先日、6月17日の22時から、フジテレビ系で放送された、杉崎花さん主演のドラマ「アンメット」の第10話のネタバレ&個人的感想を。


杉咲花さん演じるミヤビには、一過性健忘の症状が出て、若葉竜也さん演じる三瓶の事が、誰なのか、全く分からなくなってしまいました。


幸い、今回は軽い発作で済みましたが、この出来事は、ミヤビの心の中に、大きな不安をもたらしました。



井浦新さん演じる大迫教授は、若葉竜也さん演じる三瓶に「手術が出来るなら、とっくにやっている!」と伝えます。


ミヤビの手術をするのは「危険すぎるから、絶対に手を出すな!」と釘を刺したのでした。

ミヤビも「可能性があったとしても、手術はしないつもり」と三瓶に伝えていました。

それでも、三瓶は、細い糸で、日々、手術の練習をしていたのでした。


千葉雄大さん演じる星前宏太から「何故、練習やってるの?」と問われて、三瓶は「分かっています」と言いながらも、やはり練習を続けます。


数日後、公園で絵を描いていた、加藤雅也さん演じる画家の柏木周作が、てんかん発作を起こし、丘陵セントラル病院に運ばれてきます。


悪性の脳腫瘍を患う周作は、既に、あらゆる治療を受けたものの、もはや手の施しようが無い状態でした。 


ミヤビが、赤間麻里子さん演じる、妻の芳美に

「余命は僅かで、今後は、記憶障害が進み、意識は低下するけど、感情は最後まで残る」と説明されますが、彼女は深刻な受けとめ方をしていない様子でした。


やがて、周作は、妻の芳美の事すら、分からなくなって行きます。


ある日、周作は妻に「オレだって、1人なら、もっと良い絵が描けた」と本音を伝えます。


悪性の脳腫瘍を患った事による影響でした。

その姿を見て、ミヤビは「自分もこの先、全てを忘れてしまうのではないか?」という不安に駆られます。

一方、大迫は精細な脳のMRI画像を見ながら、いかに、ミヤビの手術が困難かを、三瓶・星前、岡山天音さん演じる綾野に説明します。


ミヤビの記憶障害の原因は、メスを入れてはいけない領域「ノーマンズランド」にある事が、厄介で、そこは0.5ミリ以下の世界。


しかも、大迫教授の話によれば、ミヤビの脳内の血管の太さは「事故の影響もあり、0.5mmで、血管の特性から、2分以内に患部の切除と血管の縫合を行わないと死に直結する」と言う事でした。


大迫、三瓶、星前、綾野が「ミヤビを救う手立ては無いか?」と話していると、綾野が「もう、隠す必要は無いですよね」と言うと、大迫が密かに練習にしている事を伝えました。


大迫は「どうしても10分は掛かってしまう」と話すと、三瓶は「僕は、8分45秒です」と、また張り合ってしまいます。


大迫は、ミヤビが事故に遭った後、直ぐに練習を始めていた事を知り、三瓶は「やっぱり貴方は医者でしたね!」と言い、大迫は「やっぱり君は生意気だ!」と返すのでした。



ある日、三瓶は、大迫教授の元で見た、ミヤビの精細な脳のMRI画像を思い出し、記憶障害の原因が「ノーマンズランド」にあるという事を再確認します。


無理に手術をすれば、命に関わる状態ですが、このまま放置しても、再発の恐れがある為、どちらにしても危険な状況でした。


三瓶は葛藤しながらも、手術の練習に没頭するようになります。


三瓶は、ストップウォッチを片手に、懸命に手術の練習を続けますが、2分という時間の壁は破る事は出来ず、思わず「クソッ!」と声を荒げる、三瓶でした。



一方、周作の記憶は、どんどん薄れて行き、眠っている時間が長くなっていました。


芳美はショックを受けますが、実は、看護師が食事を食べさせようとしても、口を全く開けませんし、起こそうとしても、全く起きないのですが、芳美が病院にやって来ると、何故か、目を覚まし芳美が、食事を口に運ぶ時だけ、口を開けるのでした。


周作は記憶は無く、感情が覚えているという状況なのでした。


その姿を見ていたミヤビは「柏木さんの心が覚えているんですね」と言いました。



ある日、ほとんど話さなくなっていた周作が、急に芳美に「モデルになってくれませんか?」と、学生時代の告白と同じセリフを言うと、芳美は泣きながら、周作を抱きしめ「お願いします!」と受け入れます。


数日後、2人は残りの人生を自宅で過ごす為に退院して行きました。



ある日の夜、星前は、ミヤビが手術について、どんな決断をするのかを心配して「どういう気持ちなの?」と尋ねます。


ミヤビは「手術はしないつもりです、何度考えても同じだと思う」と答えました。


星前は「これも書いておいてよ、星前先生も、心配していたって!」と笑いながら、涙ぐみながら部屋を後にします。


ミヤビは「手術はしないつもりです、何度考えても同じだと思う」と答えました。


星前は「これも書いておいてよ、星前先生も心配していたって」と笑いながら、涙ぐみながら、部屋を後にします。

ミヤビは自宅で「手術はしない、失敗すれば、三瓶先生は自分を責めてしまうから、三瓶先生には笑っていて欲しい!」と日記に記しました。



ある日、ミヤビに再び、一過性健忘の症状が出てしまいます。


「私は、何をいつまで覚えていられるのか? 大切な人たちも、交わした言葉も、一緒に過ごした日々も全て無くして、最後は何も残らないのだろうか?」と日記に記しました。



ある日、三瓶、星前、野呂佳代さん演じる成増が食事を摂りながら、周作の病状について話をしていると、大切な人を以前に亡くした成増が、「それでも、ずっと、心の中に居座っている気がする生きてる気がするのよね!」と言います。


「脳の内側、前頭前野では、自分の大切な人や、恋人を自分と同じように認識する事もある」と、三瓶が説明し、成増は「そりゃ、追い出せないわ!」と言います。



周作と芳美の退院を見送ったミヤビと三瓶は、

2人が病院から去った後、ミヤビは「私、ずっと怖かった、このまま何も残らずに消えちゃうのがだけど、もう、大丈夫だなって、失われないものもあるんですね!」と三瓶に微笑みかけます。


その直後、星前が、ミヤビに声を掛けた時、立ち上がったミヤビは激しい頭痛を感じて倒れてしまいました。 


第10話は、ここまで。


今回の第10話は、加藤雅也さん演じる、柏木周作と妻の芳美のエピソードに、思わず「ウルっと」来ました。


加藤雅也さんの病人役は、まるで本当の病人のようで、鬼気迫る演技力は、さすがの一言でした。


あと、何気に、今泉力哉監督が、ミヤビと三瓶が行きつけのカフェの店員役で、再登場されていたのも嬉しかったです。


ミヤビが、三瓶が抹茶パウダーが嫌なので、代わりにコーヒーを頼んだのに、しっかり、抹茶パウダーを掛けて貰っていたシーンは、思わず笑ってしまいました。


三瓶が、成増や星前に「脳の内側、前頭前野では自分の大切な人や、恋人を自分と同じように認識する事もある」と言うセリフを言いましたが、僕自身も忘れられない大切な人を亡くしているのですが、25年が経った今も、僕の心の中で、生き続けていますので、このセリフは心に深く刺さりました。


僕は、このドラマで「ノーマンズランド」という言葉を知りました。


次回は、いよいよ最終回ですが、三瓶はミヤビの「ノーマンズランド」の手術に踏み切るのでしょうか?


三瓶・大迫教授、星前、綾野・成増のアベンジャーズ総出動で、ミヤビのオペを成功に導けないのでしょうか?


最終回も見逃せませんが、続編やSP、はたまた映画化と行かないのでしょうか?