先日、6月3日の22時から、フジテレビ系で放送された、杉崎花さん主演のドラマ「アンメット」の第8話のネタバレ&個人的感想を。



(オープニング)


杉崎花さん演じるミヤビは日記を書いています。


『6月25日、忘れていた事をひとつ思い出した』



(回想シーン)


三瓶「僕達は婚約していました!」



翌朝、ミヤビが出勤すると、三瓶は」昨日の夜、何を食べましたか?」と、ミヤビの記憶をチェックします。


「覚えてないです」と答えるミヤビ。


「他に何か思い出しましたか? 興味本位で聞いている訳じゃないですよ!」と言う三瓶。



一方、結婚をするのが、面倒くさくなったという生田絵梨花さん演じる麻衣を引き止める、岡山天音さん演じる綾野。


麻衣は「もう決めた事だから」と取り付く島もない。



綾野は父の勲に「カテーテルは辞めて、綾野病院の経営者になる、赤字部門の過疎地医療を無くして、綾野病院を立て直す」と伝えます。


「お父さんの為だ」と、綾野は言いますが、勲は納得出来ませんでした。



勲は、地域の各家庭をまわり往診をしています。


ある日、往診帰りの自転車に乗っている時、交通事故に遭い、セントラル病院に運ばれます。


三瓶とミヤビに「患者は綾野のお父さんだ!」と教える千葉雄大さん演じる星前。


手術は成功したのですが、後遺症が出てしまいました。


それは、自らで感情がコントロール出来ない、後遺症の『社会的行動障害』でした。


怒ったあと「辛い」と泣いてしまう勲。


ミヤビは、佐藤真弓さん演じる、勲の妻の洋子と綾野に理解をするように告げ、薬投与と、リハビリをする事に。



綾野は「ミヤビが担当医で良かった」と安心を口にします。


更に「ミヤビちゃんがいるだけで、ほっとするんだよね」とも。



その言葉から、ミヤビは過去を思い出します。


その後、以前、綾野はミヤビに「付き合って!」と言ったのでした。


それを聞いていた三瓶は「3回も付き合ってって言った」と茶化すように言います。


ミヤビは綾野と美術館に行った事も思い出しました。


すると、綾野は「美術館に一緒に行こう!」と誘います。


それを聞いていた三瓶は「良いんじゃないんですか?」と言い背を向けました。


井浦新さん演じる大迫教授は、麻衣に綾野の事を話します。


麻衣は、大迫に綾野との婚約解消を告げました。



大迫は麻衣に「あまり結論を急がず、ゆっくり考えて」と言いますが、麻衣は「もう、決めたので!」と突っぱねます。



三瓶、ミヤビ、星前、風間は、休憩中、トランプをしていました。


「綾野病院は、過疎地医療に力を入れてるけど、切り捨てられるのか?」と心配する星前。


「過疎地医療も必要だ」と言う三瓶。


綾野は勲の代わりに綾野病院で診察をし、往診をしていました。


地元の人達と食事もします。


その席で「綾野病院を継がないのか?」と聞かれ口ごもってしまいました。


数日後、ミヤビと綾野は美術館に行来ました。


ミヤビが綾野と美術館に行ったと知り、風間は「綾野がミヤビを好きだ」とはしゃぎます。


星前が三瓶を気遣い、「もういいよ!」と、風間を止めます。


綾野は美術館の椅子に座って「ここで、告白したんだ」と、ミヤビに教えます。


「3回告白して断られた」と笑う綾野。


ミヤビが「誰か、好きな人とか居たんですかね?」と言うと綾野は「それは、自分で思い出した方が良い!」と言います。


綾野は「麻衣に婚約を破棄されそうになっていて良く分からない」とミヤビに言います。


「俺、どうしたんだっけな」と呟く綾野。


すると、ミヤビは「今日、何回、麻衣さんの名前だした気づいてます? 記憶障害になって、ひとつだけいい事がある、積み重ねが無いから、直感で今の気持ちが分かるんです」と言いました。


この日、綾野は、ずっと、麻衣の事ばかりを話していたのでした。



ある夜、吉瀬美智子さん演じる津幡と星前、三瓶の3人で飲んでました。


津幡は三瓶とミヤビの事が気になっていて、星前が「婚約してたんです!」と教えます。


更に、ミヤビが綾野の事を思い出したと知った、津幡は「記憶が戻ったからって、想いが戻るとは限らない、大事なのは今の気持ちよ!」と三瓶に告げます。



三瓶が病院に戻るとミヤビが居ました。


ミヤビは三瓶に「一緒に美術館に行ったけど、何も、思い出せなかったです、綾野先生と会うのはもう、これっきりです!」と言いますが、三瓶に「どうして、僕にそんな事を言うんですか?」と言われ戸惑うミヤビ。


「分かりません!」と言って、背を向けてしまうミヤビ。



綾野は、麻衣が綾野の両親に送っていた手紙を読んでいました。


そこには、綾野の事を想い「尊敬している」と記されていました。


麻衣の想いを初めて知る綾野でした。


勲のお見舞いに麻衣がやって来ます。


麻衣は「綾野が、綾野病院で働いています」と言いますが「あいつが、どこまでやれるんだか?」と、勲は怒鳴り始めます。


ミヤビが、すかさず勲を落ち着かせます。


綾野は往診に出掛けます。


往診先は、寝たきりで重度の失語症がある、里村千代の診察でした。


千代は、勲のカテーテル手術を受けたのですが、その影響で、寝たきりになってしまいました。


当時の医療技術では限界だったかもしれないのですが勲、は、大学病院をすっぱり辞め、綾野病院を継ぎ千代を診る事にしたでした。


千代の息子は「施設に入れようとも思ったが、ここで生まれたから、ここに居させてあげたい」と話しました。


麻衣は勲と向き合います。


麻衣「勲先生は、地域の人達を支えてこられて、凄いです! やっぱり親子ですね、楓さんも、患者さんの事ばっかり考えてます」と言うと、勲は「あいつは人の事ばっかりだ、自分が無い!」と言います。


麻衣は「私は大好きです、人の事ばっかりなのは優しいから、もっと、わがままになっても良いのにって思う、私の事邪魔になってるのかな?」と言います。


それを聞いた勲は「そんな事はない!」と大声を出しますも、すぐに深呼吸をして、コントロールします。


麻衣は「結婚をやめる事にした」とミヤビに打ち明けます。


この時、ミヤビが麻衣に缶のおしるこを差し出します。



「なんでおしるこ?」と言われ、首をかしげるミヤビ。


綾野は「綾野病院の過疎地医療を続けたい!」と坂向芳さん演じる西島会長に直訴します。


「実際に、自分が、過疎地医療をしてみて、いかに大切な事なのか分かったんです、綾野病院が無くなったら、患者達は通う所がなくなります」と言います。


それを聞いた西島は「医は仁術、久しぶりに思い出したよ、感動した!」と言いますが、表情は冷ややかでした。


綾野が帰った後、西島は「綾野病院を買収する!」と言います。


一方、ミヤビはバースデー・ケーキを持って大迫教授を訪問。


今日は大迫教授の誕生日でした。


勲を心配する大迫は「治療の参考に」と社会的障害の論文をミヤビに見せます。



一方「綾野との結婚は辞めた方が良いな」と麻衣に言う西島。


麻衣は「それでいいです、滝川病院との縁談を勧めて欲しい、綾野病院は80床、滝川病院は160床だから、良いでしょう?」と言います。


「その代わりお願いがあります」と麻衣。


そうして、麻衣は西島会長と交渉し綾野に告げます。


「過疎地医療を続けられるようにしました、

先ず、綾野病院を西島グループが10億で買収します、負債8億を銀行に返して、残りの2億で新しくクリニックを作れば、勲先生は過疎地医療を継続出来る、そのかわり、綾野家とは縁を切ります、私は滝川病院の息子さんとお見合いするから、今まで優しくしてくれてありがとう!」と。


麻衣は綾野にカテーテルを続けて欲しいから、そうしたのでした。



綾野は過疎地医療を続けられると勲に伝えます。


勲は「ダメだ! あいつらに病院は売らない、俺の為に何かをするんじゃない! 俺が望んでいるのはお前が、お前の為に生きる事だ、俺は当たり前のように医者になった、俺はやりたいようにやって来た、今度はお前が、本当にやりたい事をやれ! カテーテルの道を」と言ったとき、勲は頭を抱えて、苦しみだします。


『外傷性動脈瘤破裂』による、くも膜下出血でした。


緊急手術になりますが、急患も来ました。


三瓶とミヤビは2人同時に手術をする事に。


手術が終わり、勲が目を覚まします。


綾野は三瓶、ミヤビ、星前に深く頭を下げます。


そして勲に「父さん、俺も、好きにさせてもらうわ」と言って歩き出します。


そこに、麻衣が。


「俺、麻衣の事何も知らなかった、親に手紙を書いてくれていた事も、俺を好きでいてくれた事も、もう一度、最初からやり直せないかな? 俺と一緒にいて欲しい」と言います。


「自分を犠牲にして欲しくない、あなたに好きな事をして欲しいの!」と言う麻衣。


「俺は、麻衣を誰にも渡したくない! 綾野病院もカテーテルも諦めたくない! 一緒に自分の人生を生きよう!」と言う綾野。


「2人共、ここに居られなくなるよ」と麻衣。


「わかってる。大丈夫だよ」と綾野。


抱き合う2人。


綾野と麻衣が「やり直す!」との報告を受け、三瓶は「大丈夫ですか?」と突っ込みます。



この時、ミヤビは4人で語り合った日々の事を思い出しました。



数日後、ミヤビは大迫教授を訪ねます。


ミヤビは大迫教授に「私の記憶障害の本当の原因を教えてください!」と言います。


第8話は、ここまで。



今回の第8話は、麻衣と綾野の関係が、メインに描かれました。


2人の心が何度も揺れ動く様子にハラハラしながら観てました。


麻衣は、綾野の事を、心から愛しているからこそ綾野の実家の綾野病院を守る為に、綾野以外の人と結婚する事まで考えました。


しかし、綾野はやっと、麻衣が自分の事を、どれだけ考えてくれていたのか、自分も麻衣の事を、心から愛していた事に気づけたようでした。


綾野は、人の事を一番に考えられる優しい人だったんですね。


個人的に、最初、綾野の論文はミヤビが過去に書き溜めていた論文を流用しているのでは?と、疑ってました。


優しすぎる綾野だからこそ、自分の幸せを後回しにしてしまっていたのですが、そんな所も含めて麻衣は綾野を愛したんでしょうね。


綾野の父の勲が倒れた時は、勲の苦悩が痛い程、伝わってきましたが、過疎地医療に向き合う綾野の姿には、とても共感できましたし、地域医療の重要性を益々再認識しました。



次回の予告では、大迫教授がミヤビに「嘘をついてていた、本当の事を話す」と言っていたシーンが流れましたが、いよいよ大迫教授が真実を話すんでしょうか?


ミヤビの記憶障害には、やはり、西島会長が関わっているのでしょうか?


ミヤビの記憶障害は完全に回復して、全ての謎が解き明かされるのでしょうか?


次回も楽しみです。