先日、5月13日の22時から、フジテレビ系で放送された、杉崎花さん主演のドラマ「アンメット」の第5話のネタバレ&個人的感想を。
三宅弘城さん演じる、寺の住職の成海(せいかい)が、お経を上げている最中に、突然、意識を失い、丘陵セントラル病院に運び込まれました。
杉崎花さん演じる、ミヤビらが、さっそく検査すると『もやもや病』と診断されます。
大友律さん演じる、弟子の碧聴は、成海の病状を聞き、不安になります。
ミヤビ「もやもや病の影響で、過呼吸を起こしやすい状態ですね、今後、お経を読むのは難しいです」と言います。
そして「治療をしても、過呼吸が起こりやすくなるので、読経は止めて欲しい」と告げます。
一方、院内で、急患の対応をする、千葉雄大さん演じる、救急部長の星前は、キビキビと対応しています。
尾崎匠海さん演じる、研修医の風間は、そんな星前を「凄いですね! 全科で専門医を目指しているのも納得です!」と褒めます。
星前は、風間に「内科、外科、小児科、皮膚科、耳鼻科、脳外科、全部の科で専門医レベル知識と技術を身につけた医者になる事が目標だからな!」と言います。
すると、若葉竜也さん演じる、三瓶は「無理ですね、星前先生、不器用ですから!」と言います。
そして「例えば、脳外科であれば、手先が器用じゃないと無理だ!」と、冷たく言い放ちます。
反論する星前に「左手で、豆を箸で摘んで運ぶ事が出来るますか?」と問います。
三瓶は、豆を左手で箸を持ち掴むように促しますが、星前は上手く出来ません。
三瓶は、星前に「専門バカになるには、膨大な時間が必要だ」と言い、星前は三瓶に「どんなに優秀でも、自分の専門しか分からなきゃ意味ないんだよ!」と珍しく怒りをぶちまけました。
星前が全科を診れるようになりたいと願うのには『ある理由』があったからでした。
『ある理由』とは、星前が医大生の頃。
星前の母が、目の不調が気になり、眼科に行くと「軽い白内障だ」と言われた挙げ句、半年後に倒れた時に、最後に判明したのが「ステージ3の多発性骨髄腫」との診断でした。
どれも「一般的な症状だった為、発見が遅れた」と、担当医に言われた事が引き金になっていたのでした。
星前は続けて「みんな悪い、専門医は、自分の領域しか診ない、だから対応が遅れる! だから、俺は全科専門医の知識と技術を持って、見逃さない医者になろうって、夢物語だと悪う奴は笑わせておけば良いんだ!」と言いました。
その話を聞いたミヤビは星前に「お母さまの事、お辛かったですね!」と言うと、星前は「ママ、生きてる」と言い、2人で笑います。
星前は更に「だからさ、ミヤビちゃんも自分次第だよ、三瓶が何を考えてるとか関係なしに、道の先だけを見て歩いていけば良いじゃない!」言いました。
(カンファレンス室にて)
ミヤビは、成海の手術には、バイパス手術を考えていました。
ミヤビは、三瓶に「手術は、三瓶先生にお願します」と言いますが、三瓶は「川内先生にお願します!」と言い、再びミヤビは「私には出来ません」と返しますが、三瓶は「あなたには出来るからです!」と言いました。
『もやもや病」の手術は難易度が高い為、ミヤビは不安を感じていて、先日、生田絵梨花さん演じる、麻衣に「三瓶先生は信用しない方が良い」と言われた事も気になっていました。
だから、「三瓶は、わざと難しい手術の術者にしようとしているのか?」と考えていました。
ミヤビは三瓶に「出来るか、どうか分からない」と不安を口にします。
三瓶は「何で、やらないんですか? あなた、出来ますよ」と背中を押します。
その日、家に帰って日記を読むミヤビ。
「三瓶先生を信じる」と褒め称え、書いてあるページを何度も何度も見返すミヤビ。
その頃、三瓶は、院内で、ミヤビと旅行に行った時に一緒に買った、ある人形を見つめて思い出していました。
(回想シーン)
ミヤビは三瓶に「これ、癖になる顔をしていますね?」と、三瓶に笑顔を向けます。
この時、2人が手にしていたのが、お互いが持っている人形でした。
一方、星前は左手で豆を摘む練習をしています。
成海の手術を迷うミヤビに「三瓶が付いているから大丈夫でしょ!」と言いました。
「三瓶先生を信じる」と書いてある、ノートのページを何度も何度も見返すミヤビでした。
ミヤビは三瓶に「練習に付き合って欲しい!」とお願いをします。
ミヤビは、もやもや病の手術を担当する為、三瓶と共にオペの練習をします。
三瓶は冷蔵庫から鶏肉を出してきました。
オペの練習は、鳥の手羽先を使い、細い糸を使って顕微鏡で作業して行きます。
「終わったら食べましょう」と言う三瓶。
(関東大学理事会にて)
井浦新さん演じる、大迫教授は「建て替え工事の受注業者が決まり、これによって、国内有数の大学病院となる事が決定されました」と発表。
麻衣が大迫に「お爺様が、よろしく頼むと言ってました、大丈夫なんですか?」と問うと、大迫は「心配いらないよ、すべて順調だから!」と返します。
一方、ミヤビの練習に付き合っている三瓶は、ストップウォッチで時間を計ります。
「1人でやる」というミヤビに「2人の方が効率が良いですよ!」と、とことん付き合う三瓶。
大迫教授の部屋でのミヤビの診察にて、大迫は
「思い出した理由、気になる事はある?」と尋ねますが、ミヤビは「いえ」と答え、実家から送られてきた野菜とメッセージを渡します。
診察後、ミヤビは大迫に「薬の服用は忘れないように」と言われ、再び、薬を処方されました。
一方、三瓶は岡山天音さん演じる、綾野に「ミヤビの診療記録を盗み出して欲しい!」と頼みました。
MRIでは、ミヤビの記憶障害の原因が見当たらないからでした。
「大迫教授は何で隠すのか?」と問う三瓶に、綾野は「知らない」と答えます。
「あなた、あの時もそうでしたね」と言う三瓶。
実は、ミヤビが事故に遭った時も「診断結果を見せて欲しい!」と言った三瓶に、綾野は「僕は知らない!」と拒否したのでした。
「記憶障害を治したいと思いませんか」と、綾野に詰め寄る三瓶。
綾野はミヤビが記憶障害になった途端に、麻衣と婚約をした事に、違和感を感じていました。
綾野は、実家の病院の経営が苦しく、麻衣との婚約を決めていました。
麻衣と綾野との結婚は「綾野病院を継ぐ事」が
条件でした。
綾野はそれを飲んで、麻衣との結婚を決めたのでした。
三瓶は綾野に「本当は、まだ思いがあるんじゃないんですか?」と尋ねます。
ミヤビは練習で腕を上げ、この日は三瓶から「ベリー・グッド!」と褒められました。
そして、成海の手術を担当する事決めました。
嬉しそうなミヤビ。
ミヤビは、ロールキャベツを作ってきました。
三瓶にあげると、せっせと食べ始めます。
風間に渡すと「この間も、ロールキャベツだった」と言われます。
三瓶は黙々とロールキャベツを食べています。
夕方、手羽先を食べる三瓶と星前。
ミヤビは1人で、黙々と手術のシミュレーションをしていました。
三瓶は「術者の仕事は、手術を引っ張っていけなければいけない、助手とは違う、川内先生が、次に超えなければいけない壁です!」と星前に言います。
ミヤビは、4月29日の日記に、三瓶先生と話した内容は書いてあるのですが、最後に何かを書いた後、消してある部分が気になりました。
何を話したのか、三瓶に確認するミヤビ。
しかし、三瓶は「書き間違いを消したんじゃないですか?」と答えます。
三瓶は「実は婚約していた事を打ち明けた!」とは言いませんでした。
朝、目覚めたミヤビは、いつものように日記を読みます。
「事故の後に記憶障害、昨日の記憶が無い、脳外科医に復帰。
三瓶先生は「記憶障害が治るかもしれない」
「成海住職の術者になる」と記されているのを読むミヤビ。
一方、綾野は実家の病院に顔を出してました。
飯田基祐さん演じる、父は往診で帰りが遅く、
「病院が大変そうで」と言う母に「俺が、西島グループに入れば、何とかなるよ!」と言います。
一方、麻衣の家では「綾野さんは納得してるの?カテーテル医を辞めて、実家の綾野病院を継ぐ事」と心配する、中村真知子さん演じる、麻衣の母の暁子に「するしかない!」と答える麻衣。
麻衣の冷たい言い方に「素直にならないと、後悔するわよ!」と母は言いました。
セントラル病院では、成海が右手の痺れを訴えました。
「つい読経をしてしまったという成海」
明日は手術の日でした。
手羽先を、吉瀬美智子さん演じる、津幡看護師長と屋上で食べるミヤビ。
津幡は「成海は、お寺を維持していく事で、不安も抱えているのだ」と言います。
「あなたも不安がって当然、大丈夫。私達は、ちゃんとわかってますから、あなたが私に教えてくれたんですよ」とも言いました。
ミヤビは、山谷花純さん演じる、看護師の森陽南子に、「今夜は自宅に泊まって!」とお願いしました。
朝起きると、ミヤビは記憶を無くしています。
毎朝、記憶を亡くした日々の日記を全て読み返すミヤビですが、森は、ミヤビには記憶障害がある事、今日は手術がある事を伝えて、日記は手術の所だけを読むように!」と言います。
続けて、森は「記憶障害になったミヤビは、辛い思いをしたけど、今は脳外科医として、ちゃんとして働いている、一生懸命、患者さんを助けてるそれだけは覚えておいて!」と言います。
ミヤビは、過去2年間の記憶がありませんが、それ以前に会っていた、森の事は、しっかりと覚えています。
そんな森に言われ、日記を読んで、手術の手順を頭に叩き込むミヤビ。
日記には、三瓶の写真が貼ってあり「三瓶先生を信じて!」と記されていました。
読みながら、今日の手術の事に集中するミヤビ。
一方、星前、風間、中村里帆さん演じる、新井小春も、ミヤビが手術に集中する為に余計な情報を入れないようにしていました。
手術室に行くと、三瓶や星前達が、既に待っていました。
手術開始。
野呂佳代さん演じる、成増が「手術が終わったら成海さんと餃子を食べに行こう!」と言い、ミヤビの緊張をほぐします。
手術を始めたミヤビは、工程通り、手順良く手術を進めます。
手術は無事に成功。
手術が終わると、三瓶は「この手術をサポートしてくれたチームの景色を、その目に焼き付けておいてださい!」と言います。
「自分だけが完璧である必要は無いんです!」と津幡の言葉が浮かんだミヤビは、1人、1人の顔を見ていきます。
津幡、星前、成増、そして、三瓶。
オペに立ち会ったチームメンバーが、それぞれにミヤビを見つめます。
ミヤビが振り返ると、皆は笑顔でした。
ミヤビは思わず涙が溢れました。
そして、夜は「たかみ」で、皆で乾杯をし、日記には、手術室の皆の姿の絵を書きました。
「忘れたくない!」と呟くミヤビ。
その頃、綾野は大迫教授に「ミヤビの記憶が戻る可能性はないのか?」と確認していました。
大迫教授は「無い」と言い・・・。
ミヤビが家で薬を飲むシーンで、今回は終了。
今回の第5話は、ミヤビが手術に向けて、練習する姿がリアルでした。
今回の第5話は、まるで映画を見ているようでした。
沈黙が続いたり、贅沢な尺の取り方で、ミヤビが外科医として手術を成功させた瞬間を、より際立たせていたように感じました。
やはり、大迫教授は、ミヤビに「薬をちゃんと飲んでいるか?」と確認していましたね。
「言われた通りに飲んでいる」と答えるミヤビですが、ラスト・シーンでは、ちょっと薬を疑いだしたようにも見えました。
やはり、予想通り、大迫教授がミヤビに与えた薬が、ミヤビの記憶障害の原因だと思います。
ミヤビは医師ですから、その薬がどんな薬か分かっていると思うのですが、ミヤビの知らない薬を与えているという可能性も浮上しますね。
大迫教授は、やはり怪しい。
綾野の実家が病院だという事が、今回の第5話で判明しました。
父は近所を往診して、地域の住民達に頼りにされている医師のようでした。
おそらく綾野は、そんな父を見て育ち、それが理想とする医療だと思っているのでは?
ただ、実家の経営状態が悪化している事から、西島グループのお嬢様である麻衣と婚約したのでしょう。
実家の病院を継続させたいと考えているようですね。
それでも綾野は、ミヤビに対する思いは消えていないのでは?
ラスト・シーンで大迫教授に「ミヤビの記憶は戻らないのか?」と確認したのは、ミヤビへの気持ちを封印しているからのようにも感じました。
次回の第6話は、ミヤビの記憶障害について、三瓶が、大迫教授に対して、鋭く切り込む展開になるのでしょうか?
次回も楽しみです。