先日、7月20日の21時から、日本TV系で放送されました、小芝風花さん主演の土曜ドラマ「小芝風花さん主演の土曜ドラマ「GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜」の第2話のネタバレ&個人的感想を。


このドラマは、警視庁に実在する部署「身元不明相談室」をモデルにドラマ化した、完全オリジナル・ストーリーです。



都内のアパートの一室で見つかった、片岡鶴太郎さん演じる、身元不明のご遺体。


推定年齢、70歳から80歳くらいの男性で、死因は「くも膜下出血」。


田中真弓さん演じる、アパートの大家さんの話によると、男性は「先代の大家さんの頃から、40年以上も住み続けている、古くからの住人の為、賃貸契約書も残っておらず『綾部雪雄』という名前しか分からない」と言います。


身元が分かる所持品は見当たらなかったのですが、部屋に残されたボストンバックの中には、4000万もの大金が見つかります。

10年程前に、福島県で住み込みの仕事をしていたという他には、日雇いバイトで生計を立てていたと思われる綾部雪雄に、何故、これほどまでの大金が?



大島優子さん演じる、月本真は、手掛かりを求めて福島県へ向かうと、訪れた先で、阿部亮平さん演じる、捜査一課のエースの手嶋と遭遇。


手嶋は、鈴之輔さん演じる、連続強盗犯・松平の足取りを追っていた所でした。


更に、捜査を進めると「綾部雪雄」が偽名である事が判明し、半年前に起きた、5000万円の強奪事件に関与した疑いで、身柄を確保された、松平と、福島県で一緒に働いていた事も合わせて判明。



一方、小芝風花さん演じる、三田桜は、雪雄が住んでいた近所で、水田わさびさん演じる、ある主婦らから情報を聞き、雪雄の足跡を辿ります。


そして、街の防犯カメラから、雪雄と松平が話し込む姿を入手。


松平は、13年前に福島県で、雪雄と一緒に働いていて、松平は「数日前に、雪雄から突然連絡が来て、久しぶりに会った」と供述し、「ある場所に荷物を運んで欲しい!」と頼まれたが、翌日、待ち合わせの場所に雪雄は現れなかったのでした。


松平によると「雪雄は、作業の合間や寝る前に、こっそり写真を眺めていた」と言う話でした。

その写真とは、桜と真が、アパートの隅から発見したもので、映っていたのは、1984年に撮影された、5歳くらいの少年の写真で、川べりで背後には鉄道が映っていました。


吉田鋼太郎さん演じる室長の利根川が、柳未稀さん演じる、科捜研のエースの芹沢に、写真の少年やね40年後の姿の予想図の作成を依頼しますが、体良く拒否され、半海一晃さん演じる、似顔絵捜査官の武藤晴夫に、写真の男の子の40年後の似顔絵の作成を依頼します。


写り込んだ電車から「電車好きに間違いない、将来は駅員になっているのでは?」と駅員姿の男性を描きました。


そんな時、高島礼子さん演じる、科捜研の所長の早瀬の命令(?)より、芹沢が40年後の少年の予想図を作成し、身元不明人相談室にやって来ました。


戸次重幸さん演じる、堀口尚史の調べで、写真に写っていた電車は、秩父を走るローカル線だと判明すると、桜と真は、「鉄道」と、雪雄と同じ『綾部』という地名をキーワードに捜索し、遂に、あの写真の少年が、萩原聖人さん演じる、雪雄の長男の藤代秋信であるという事を突き止めます。

早速、秋信の元を訪れて、写真を見せると「自分の父親で間違いない」と話し、雪雄の本名が「坂下雪雄」だと判明。


雪雄は、40年前、事業に失敗し、多額の借金を作り、家族を捨てて家出。


借金の連帯保証人だった母は、必死に働き、お金を返す中、やがて再婚。


相手の援助もあり、借金は返済されていました。


「もう、この男とは何の関係もない!」と話す、秋信は、重病を患う息子の手術費用の為、全国に寄付を募っている最中なのでした。


秋信には、雪雄が遺したお金を受け取る権利があるが、真から「雪雄が犯罪に関わっている可能性がある」と聞くと「そんな金、1円たりとも受け取るわけには行きません!」と突っぱねるのでした。


確証の無い事を遺族に伝えた真に憤る桜でしたが、強盗事件の捜査が進展を見せ、犯人グループは奪った5000万円は、暗号資産に換金し、海外へ流していた事が判明し、雪雄は事件とは無関係でした。


更に、桜は、雪雄と親しかった、河川敷のホームレスの証言から、4000万円は「雪雄が必死に稼いだお金だった」と言う事を突き止めました。



雪雄は、秋信に新しい家族がある事を知りながら、いつか息子の役に立つ事を信じ、お金を貯めていたのでした。


そして、ニュースで、秋信とその子供の事を知り、雪雄は偽名で生活をしていたの為、送金する銀行口座を持っておらず、松平を頼って、お金を運んで貰おうとした矢先に「くも膜下出血」で倒れたのでした。



「雪雄さんは、貴方に生かされていた!」という桜の言葉に、秋信は「そんな金より、少しでも、一緒に居て欲しかった」と本音をポロリと吐露。


「もう一度、親父と一緒に釣りがしたかった」と涙を溢して、雪雄の遺骨を引き取る事を承諾します。


翌日の昼休み、相談室の頑張りを労う為、吉田鋼太郎さん演じる、利根川の奢りで、お弁当が届きます。


桜は、報告書に「坂下雪雄」と書き込み、お弁当を持って、雪雄がよく訪れた河川敷へ。


坂下雪雄にお弁当を供え、笑顔で、お弁当を頬張る桜の横では、雪雄も美味しそうにお弁当を食べる姿が浮かぶようでした。



第2話は、ここまで。


今回の第2話では、子を思う、親の気持ちは年月が過ぎても変わらないという事が描かれていました。


片岡鶴太郎さん、萩原聖人さんのお二人の演技力は流石の一言でした。


今回の第2話のゲストには、声優界の人気者である、田中真弓さんと、水田わさびさんが出演されていました。