先日、5月24日の22時から、TBS系で放送されました、川口春奈さん、木南晴夏さん、畑芽育さん主演の金曜ドラマ「9ボーダー」第6話のネタバレ&個人的感想を。
突如、帰宅した、高橋克実さん演じる、父の五郎でしたが、大庭家の居間に集まっていた、3姉妹達の態度は素っ気ない素振りでした。
唯一、嬉しそうに出迎えたのは、伊藤俊介さん演じる、アルバイト店員の梅津のみ。
それぞれが、矢継ぎ早に質問する中、五郎は失踪の理由を説明しました。
「『おおば湯』がピンチで、何とかしなきゃ!と思った、立て直す為のヒントを探ろうと、全国津々浦々の銭湯を巡っていた」と釈明します。
しかし、そんな説明では到底納得出来ない様子の川口春奈さん、木南晴夏さん、畑芽育さん演じる七苗、六月、八海の3姉妹。
すると、今度は五郎が逆質問します。
それは、居間に居た、松下洸平さん演じる、コウタロウに対して「君、誰?」と。
梅津から「七苗の彼氏だ」と聞くと、怒り出すかと思いきや「やっと彼氏が出来たのか?」と五郎は嬉しそうでした。
さらに、木南晴夏さん演じる、六月が離婚をした事、畑芽育さん演じる、八海が、Youさん演じるあつ子の店で働きだした事を聞かされる五郎。
そこに、木戸大聖さん演じる、陽太もやって来て再会を喜び合っていると、コウタロウは入り口で一人佇む少年を見つけます。
謎の少年・品川くん
五郎は、齋藤潤さん演じる、謎の少年を「品川くん」として、皆に紹介。
17歳の品川くんとは、銭湯巡りの旅で、たまたま出会ったと言う事でした。
「銭湯に興味がある様子なので、連れて帰ってきて働かせる事にした」と言います。
コンビニで働きながら、通信制の高校に通う、なかなかの苦労人だと説明する五郎。
七苗達は納得できない部分もありながら、品川と名乗る少年を大庭家に迎え入れる事になったのでした。
その後、七苗は、コウタロウと2人になり、父の五郎について愚痴ります。
「あんな調子で、いつも気まぐれでマイペースな父、好き勝手やるもんだから、愛想をつかして母は出て行ってしまった」と、コウタロウに言いました。
コウタロウが、お母さんについて尋ねると「明るい人だった」と言う七苗。
「毎朝、手を合わせて、太陽に向かって拝んでいた、今日も良い日になりますように!って、それからいつも、美味しいご飯を作ってくれて、ああ忙しいが口癖だった」と、コウタロウに話しながら、母が良く作ってくれた、ちらし寿司の寿司桶をゴミ袋に入れる七苗。
そんな、母親の事を聞き、コウタロウは「良いお母さんだね!」と言いますが、七苗は「でも、出て行っちゃったから、それっきり、音信不通!」と返します。
その頃、台所では六月、八海、陽太も母親の話をしていました。
「よその家で幸せなんでしょう! 覚えてないし、興味も無いけど」八海は、そう言うと、バイトに向かいます。
そんな八海を呼び止める陽太。
この間の八海の告白について、八海に言います。
「まさか、そんなふうに? 八海は、俺にとって、大事な...。」
「分かってる、もうすぐハタチだよ! まだまだ、これから、だから心配しないで」と言って、笑顔で、八海は去って行きました。
その頃、七苗は品川が過ごす為の部屋を用意し、世話を焼こうとしますが、素っ気ない様子の品川少年。
1人で昼飯を食べようとしている品川を心配し、声を掛けるコウタロウ。
しかし「すぐに出て行くから、構わないで欲しい!」という素振りの品川。
それでも、甲斐甲斐しく話をしようとするコウタロウに「俺の事より、訳ありの記憶喪失の自分の事を心配したら!」と言い返しました。
そんな様子を見た七苗は、さすがに怒り出すも、品川は鼻で笑って去っていきます。
怒る七苗に、コウタロウは寂しそうな様子の品川の事を心配します。
五郎は久しぶりに銭湯での仕事に精を出しており七苗は品川について詳しく話を聞きたい所でしたが、そこに信用金庫の担当者がやって来ました。
五郎を交えて『おおば湯』をリニューアルする計画を相談しますが、五郎は「この計画は無し、このままで十分だから、何とかなる!」と言いました。
そんな五郎の様子を見て、そそくさと担当者は帰って行きます。
七苗はそんな五郎に呆れ、怒り心頭気味。
早速姉妹達にメッセージを送り、緊急の姉妹会議を召集する事になりました。
六月は、そのメッセージを見て、井之脇海さん演じる松嶋との、その夜の飲み会の約束を断りました。
六月が思い出していたのは、松嶋から「一緒に海外に行きませんか? 一緒に、六月さんと居られたら...。今、すぐにではなく、いずれ!」と誘われた事でした。
六月は、松嶋にその事を尋ねようとしますが、顔が近づくと緊張して聞く事は出来ませんでした。
その後、マッサージ店で、マッサージを受けながら父・五郎の話をする3姉妹達。
『おおば湯再生計画』を認めない様子の五郎を何とか説得しようと話す3人でした。
一方、五郎は『おおば湯のリニューアル』について、陽太に愚痴っており、隣には風呂に入りに来ていた松嶋の姿も。
そこに、コウタロウがやって来て「部屋が使えるようになったので、今日からバルに戻る」と言いました。
そして夜、コウタロウ、陽太、松嶋も交えて、皆で食事をする事になりました。
改めて七苗は『おおば湯のリニューアル計画』について五郎に話すと、皆の説得もあって「少し考える」と五郎は言いました。
今日の夕飯は鍋、しかし、品川は「知らない人と鍋を囲むのは苦手だ」と言います。
するとコウタロウが、梅津が拾ったと言う品川の原付免許を渡します。
「名前、九吾(きゅうご)って言うんだね」と、コウタロウ。
それを聞いて、3姉妹は何かに気付き、五郎と品川も黙ったままでした。
「そんな訳ない? 私達の弟とか?」と、半分冗談で、六月がそう言うと、五郎は変な笑顔のまま
「そうだ、九に吾で、きゅうご、お前たちの弟だ!」と言いました。
「品川とは、母親の旧姓だ!」と気づいた七苗。
五郎は意を決して語りだしました。
「これまで、居なくなった母の実家の長野で、ばあちゃんと、ずっと暮らしていた、でも、そのばあちゃんも亡くなった」と。
「も」と言う表現に引っかかった七苗達。
すると、九吾が口を開きました。
「三年前に心臓を悪くして」と言いました。
堀内敬子さん演じる、七苗達の母親は、病で既に亡くなっていたのでした。
五郎は「母親が亡くなってから、苦労した九吾をこれからは面倒を見たい!」と申し出るも、九吾は「俺は、誰の世話にもならない!」と答えるだけでした。
「とにかく一度来て欲しい」と言う事で『おおば湯』に連れてきたという訳だったのです。
しかし、この状況が、なかなか理解出来ない、3姉妹達,
八海が「出て行った時の母親の事」を改めて尋ねます。
母親は、実家に戻って、すぐに、お腹の中の子供に気付き出産。
それから、他の男などは居なかったと言う事でした。
「私達は捨てられたの? この子だけ育てれば良いやって、そう思ったって事?」と言った八海に、
「やめろ! 捨てたのはそっちだ、一度も迎えに来ないで!」と言う九吾。
六月は「何度か、お父さんは迎えに行った、でも会えなかった、追い返された」と言います。
すると、九吾は厳しい口調で返します。
「諦めるのが早い! それで母さん、どれだけ苦労したか、働き通しで、あちこち体を痛めて、でも平気って、俺には言ってた、心配させないように」と言います。
五郎が、九吾の肩に手を掛けますが、払いのけて
「今更、家族づらすんな!」と言います。
走って出て行く九吾を追いかける陽太。
松嶋とコウタロウも、その場を去り、居間では
3姉妹と五郎の間で話が行われます。
五郎がいなくなった日、長野から電話があったと言いました。
それは、九吾と一緒に住んでいた、ばあちゃんが死んだという連絡でした。
そして、五郎は長野に向かい、父親とは別れたと聞かされていた九吾は初めて、五郎と対面。
「家があるから一緒に行こう!」と言うものの、九吾は首を縦に振りませんでした。
だから「落ち着くまで少し一緒に居た」と話す五郎。
連絡しようにも「弟がいました」とは言えなかったのでした。
すると八海は「どれだけ私達を振り回せば、気が済むの?」と呆れ顔で席を立ち、部屋に入ってしまいます。
七苗は、かつて母が良く作ってくれた、ちらし寿司の寿司桶の入ったゴミ袋を見つめていました。
一人思いにふける七苗の素にやって来た、コウタロウ。
突如、弟が居ると言われても、なかなか受け止められない七苗に、コウタロウは「大丈夫!」と言いますが、なかなか七苗の心配は拭えません。
その頃、九吾は陽太と一緒に居て、その日、九吾は、陽太が自分の家に泊める事にしました。
一人部屋にいる八海は、幼い自分と姉妹、母が写った写真を見つめていました。
居間では、六月が八海を心配し気に掛けていて、五郎は真剣な様子で、何やらノートを見ていました。
そして、八海の部屋に集まって来た七苗と六月。
3姉妹は久しぶりに一緒に寝る事になりました。
六月は「謝らなきゃいけない」と言います。
「お母さんが出て行った時、面倒を見なきゃいけないのに、私は海外に行っちゃったから」と。
あの頃、両親は喧嘩ばかりだった、それが嫌で家を出た」と言った六月。
八海は「小さかった自分を置いて出て行く母が、理解出来ない!」と言いました。
すると七苗は言いました。
「お母さんに、あの時聞かれた、おばあちゃんの所に行こうと思う、一緒に来るか?って、でもそのときはすぐに帰ってくると思ったから、行かない! 八海と、ここに居ると言ってしまった」と。
「一緒に行けば良かったのか、泣いて止めるべきだったのか、未だに分からないけど、私の方こそごめん」と言います。
そして、六月は続けました。
「それから、あの子が生まれて、お母さん、生きがいみたいな物が出来たんじゃないかな? そう思うと、ちょっと救われない?」と。
「会いたかったな...お母さんに」と、八海は言いました。
3姉妹で一緒に話し、少しだけでも弟の存在を受け入れられたのかもしれません。
そして、次の日は八海の誕生日でした。
皆が内緒で準備を進める中、あつ子が、うっかり口を滑らしてしまいます。
八海は用意しているケーキが、自分の為である事を知ってしまいます。
「誕生日は喜ぶ顔を皆に見せてあげる日だから、知らないふりをして笑顔で!」と、あつ子に言われて嬉しそうな八海。
一方、陽太は九吾に「今日は八海の誕生日だから一緒にお祝いしよう」と誘います。
「その時改めて、皆に挨拶して、そしたら好きにしろよ、長野に帰るでも、何しても良いから」と言い、更に「強がるな! 本当に1人でやって行きたいなら、人を頼れ!」と言いました。
それは、店をやっている陽太が、自ら経験の中で思った、実体験から来た言葉だったようでした。
そして、夕方、陽太が九吾を連れて、大庭家にやって来ました。
そこには、松嶋の姿もあり、家族皆で、八海のサプライズ・パーティーの準備中。
すると、そこにバイトを終えた八海と、コウタロウが帰って来ます。
サプライズだったのに、松嶋と陽太がプレゼントを先に渡してしまった事で、サプライズにはならず。
そして、五郎が用意していたのは、ちらし寿司でした。
それは、かつて、母が良く作っていた料理で、残してくれた、レシピ・ノートを使って用意をしたようです。
五郎は改めて3姉妹に言います。
「お母さんが出て行ったのは俺のせいだ、喧嘩ばかりしていたから、出て行く前、お母さんが言ってた、このままじゃ娘たちに当たってしまうと、
自分で自分が怖い、だから出て行く、それを聞いて、お互い離れた方が楽になるかもしれないってまぁ、全ては俺が、どうしようもなかったからだ」と言い、両手を付いて謝る五郎。
その様子を傍(はた)から九吾が見ていました。
すると、七苗が「私もお母さんを引き留めようとなかった」と言いました。
六月は「海外なんて行かずに、お母さんを迎えに行けばよかった」と。
そこに九吾が、2階に有った荷物を取って、居間に戻ってきました。
正座をして皆に向かって「俺、明日、長野に帰ります、一旦帰って、どうするかを考えます!」と言いました。
皆が頷き、料理を食べる事に!
ちらし寿司を食べた九吾は「お母さんの味だ!」と嬉しそうです。
母のレシピ・ノートを見た八海は、九吾に「お母さんの話聞かせて、私何も知らないから!」と言いました。
九吾は「普通の母親だった、いつも、あぁ忙しい!が口癖、朝起きたら、すぐに洗濯を始めて、終わったら太陽に向かって拝む、皆、元気でありますように!って、口癖みたいに言ってた」と。
それを聞いた五郎は「皆っていうのは、お前達の事だろ!」と言います。
3姉妹たち達は、離れていても、母親がいつも
自分達の事を思っていたのだと実感し、涙ながらにちらし寿司を食べるのでした。
すると、そこにギターを持って、ハッピー・バースデーを歌うコウタロウがやって来て、松嶋と陽太がケーキを持ってきます。
それは、20歳になった八海のケーキと、17歳の九吾のケーキでした。
実は、九吾の免許証を見た事、誕生日が近い事に気付き、サプライズでケーキを用意していたのでした。
戸惑いながらも九吾は、ケーキの蝋燭を吹き消します。
そんな様子を見て嬉しそうな五郎。
そして皆で記念写真を撮る事に!
それぞれケーキを食べながら、楽しそうに語り合いました。
ラスト・シーンは、八海がSNSに投稿した、コウタロウがギターを弾き歌う動画。
そのSNSの投稿がリツイートされて、拡散されていく中で、第6話が終了します。
謎の少年は「五郎の隠し子か?」と予想していたんですが、七苗達の本当の弟だったんですね!
しかも、母親が3姉妹を置いて、家を出ていただけでも驚きなのに、弟を出産して育てていて、なんと死亡していたと言う、驚きの事実まで発覚した第6話でした。
新たな家族を迎え、大庭家は一歩前進して行く事とになりそうですが、気になるのはSNSで拡散された、コウタロウの動画の存在ですね。
あの拡散された動画のシーンの意味は、一体?
もしかしたら、これがきっかけになって、記憶喪失のコウタロウの正体が明らかになるのでしょうか?
次回は、果たして、どんな展開になるんでしょうか?
次回以降、記憶喪失のコウタロウの謎の一面が、徐々に明らかになって行くのでしょうか?
七苗とコウタロウの関係が、この後、どうなって行くのかと同じく、気になります。