4月9日の22時から、NHKの「ドラマ10」枠にて放送されました、小芝風化さん・安田顕さん主演のドラマ「天使の耳」の第2話のネタバレ&個人的感想を。



小芝風花さん演じる、陣内瞬は、安田顕さん演じる、上司の金沢と、檀れいさん演じる、交通課の斎藤課長と共に、飯沼愛さん演じる、御厨奈穂の証言を立証する為、警察署内でテストを行いました。


テストの結果、彼女の特殊能力が認められ、草川拓弥さん演じる、友野和雄は赤信号で横断した事を認めました。


数日後、陣内が事故現場に行くと、足立梨花さん演じる、友野の同乗者だった、畑山瑠美子が花束を持ってやって来ました。


陣内は「御厨健三さんの為に?」と、瑠美子に聞くと、瑠美子は「友野を庇うような証言をした、自分も共犯だ」と反省して言いました。


そして「奈穂の記憶力に驚いた」と言い「自分もぶつかった後、街頭のデジタル時計を見た」と言い、0時0分から、直ぐに、0時1分に変わった」と言います。


その証言に愕然とする瞬。


署に戻り、金沢に相談します。


瑠美子は、あのデジタル時計が、実際は、47秒遅れていたという事実を知りません。


畑山の証言が正しければ、全てが変わって来るのです。


実際の事故の瞬間は『00:01:30』でした。


奈緒の証言と、40秒の差が出ます。


事故がその時間なら、双方の信号は、赤だった4秒間の間になり、健三も、赤信号で横断していた事になります。

金沢は「奈穂は事故直後、公衆電話で時報を確認していたのではないか?と、瞬に言います。


盲人向けの鋪道の「通りゃんせ」のメロディーを聴きながら、信号が変わる時間を、スマホのストップウォッチで測り、世話になった兄に有利な証言をしたのでした。


金沢は「このまま、黙っていても良いのではないか」と言います。


良心の呵責に苛まれる瞬。


数日後、陣内は金沢と共に新たな事故現場へ。


泉里香さん演じる、煽り運転の被害に遭い、怪我をした福原映子は記憶障害を起こしていました。


中村ゆりかさん演じる、映子の妹・真智子は看護師でした。


瞬と金沢は、後日、二人のマンションを訪ねました。


2人の住まいが、高級マンションだった事に驚く瞬と金沢。


映子は、エリート社長と婚約中で、その婚約者の持ち物だと言いました。


その部屋で、真智子は、姉が命を狙われていると訴えます。


「3日前に発見された、遺体遺棄の現場に居合わせた姉は遺体遺棄の犯人を見たのだ」と。


それから、車にイタズラされたり、レンガを投げつけられたりしていると言います。


「殺害現場を見たという事ですか?」と、瞬は、映子に聞きます。


映子は「あの時は、マネキンを不法投棄しているのかと思ったんですけど、あのニュースを見て」と言い「容疑者は、白いリストバンドをしていて

川に人が投げ込まれるのを目撃し、顔を見られたから命を狙われている」と妹の真智子は強調します。


金沢も、前川泰之さん演じる、捜査担当刑事の長谷部に「裏取りはしていないが、現場を見たかも知れない」と報告しました。


しかし、直ぐに、金沢と瞬が真智子に呼び出されました。


「刑事に、姉が命を狙われている」と訴えたが

信じて貰えないと言う真智子。


そして、昨日は、映子が階段から突き落とされたと訴えます。


自分の部屋から出てきた映子は「軽い怪我で済んだ」と言います。


「姉は犯人を見たんです」と真智子。


「グリーンのスニーカーを履いた男性だった」と証言した映子。


その男が、煽り運転の犯人だと証言します。


第2話は、ここまで。


原作にほぼ忠実にドラマ化されていた事に驚きました。


御厨奈穂のテストで「大谷翔平」が登場したのには時代を感じました。


原作は、1990年代の後半の出版なので、若干、現代にアレンジされています。



双方が赤信号での横断での、衝突事故だったという真実が判明して思ったのは「盲目の目撃者は嘘をつかない」と言う思い込みの怖さと、飯沼愛さん演じる、菜穂の見かけによらない、怖いくらいの強かさ。


この物語の間に挟まれた、捨てられた空き缶が、女性の目に当たる事件は、原作では、不倫関係の男女が乗った、高速道路上での事故なのですが、若いカップルに変更されてました。


この事件も、今後取り上げられるんでしょうか?


そして、「天使の耳」事件の次に起きた、煽り運転での交通事故は、原作では、高速道路の抜け道の狭いバイパスで起きているのですが、ドラマでは、カーブが続く、山道での事故に変更されていて、殺人事件も、幼女殺害事件が、成人男性の殺害事件に変更されてましたが、この後、どんな展開になるのか楽しみです。


次回の放送も楽しみです。


原作は、全6編の短編集なんで、読みやすいと思います。


お薦めです。


原作の読書レビューは、全話放送終了後に予定しております。


お楽しみに。