先日、4月15日の22時から、フジテレビ系で放送された、杉崎花さん主演のドラマ「アンメット」の第1話のネタバレ&個人的感想を。



杉崎花さん演じる、脳外科医の川内ミヤビは、1年半前の事故で、記憶障害を負い、過去2年間の記憶を完全に失い、更に新しい記憶も、1日限りで、寝て起きたら、前日の記憶が消えてしまうという記憶障害を抱えています。



目覚めた川内ミヤビは、すぐに日記を読み、前日の記憶の無いミヤビは、日記で、それを確かめるのでした。


ミヤビは、関東医科大学病院脳神経外科の教授である、井浦新さん演じる、大迫紘一の治療を受けながら、以前研修していた、丘陵セントラル病院で看護助手として医療行為無しの条件で、働いているのでした。



そんな中、若葉竜也さん演じる、アメリカ帰りの脳外科医の三瓶友治が、セントラル病院にやって来ました。


のっけから、ミヤビにグミをくれる三瓶。

三瓶が、グミを食べる理由は「租借のように、一定のリズムで、同じ運動を繰り返す事で、幸せホルモンが出て、幸福度が上がるから」だと言います。

三瓶は「臨床や診察や手術などで、時間が足りないから」と病院で寝泊まりすると言います。


千葉雄大さん演じる、同僚の医師、星前の三瓶の印象は「何か変なの来たな」でした。


ミヤビは、元々、丘陵セントラル病院で研修をしていたので、星前達のことを覚えているので、丘陵セントラル病院で働いているのでした。


三瓶は、星前から、その事を聞きました。


ある日、中村映里子さん演じる、脳梗塞の患者・江本レナが、救急車で、運ばれて来ます。


レナは女優の赤嶺レナでした。

風間俊介さん演じる、所属事務所社長で、夫でもある博嗣に手術の承諾を得ます。


時間的にギリギリの手術。


成功率は、僅か30%。

三瓶は、ミヤビに助手を頼みますが、ミヤビと、吉瀬美智子さん演じる、看護師長の津幡から、断られてしまいます。

手術が終わり、目覚めたレナは、失語症になっていました。

脳梗塞の後遺症で、話すのが難しい状態でした。


ミヤビは、2年前より前の事は、よく覚えていました。


医者を目指した事、脳外科医として働いていた事など。

そして、この日の朝も日記を書いてました。

「今日が終わって、明日が来る事は当たり前だと思って生きてきた、昨日の記憶を失うまでは。

私は、まだ医者なのだろうか?」と。

朝目覚める度にミヤビは、いつものように日記を読むみます。


膨大な量を頭に入れる、ミヤビの瞳が真剣です。

ミヤビの日記には「今日できる事を精一杯やる、私には、今日しかないんだから」と記されていました。


ミヤビは、レナのリハビリを始めます。


博嗣は、レナにノートや、スマホを見せて「これは何?」と訊ねます。


レナには、博嗣の話す言葉は、訳の分からない言葉に聞こえていました。



三瓶は、ミヤビに、おしるこを渡します。


ミヤビは、三瓶の写真を撮り、記憶ノートに記しました。

「医療行為は一切しません」と言うミヤビに、三瓶は「冗談言っちゃ困ります」と、サラリと言いました。

三瓶は、安井順平さん演じる、藤堂院長に、ミヤビが医療行為を行う事を認めるように申し出ました。


しかし、看護師長の津幡は反対します。

ふたりの意見を聞く藤堂は、どっちにも頷く。

そこで、藤堂院長は、大迫に相談すると、大迫は大賛成でした。

大迫が言う、ミヤビの病状は「新しい情報を保存する海馬を損傷している、元々持っている情報を受け出す前頭葉は損傷はしていない」

つまり、脳外科医として、復帰する事は可能なのでした。


ミヤビの脳外科医への復帰に、大迫と藤堂が出した条件は「必ず誰かが付き添う事、無理はしない事」でした。



ミヤビは三瓶に礼を言いました。


ミヤビは「忘れないように、日記に記すと言うと」三瓶は「強い感情は忘れません、記憶は失っても、強い感情は残ります」と告げます。

「記憶が無くても、心は動いているのだ」と。

こうして、ミヤビは、脳外科医として、レナを担当する事になりました。

レナには、脳梗塞の再発の恐れがあり、バイパス手術が必要でした。


博嗣は、レナにそのことを告げます。

レナは「女優は、まだやれるの?」と拙い言葉で話しました。



その頃、ミヤビは縫合の練習をしていました。


それを見ていた三瓶は「ベリー・グッドです」とミヤビに言います。



レナは元気を無くしていました。


博嗣は、鯛焼きを買って来ました。


決まっていた、レナのドラマの主役は降板になりました。


「これから、どうしたい?」と、博嗣が訊ねるとレナは「あぁ!」と叫び始め、暴れ出しました。


レナを悲しそうに見つめる博嗣。


博嗣は、レナが初めて、メイン・キャストに抜擢された時の台本を手に、ミヤビに思い出を語りました。


「手術すれば良くなるのに、それを喜べないようにしてしまったのは僕かもしれない、僕が、レナの人生を決めてしまった、だから、どうして良いのか聞いただけなのに、それは、レナにとって、一番残酷な質問だった」と自分を責めます。



三瓶は、ミヤビ、藤堂、星前に、鏡映描写のテストをしてもらい、ミヤビが手術を出来るというい事を証明します。


しかし、ミヤビは「手術は出来ない!」と三瓶に告げます。


三瓶は、ミヤビに「あなた、医者ですよね? それでいいんですか?」と、尋ねます。


ミヤビは怖かったのでした。


「私の今日は、明日に繋がらない」と。


心の中の葛藤を、三瓶に打ち明けます。


「僕は、出来ない事を、やれとは言ってません、足りない事は、周りがフォローすれば良い、当然の事です、あなたは障害のある人は、ただ生きていればいいと思っているんですか?自分の絶望が怖いなら仕方ないですね」と、辛らつな言葉を投げ掛けます。


思わず泣いてしまうミヤビ。



レナは「手術をしない」と言います。


病室で台本を眺めるレナ。


博嗣と話をする、ミヤビと三瓶。


「レナは残りの人生を諦めています」と言う博嗣に、ミヤビは「江本さんも、諦めているんじゃないですか?」と言い、日記を読み上げます。


そこには、レナと博嗣、2人の事が、詳しく記されてありました。


博嗣は、レナとの事を思い出し、涙を流します。


博嗣は前向きになり、レナと話をする事に。


「俺は諦めたくない、こういう俺たちの人生を」と言い・レナの手を握り「私たちはやれる。変身」と言います。


それは、レナのドラマの台詞でした。



こうして、レナは手術をする事になり、ミヤビは手術を見学します。


手術中、三瓶は縫合をミヤビに依頼しますが、ミヤビは戸惑います。


三瓶は「大丈夫。出来ます、昨日を覚えていなくても、あなたが生きてきた日々は、確かにあるんです、自分を信じてください」と告げました。


ミヤビは縫合に成功します。


手術後のレナは元気になり動画を撮ります。


拙い言葉で「私は、言葉を失いました、私は女優でいたい」と伝えます。


そして「私はやれる、変身!」と言いながら、ポーズを決めます。


博嗣が抱き寄せます。


2人を見たミヤビは笑顔になります。


三瓶はミヤビに「患者を助けたいと願えば、それは覚えているんです、繋がりましたね、川内先生の昨日が、今日に」と言いました。


三瓶と、ミヤビは「患者のこれからを診ていくのが医者の仕事だ」と語り合います。



岡山天音さん演じる、綾野と、生田絵梨花さん演じる麻衣は、好きで結婚する訳じゃない2人は、三瓶が戻って来たと話します。



ある日、星前は、ミヤビと三瓶が、仲よく映る写真を見つけます。


星前は、三瓶が、どうしてミヤビの腕を知っていたのか疑問に思い、ミヤビとの関係を三瓶に問います。


レナの手術後のミヤビの日記には「やっぱり私は医者でいたい、患者さん達が、少しでも自分らしく生きられるように、『私には今日しかない』と書かれた文字を消し『わたしの今日は、明日に繋がる』と、新しく記しました。


第1話は、ここまで。


第1話は「失語症」がテーマでした。


失語症の人の目線からも描かれていたのが、心に響きました。


とても分かりやすかったです。


病気の説明や、手術についても、俳優さん達の台詞の中に織り込まれていて、そこも、また、分かりやすく良かったと思いました。


ただ、手術シーンは、かなりリアルな画像もありちょっと苦手でしたが(苦笑)


また、ミヤビが日記を読み、記憶をインプットする場面では、日記が舞い上がる映像になっていてあのシーンも、メリハリがあって、良かったと思います。


第1話での杉咲花さんと、風間俊介さんの演技には、ウルウル来ました。


ミヤビが明るく振る舞いながらも、実は、とても苦しんでいるんだな、と胸が熱くなりました。


そんなミヤビにも、ひと筋の明かりが?


冷たいようでいて、温かい、三瓶先生が素敵でした。



この「アンメット〜ある脳外科医の日記〜」は、元・脳外科医の子鹿ゆずるさんの原作で、漫画

「モーニング」誌上で、大槻閑人さんによる作画で、現在連載中のようです。


僕は、ほとんど漫画を読まないので、知らなかったですが、良作だと思います。


主演の杉崎花さんのドラマは、以前、TBS系で放送された「夜行観覧車」や、NHKの朝ドラ「おちょやん」は、毎回観てました。


個人的に好きな女優さんの1人でもありますので

次回の第2話も楽しみです。