言いますが、桜は「上手く行くのは、お母さんだけでしょ、お父さんの機嫌だけ取って、あの頃と変わってないね」と言い、葉月は「貴女がお父さんの事を嫌いなのも分かるけど」と言うと、桜は「私が嫌いだったのは、お母さんだよ、再婚して、お母さんが幸せになれば、それいいと思ったよ、お母さんすっかり変わっちゃって、全然笑わなくなった」と言います。
そして、桜は衝撃の告白をします。
「私、一葉の事、殺そうとした、消えてしまおうと思って、桜は自殺しようとした」と告げます。
直ぐに「全部作り話だ」と誤魔化しましたが、
「これ以上、嫌いになりたくないから帰って!」と元通りに戻る事はありませんでした。
「やっぱり、だめだった」と真に連絡すると、真が桜の部屋に来て、桜を抱きしめます。
桜は、9年前に思いを馳せます。
桜が歩道橋で飛び降りようとした時、助けた男性が居ました。
彼は、無我夢中で走って助けに来ました。
「君の事、下から見つけて、気付いたら走ってた、本当は僕も同じ事を考えて、ここに来たんだ、間に合って良かった、僕にも、娘が居るからほっとけなかった、どうしてくれるんだよ? さて、帰るとするかな、君もどうか元気で!」と言って、その場を離れた直後、尾美としのりさん演じる、その男性は倒れて、息を引き取ってしまいました。
桜が、いつも手を合わせていた、無記名のお墓は、その男性の墓で、未だに身元が分かっていないのでした。
桜は墓石の前で、「私は、元気だよ、あなたの帰りたかった場所に。いつか、必ず連れて行って、あげるからね」と呟きます。
第5話は、ここまで。
今回の第5話では、桜の過去が明らかになりました。
母の再婚により、桜に新しい父と、年の離れた妹が出来るのですが、次第に孤独感に苛まれ、自殺を試みるまで追い詰められますが、見知らぬ中年男性に命を救われますが、助けてくれた男性が急死するという悲劇に見舞われるという過去が判明しました。
今回、珍しく、桜が被害者の心に寄り添う事をしなかった事に驚きましたが、こんな壮絶な過去があったとは?
高島礼子さん演じる、科捜研の早瀬所長にも、何やら複雑な過去がありそうですが、次回以降、明らかになるのでしょうか?
次回も楽しみです。