先日、6月7日の22時から、TBS系で放送されました、川口春奈さん、木南晴夏さん、畑芽育さん主演の金曜ドラマ「9ボーダー」第8話のネタバレ&個人的感想を。
前回の第7話は、畑芽育さん演じる、三女の八海がSNSに投稿した、誕生日会の動画を見た人物から「動画に映っている人が、自分の兄に似ている」という連絡が来たシーンで終了でした。
八海宛に送られてきた、2ショット写真に写っているのは確かに、松下洸平さん演じるコウタロウですが、どこか信じられず、不安そうなコウタロウを励ます、川口春奈さん演じる七苗。
八海と、木戸大聖さん演じる陽太は、一度、人違い騒動があった為、今回は、かなり慎重に対処しどうやら本物のようだという事が判明します。
その頃、陶芸デートを楽しんでいたコウタロウと七苗。
上手く陶芸の出来ない七苗に対して、コウタロウは綺麗に作品を作り上げていて、七苗の形が崩れたカップも軌道修正してあげ、お互いの作品に名前の印を入れ、笑い合います。
数日後、大政絢さん演じる、酒井百合子が、コウタロウに会いに来ました。
彼女の口から明かされたのは、コウタロウの本名は芝田悠斗という名前で、神戸で家族で経営している、不動産会社の副社長である事。
そして、彼女が芝田悠斗の婚約者である事。
一緒に神戸へ帰ろうと話す百合子に、話を聞いて混乱し即答出来ないコウタロウ。
川口春奈さん演じる七苗は動揺を隠し、「そうした方が良い!」とコウタロウに語りかけますが、本音としては、七苗は複雑な心境でした。
この事実が判明してから、七苗は、いつものようにコウタロウと接する事が出来なくなってしまいました。
百合子が帰った後に、コウタロウは「神戸に一度行ってみる、でも、必ず帰って来るから」と七苗に報告しますが、七苗は「必ずなんて、言わないで!」と、被せ気味にピシャリと言ってしまいます。
更に「この先、どうなるか、それは、誰にも分からないし、私なら大丈夫、とにかく、今は、自分の事だけ考えて!」と返答し、2人共、涙を溢します。
彼との恋にふたをしようと“平気なふり”を続ける七苗を、木南晴夏さん演じる六月や、井之脇海さん演じる松嶋らも心配する中、コウタロウは記憶を失う以前の自分を辿り、何故、この町に来たのか?
何故、ケガをして倒れていたのかの真相を知ります。
ある日、コウタロウの店に、高橋克実さん演じる五郎が自治会長夫妻を連れて来ました。
五郎はコウタロウに「真っ先に会いに行くんならこの家だと思って」と言います。
自治会長は、町の開発計画に反対していました。
あの雪が降った日、自治会長の自宅に会いに行く途中に自治会長と会ったコウタロウは、押し問答になり、自治会長は陸橋から、コウタロウを突き落としてしまいました。
頭から血を流してていたコウタロウが、やがて、とぼとぼと歩き出します。
自治会長は、怪我した人を、そのままにしたまま立ち去りましたが、コウタロウに「病院に運ばれたと知って、元気になって、でも、記憶が無くなったと聞いて、なら、そのまま・・・」と言い訳をします。
自治会長の無責任さに怒りを隠せずに殴ろうとする、木戸大聖さん演じる、高木陽太を、五郎は必死に止めます。
自治会長夫妻は土下座して、コウタロウに謝罪します。
コウタロウは「この町を守りたかったんですよね? 正直、もっと早く言って欲しかった気もするけど、こんな素敵な店で働けて、大事な人にも会えて、俺は、ここで幸せでした、だから大丈夫! 俺は、もう元気ですから!」と自治会長夫妻を赦します。
全て見ていた八海が、七苗と六月に報告します。
コウタロウが「帰る前に会いたいって」と、八海が言いますが、七苗は「もう会えない! 待っている人がいる、それに明日はプレゼン!」と突き放します。
翌日、八海はコウタロウに「七苗姉は会えないって! 会いたいのに強がっているだけだと思う」と伝えました。
店を出るコウタロウは、いつものようにギターを持って、海沿いの波頭で歌っていました。
七苗に「コウタロウ、ギター持って行ったよ」とLINEを入れる八海。
それでも「会わない」と七苗。
「こうやって忘れていくの」と呟き、結局、コウタロウが神戸に行く日まで「会わない」を貫こうとする七苗。
ある日、帰宅した七苗は、届いていた小包を開けます。
以前、2人で作ったコーヒーカップでした。
「もし、不動産会社の芝田さんと出会ったら、何とも思わなかった、何にも持っていないコウタロウさんだったから好きになった、でも、その人は消えて無くなった」と言う七苗。
すると六月が「違うと思うよ、いなくなったのは芝田さん」と言います。
コーヒーカップを見た七苗は思い出します。
そんな七苗に、齋藤潤さん演じる、九吾は「また後悔するの? 母さんが出て行った時みたいに、言えなかったんでしょ? 行かないでって、素直に言いなよ、ダメでも無駄でも良いから伝えなよ!」と後押しされ、これを聞いた、七苗は、ようやくカップを置いて走り出しますが、いつもの場所にコウタロウは居ません。
タクシーも捕まらず、焦る七苗。
そこに陽太が、自家用のバンでやって来て「七苗乗れ!」と言い、空港まで、車を走らせます。
一方、百合子と落ち合ったコウタロウは、最後まで、七苗の姿を探しながらも飛行機へと乗り込みました。
コウタロウから少し遅れで飛行場に着いた、七苗ですが、しかし、コウタロウとは会えませんでした。
七苗が着いた頃には、コウタロウは既に、神戸へと出発済みだったのでした。
今回の第8話は、コウタロウは居なくなってしまったと思うようとしている七苗に、木南晴夏さん演じる、3姉妹の長女・六月が「居なくなったのは、芝田さんって人、今居るのコウタロウさん」と言った、このセリフに尽きると思います。
コウタロウと恋したという事実は消さなくて良いと思いますし、実際、悠斗の記憶が無いコウタロウにとっては、七苗は必要な存在で、妹を思っての姉の六月のこの名言には「さすが、年の功!」だと思いました。
冒頭の陶芸のシーンを観て、2019年から、2020年に戸田恵梨香さん主演で放送された、NHKの朝の連続テレビ小説「スカーレット」を思い出したのは、僕だけでは無かったのでは?
今回の第8話のラストで、2人は「離れ離れ」になってしまいました。
果たして、2人は今後どうなるのでしょうか?
コウタロウの決断は如何に?
最終回まで、後、残りは僅か。
最後まで、目が離せませんね!